第13話 祈り
トウヤは、夢の中にいた。
「トウヤ、起きろよ、俺を生き返らせてくれ」
ハルにそう言われたトウヤは、跳ね起きて言った。
「当たり前だろ!!ハル!!!」
トウヤは、自分がベッドの上にいることに気がついた。すると、部屋の扉が開きそして、
「目覚めたか?」
扉から入ってきた男はそんなことを言った。トウヤよりも背が高かった。そして、トウヤは
「お前は、誰だ?」
「俺は、ここら辺でモンスター狩りのギルドのリーダーをしている、ライって言うんだ」
ライは、持ってきたパンと飲み物のコップを机に置くとトウヤが、ライに聞いた、
「なんでライは、俺を助けたんだ?」
「それはね、ふたりが俺たちのギルドメンバーを助けてくれたからだよ」
その後、ライはモンスターの狩場に行く道中に倒れている俺を見つけたらしいそして、ギルドの家に泊めてくれたらしい。ライは、
「ここから西に行くと祈りの村がある」
「なんで、その村があることを俺に?」
「相棒を生き返らすんだろ」
ライは、祈りの村の教会にいるシスターが生き返らせてくれるらしいが条件が難しいため生き返らせることができた人は少ないらしい。しかし、トウヤは、
「行くに決まってる、ハルを生き返らすためだ」
「でもトウヤ、今日は休んだほうがいいその体で戦うのはやめとけ」
トウヤは、それを聞いてもう一度眠りについた。
――――――次の日――――――
「じゃあ、ライ行ってくる!」
「ハルを生き返らせてこい!」
トウヤは、ライに別れを告げると祈りの村へと向かった。歩き始めて1時間ぐらいがたった。トウヤは、モンスターと戦闘していた。相手のモンスターは、でかいカマキリのようなモンスターだ。トウヤは、
「そこをどけーー!!!」
カマキリのようなモンスターは、威嚇するがそんなことは知らずに剣魔法【ブラスト・トリガー】を放ち倒した。太陽が少し傾いた頃にトウヤは、
「ついたー!祈りの村」
祈りの村についたトウヤは、すぐに教会を探し始めた。数分後、トウヤは教会を見つけた。扉を開けて中に入るとシスターが、
「あら、なにか用かしら?」
「人を生き返らせて欲しいんだ」
トウヤは、シスターがたっている教壇の近くに行くとシスターが、
「それでは、生き返らせたい人と繋がりが強いものを貸してください」
そう言われたトウヤは、ハルが持っていた杖と剣をシスターに預けた。トウヤは、
「これだけか?」
シスターは、手を伸ばすとそこに光の鎗が現れ、そして
「私と戦って、勝って貰います」
「なるほど、そういう事か」
トウヤは、腰の鞘から剣を抜き構えた。そして、先にトウヤは剣魔法【フレイム・ストライク】を放った。シスターは、それを鎗で受けると鎗魔法【シャイン・スター】を撃った。トウヤは、2連撃を直に受けるも受け身をとってなんとか着地した。そこにシスターは、鎗魔法を放ってきた。教会の外で2人の村人が話していた。1人が、
「また、シスターに生き返らせてもらおうとする人がいるな」
「シスターに勝てるわけがないのに」
「そうだよな、シスターは鎗魔法のめっちゃ強いやつ使えるからな」
トウヤは、唖然としていた。シスターの放つ鎗魔法に絶望していた。
鎗魔法【ジャスティス・ジャッジ】
トウヤは、避けることもできず倒された。その後トウヤは、祈りの村の宿に泊まった。部屋でトウヤは悔しさで泣いた。月の輝きがトウヤを静かに照らしていた。




