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Magic×Sword  作者: ハルっち
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第1話  旅立ち

この世界は、モンスターや様々な種族が存在する世界。

「また俺の勝ちだな」

この言葉を発したのは、中学生ぐらいの「トウヤ」だった。

「くっそー、また負けた」

これは、トウヤの友達のハルは練習用の木剣を鞘にしまいながら言った。

ハルは続けて、

「お前は、剣魔法ソードスペル使えんのか?」

トウヤは、木剣を鞘にしまいながら、

「あー、単発突き技の【フレイム・ストライク】

ぐらいかな?」

この世界では、魔法の種類があり、武器魔法アームスペル(剣魔法ソードスペル斧魔法アックススペルなど)や攻撃魔法アタックスペル守備魔法ディフェンススペル援助魔法サポートスペルである。

「いいよなー、お前は剣魔法ソードスペル使えて」とハルは羨ましそうにトウヤに言った。

「ハルだって使えるよ」

「でも、どうやったら使えるんだよ」

「俺だって、すごく練習してやっと【フレイム・ストライク】使えるようになったんだから」

「トウヤ、そうだよな」

ハルは続けて、

「確かに武器魔法アームスペルは武器に魔法を宿せるんだけど動きは自分が動かないと技にはならないんだよな」

トウヤはそれに、

「そうだよ、単発突き技でも覚えるのに1ヶ月はかかった」

「トウヤ、それはマジか」

「それでさ、ハル」

「どうした?」

「俺、旅に出るよ」

「おい、トウヤ正気か?」

「あぁ、正気だけど?」

「だって、モンスターは闇のエネルギーだろ、人間は光のエネルギーだから正反対だろ」

ハルが言った通りこの世界はエネルギーの種類があり、人間などは光のエネルギーを持っていて、モンスターなどは闇のエネルギーを持っている。そして、この世界では同じエネルギーを持つもの同士では殺すことは出来ないが違うエネルギーを持つものは殺すことができる。しかし、たまに普段光のエネルギーを持つ種族でもたまに闇のエネルギーを持つ物が生まれるらしい。

「だから、トウヤ最悪死んじまうぞ」

「大丈夫だ、父さんに追いつきたいしな」

「まぁ、それなら好きにすれば」

「ハル、一緒に旅に出ようぜ」

「なんでだよ」

「旅に出るのは嫌か?」

「嫌じゃないけどさ、けど俺たちまだ未熟じゃん」

「それなら、勝負するか?」

「勝負??何でするんだよ」

「ハル、もちろん剣でだろ」

「いいよ乗った」

2人は自分が使っている木剣をさやから抜いて構えた。夕方の風が草を揺らしている。そして、2人は同時に剣を抜き、

互いの剣がぶつかった!!!

ハルは、後ろに下がりそこにトウヤが詰める。

「ハル、お前普段より強くね?」

「トウヤ、お前こそ」

2人ほぼ互角の戦いを30分ほど続けていた。

「ハル、俺はこれで決める」

「トウヤ、来いよ!!」

トウヤは、持っている木剣を後ろに構え

ハルは、木剣を体の正面に持ってきている。

トウヤは、剣魔法ソードスペルの単発突き技

【フレイム・ストライク】

ハルは、守備魔法ディフェンススペル

【アリーナ・ブロック】

2人の木剣がぶつかりそして、

「あっ」

なんと、2人の木剣が折れてしまった。

その音を聞いた、2人に木剣を貸している武具屋の店主が鬼のような形相で、

「お前ら、何剣折ってんねん」

2人は、全力で「すみません!!!」と謝った。

その後、2人は説教されそして家に帰った。

----トウヤの家----

「ただいま-」

そして、トウヤのお母さんが出てきて「おかえり」と言って続けて、

「あら、あんた元気ないわね」

と、トウヤに問いかけた。

トウヤは、

「あー、木剣を折ったんだよね」

「あんた、それはドンマイね」

「それより、ご飯食べたい」

「そうだね、ご飯にしましょう」

トウヤのお母さんは、シチューを持ってきながら、「そういえば、あんた旅に出る話どうなったのよ」

と、トウヤに問いかけた。トウヤはそれに、

「あー、明日の朝旅に出るよ」

「あら、そうなのね」

「うん、だから回復のポーションとかは買ってきたからあるけど」

「あんた、これでしょ」

トウヤのお母さんは、近くの戸棚に入っていた剣を持ってきて、

「この剣は、あなたのお父さんのものよ」

「へー、お父さんの剣か」

「剣は、使わないと意味ないからね」

「ありがとう」

「別にいいってこと」

トウヤのお母さんは、お皿を片付けながら

「あんた、もう寝なさい」

「おやすみ」

「はい、おやすみ」

そして、トウヤが寝たのを確認してから

「あなた、あの剣をトウヤに預けても大丈夫よね」

翌朝、

「いやー、ついに旅に出るのか」

トウヤは、村の出口に立っていると

「トウヤ、待てよ」

「誰かと思えばハルじゃん」

「そうだよ、ハルだよ」

後ろには、親友のハルがいた。ハルは続けて、

「俺も、旅に出る」

「マジで、お前もか」

「あと、剣士は諦めた。魔術師として生きるわ」

「そうなのか?」

「あぁ、自分が決めたことだ後悔はないよ」

「そうか、それなら良かった」

2人は、横に並んでトウヤは、腰に剣を

ハルは、背中に杖を装備して

「よし、行くか」

「あぁ、そうだな」

2人は、冒険の1ページを捲った。

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