第9話「特訓開始!」
※「発言など」※【心の声】※
【落ち着いて考えると、裏切り者と言っても「敵からのスパイ」と「漁夫の利を狙う第3者」の可能性があるし、男子っぽい口調の方が裏切り者なのかもしれないし、それに、バカそうな脳筋が1番信用できる事もあるし、こういう時はどうしようか・・・。】
??:「藤嶋さん、起きてるの?そろそろ特訓よ。」
【ノックされたし、この話は後回しにするか。】
悠樹:「特訓か、面白そうだけど辛くないといいけどなぁ。」
村里:「私とあなたは、村長が特訓するらしいからここで待てば良いらしいよ。」
悠樹:「他のみんなは基本属性が適正だから、そのまま昨日の人達が担当なのか。」
村里:「私は闇属性で、あなたは全属性だものね。」
悠樹:「特殊属性は勇者しか使えないから、実演は基本属性で代用するのかな?」
村長:「そうだ。魔法は術によって効果が決まる。属性はその素材というわけだ。」
悠樹:「火•水•風•光と氷•岩•闇では物が結構違う気がするけど、全部代用できるのですか?」
村長:「確かに、術によっては使える属性が限られることがあるが、特殊属性で使える術は基本属性の中で使える属性がある。」
悠樹:「なら、なぜ僕達は別で特訓を?」
村長:「英雄より伝えられた勇者にまつわる物の中で、『この地での名前を使う者はそうでない者と別で特訓せよ。』と伝えられている。」
村里:「とすると、私達以外は前世の名前だったのね。」
悠樹:「前世か、」
【そういえば、失敗続きの人生に絶望して転生を願いつつ、トラックの前に飛び出たんだったな。前世を捨て、藤嶋悠樹として生きるようになってから5年か、本当に転生して良かった。】
村里:「前世の事はこの世界において、あまり意味がないからね。私は科学世界の知識を持っているだけのただの『村里吟子』というわけ。」
【前世に未練のない感じかな。僕はマイナスの理由だけど、村里さんはプラスの理由なのかな。】
村長:「ゆえに、丁寧な特訓をする。」
悠樹:「丁寧とは、具体的に?」
村長:「英雄の子孫とも言われている『錬金族』、現当主の森国さんに分かりやすく魔法を教えてもらう。」




