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魔法世界の皇后になりました。

作者: 龗香

せっかちさんの為に書きました。

 魔法世界の宇宙船がアメリカにやってきて遅ればせながら日本にも使徒(タコでも虫でもなくちゃんと人型)が送られてきたけれど覚醒の儀式で魔法が使えるようになるのはどうやら私以外だったので国に保護という名目のモルモットにされそうになって逃亡したら使徒(金髪翠眼色白騎士隊服が素敵)が現れて貴方こそ魔法世界の救世主様だと跪かれ使徒の婚約者となって魔法世界に来てくれと誘われたからこれ幸いと承諾し使徒が召喚した宇宙船に乗って光のワープでやってきた魔法世界の惑星の四大大陸(水、緑、砂漠、金剛)のうちのひとつ帝国アクワは水が豊かで慈愛と救済の国と呼ばれているらしく皇帝ゼフィリュスもまた民は宝だという気のいいおっちゃんで私の婚約者となった使徒リュスクールの父でもあったのでおいおいもしかしてゆくゆくは私って皇太子妃かよと思ったのも束の間で実は魔法世界の魔力が星単位で年々減りつつありその魔力を復活させるには聖地ガンダダにある聖樹コディアエウムに祈りを捧げなければならないらしいが聖樹を守る聖地ガンダダは強力な魔力溜まりであり魔力干渉を受けるこの世界の住人は近付くだけで魔物化してしまうので異世界から救世主を招くしかないということで四大大陸からそれぞれ使徒を派遣し永く救世主を探していたところに現れた私が権力闘争なのか暗殺毒殺未遂に襲われたけど思い出してくれ私には魔力干渉が全く無いので魔法世界の魔術や魔力を含んだ毒物なんかも無効だし魔力を含んだ剣すら体に刺したとたんスライムが何でも溶かしちゃうみたいに体内に取り込んで消化?しちゃった(とはいえびっくりはしたけどね!)もんだから噂が噂をよんで世界最強の魔女だの魔王だのはたまた冥界の王降臨だの騒がれてますがとにもかくにも聖樹に祈りをってんで四大大陸から集められた勇者パーティ(水の魔剣士リュスクール、緑の魔術師ミュリエル、灼熱の弓導士アリフクルプ、金剛の錬金術師ロックグル)と一緒に聖地ガンダダを目指したはいいが道中アリが魔物の毒に倒れて助けるためには魔物溢れるダンジョンで手に入るエリクサーが必要だと知ってダンジョンに潜ったらロックの生き別れの兄弟がダンジョンの迷宮で見つかって何だ生きてて良かったねって喜んでたんだけど兄弟の話によればエリクサーなら持ってるって何か彷徨ってるうちに宝箱から何個か手に入ったってニッカリ白い歯見せて笑ってるからひとつ頂戴してアリに飲ませたら呪われたアイテムだったみたいで今度は呪いを解く為には天空城に聳える神殿で神官様から祝福を授からないとってことで月に一度天空城から降りてくる架け橋を渡って絶景を眺めてるリースとミリルが何かいい感じじゃんまさかねって思ってたのがいざ聖地ガンダダに着いて祈りを捧げて魔法世界に魔力が充満したので国に帰って婚約者リースといよいよ結婚かよくぅーって思った矢先ミリルの肩抱き寄せたリースが真実の愛に出会ってしまったから婚約破棄してくれいやするから君はもういらないって言われてパーティからも国からも追い出されましたがアリとロックがそれはあんまりだろって怒ってくれて皇帝ゼフィリュスに直訴したら何の話かどういうことだ慈愛もクソもないリースとミリルの行動に呆れ果てた皇帝ゼフィリュスがリースを廃太子とし国外追放ミリルを誘惑の魔女として強制送還&入国禁止にしたらリースがてへぺろで婚約破棄撤回言ってきたけど断固お断りしますって頭下げたらアンタ誰ってくらい醜い憤怒の形相で掴みかかってきたリースの腕を捻り上げたのは皇帝ゼフィリュスだったので青ざめるリースがジャンピング土下座かましたんだけど時すでに遅し救世主暗殺毒殺の真犯人はリースだったって冤罪着せて永久投獄したからもう安心して皇帝ゼフィリュスの妃になってくれってそういえばリースの母親は若くして亡くなっていたんだっけなら別にいいのかそうかゼフィって呼んでくれって優しく微笑まれたらキュゥぅぅぅぅって乙女心鷲掴みだっつうのマジ幸せな結婚で可愛い双子の赤ちゃん授かるしアリとロックは友好親善大使ってことで帝国アクワに住み着いて毎日楽しいけどいいのかなだって魔法も使えない魔力もないから日本では無能扱いされたけど今は私、んぎゃあああんぎゃあああって赤ちゃん泣き出したからもう行くねつまりね私ね何が言いたかったかっていうとね、何も持ってなくても私幸せになれましたって話、一言でいうと「魔法世界の皇后になりました。」

ゼフィ「うんち拭き取るのに◯袋伸ばして裏っ側も綺麗にしようね。浄化もかけとこうね。はいいい子いい子。」


オムツ交換手伝ってくれるのはいいけどゼフィって意外と潔癖?溺愛パパ?

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― 新着の感想 ―
[一言] もの凄い早口で語られる怒涛のお話でした。 せっかちなので楽しく読ませていただきました。 ご馳走様でした。
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