前幕までのあらすじ
死神の仕事は、本来ターゲットを迎えに行くことだ。
しかし、広い天界には、子供を助けようとする死神もいた。
「私はアルフレッド・フィアラ。…皆からはアルフと呼ばれている。」
緑に近い青髪とオレンジ色の瞳を持つ、クールな死神である。
死神の仕事と、子供を救う事を両立し、元気少女のイリアやすぐ熱くなるリアゼ…クール少女のエマや渋い男シークとの絆を深めていた彼だったが…。
『時は…早く過ぎ去り…』
突然始まった天界戦争。
自分がコインであることを知った彼は、自ら生贄の祭壇に身を捧げようとする。
絶対絶命のピンチを救ったのは…かつての彼女だった、女神メルディアン・イーグル。
「メルディ………。」
彼女の消滅を哀しんだ彼は、自分の大鎌で自らを消そうとする…。
「止めるに決まってるだろうが…こんな馬鹿な真似はな!!」
だが、絆を深めた仲間達に助けられ、アルフはもう一度死神として“生きて”みようと考えるのだった。
それから、数ヶ月が経ったある日。
“猶予なし”の刻印を受けていたにも関わらず、アルフはターゲットの少年を助けてしまう。
「私が助けられる命は、あんたで最後だな…。」
永遠に無の世界をさまよう刑“死”を覚悟し、彼は歌いながら人々の記憶から消えていったのだった。
そして、物語は第二幕へ………。