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老人介護外伝の家族の話  作者: しゃあっ
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虐待とギャンブル中毒の話。

俺の毎晩の夕食は二十年近く父親の夕食の残飯が俺の夕食だった。両親はギャンブル中毒で死ぬまで治らなかった。ミニ海原雄山のようなワガママな父親を二十年も介護するはめになった。

俺の夕食は、父親の夕食の残飯だった。うちの家族は、東京のセレブが住んでいると言われている区の商店街の中でお店をやっていた。店のすぐ近くには美味しい料理の店がたくさんあって.外食が多かった。母親は早起きが苦手で運動会の時など、弁当が必要な時弁当を作ってと言うと物凄く嫌な顔をするのでコンビニで買うよと言わざるを得なかった。弁当が必要な時コンビニ弁当を持ってくる生徒は全体の中で1割もいなかったから隠すように、食べることになる。先生もこの生徒の家族には問題があるのではと思うし周りの生徒の目もキツい。うちの母親は融通が聞かない。弁当を作る時は早起きをして米を炊いて、豚カツと唐揚げを揚げて手間をかけて創るので、嫌になるのだ。もう少し手を抜いて、弁当を作ってくれればいいんだけど。母親はつまみを作って酒を飲むと家事もやらないので食事など皿は朝まで洗わずそのまま残してある。面倒なので齒も磨かない時もある。一番我慢ができない事は、俺に二十年近くずっと父親の残飯が俺の夕食だった事だろう。母親が言うには、父親は母親がたくさん作った料理を半分ぐらい食べ残すが棄てるのは、もったいないからと言う。毎晩、夕食は父親の残飯が出てくる。ただでさえ父親と母親のギャンブル中毒で頭が痛いのに。両親が言うには、ギャンブルは仕事だから、俺が朝早く起きて競馬新聞を買ってきたり協力するのは当然のことらしい。競馬に負けるといつも母親の愚痴がずっと、父親の残飯の夕食を食べている間ずっと愚痴が続く。母親は昼御飯は一時間前に準備万端でないとダメ病でもある。だからそうめんもそばもうどんもスパゲッティも全部1時間前に茹でてあるので、のびのびぐにゃぐにゃカチカチである。ワガママで、ミニ海原雄山のような父親によくあんな物を出しているものである。父親も吐き捨てるように凄くキツい言葉を言うクセに、言わない時もある。結局母親のこれらの残飯やぐにゃぐにゃカチカチのびのびマズメシは死ぬまで治らなかった。ギャンブル中毒も死ぬまで治らなかった。ギャンブル中毒は麻薬中毒なみに自分の意思では止められない。寝たきり寸前でも競馬場に行きたがったぐらいだ。余談だが40年前セレブが住んでいるはずのうちの店のトイレはくみ取り式のボットン便所だった。和式で小学生なら落ちそうな、大きな穴が空いていて、トイレットペーパーではなくゴワゴワな、チリ紙が置いてあった。何だよこれ、高級住宅街じゃあねぇのかよ❗とツッコミを叫びたくなったぜ。








これは残念なことにリアルな真実です。携帯電話を買ったのも、つい最近です。ずっと父親の介護をしながら、6万円の年金だよりの貧しい生活でした。その他にも、ちょっとキツい話がありますが嘘は書かないので、ネタがなくなったら終わります。

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