3
「わたしを殺しても、わたしは転生できるようにまじないをかけたもの。死んだ瞬間にわたしは魔王になるわ。それを止めれるのは魔法少女の清らかな心だけだけど、あいにく魔法少女は今は私だけだもの」
「そんな、ピュア。いつの間にそんなことを!」
ラブリーが悲鳴に似た声を上げた。
「君の夢は世界平和だったはずだ! 何を土地狂ったことを言ってるんだ!」
「だからーわたしが魔王になって世界を政府いくすれば、平和でしょ? 今の魔王は屁っぽこだから、すみっこでぬくぬくやってるけれど、わたしは違うの。大きな世界をまとめるのよ」
きゃはは、とピュアは笑う。それはまるで狂気を含んだように。
「さあ。わたしを殺しなさい!
殺してしまいなさいよ!」
「…………」
ナチュラルは無言でピュアを見つめていた。そして、大きな手でわっかを拾い、あたしの手に乗せた。
「ダーク様、それをはめてみて~」
「え? こう?」
よくわからないまま、あたしはナチュラルに従いキュートにわっかをはめてもらう。するとあたしの周りを鈍い光がつつんだ。手には、かわいらしいステッキが握られている。体も自由に動くし……服はピンクをふんだんに使った動きやすい服だ。これじゃまるで……。
「あたしが魔法少女みたいじゃない」
「そうだよ? そのわっかにはボクの力が宿っているから、純粋な心の持ち主は魔法少女になれるんだ~」
「貴方、何者なの?」
「詳しいことは終わってからね~?」
あたしは納得いかないまま、ステッキを持った。そして、魔法をかける。ただ思いっきりステッキを振っただけなのに、ハートのオーラが乱舞した。きらきら輝いたそれはピュアの体を包むと同時にピュアが苦しみだした。




