ぐるりぐるり
ぜんまい仕掛けのトリが朝を呼ぶ
起きろよ起きろ朝が来た
電子仕掛けのトリが朝を知らせる
長い長い1日の始まる時
幾度と回る長い針
機械仕掛けの世界はせわしなく
ゆっくり回る空模様
狂った歯車は自由を刻む
枕元にトリを置き
短い今日という日を終える
電気喰いのトリが迎えた朝は
長く長く果てしなく長い
グルグルっと1周。終わったと思った瞬間にまた始まる。
1時間はそれ。1日もそんな感じ。1年もそんな感じ。
似たような日が延々と続いて、そういえば、と気づくのはずっと先なんだろうなぁ。