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白い世界にいる
プロローグ
あれ?
私は辺りを見回した。
白い……、
白くて……何も無い……。
ここは、何処なのか……。
私は何だろう。
私は、考える。
よーく。よーーく。
暫く、考えるが、
なあんにも、分かんないの。
困ったなあ……。
ここに、いても……いいのかな?
私は、不安になる。
でも、
私、人間……?
うん。
人間の様だ。
足がある、手も……ある。
えーっと、鏡は……ないかな?
あ、あった、あった。
……あれ?
この鏡、何処かで……。
……。
ううん、さあ、そんなこと言ってないで。
私を映そう。
……。
女の子……か。
長いスカート。帽子に……サンダル。
ははーん、
今は、夏ね。
じゃあ、あせもは?蚊は?蚊取り線香の匂いは?
……
なーい。
もう、ここ、何ていう場所なんだろう。
……!
そうだ、
人は?
私は、大声を上げた。
おーーい!誰か、いませんかーー!
……。
暫く耳を澄ますが……。
いっないなあー。
おかしいなあー。こんなに広い場所なのに。
そういう風に、私は、この世界と出会った。
信じられない、長い時間、滞在するのも知らず。




