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霊剣歴程  作者: kadochika
第09話:華冑、輝く
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6.道標は妖しく名乗る

 脆い物質が無数に割れて飛び散るような音の反響が耳に残っていたが、意識の断絶は無かったように思う。焦点のぼやけかかった心を収束させると、そこは先ほどまでの談話室だった。内装調度に変化はないように思えるが、されど。


「(……何人残った……?)」


 霊剣に宿る剣士たちの記憶が、グリュクに冷静な判断を強いる。場に臨んでいた者たちの殆どが、姿を消しているのだ。会談の列席者で席に残っているのは、フレデリカ教師と第三王子(タルタス)だけ。双方の書記や、タルタスの側近であった狐耳の女、そして辺境伯とパピヨン王女は、大気にでも化けたかのように席上から失せていた。タルタス側の護衛隊も同様だ。死んだのだとすれば、死体を残さず。


「グリュク!」


 傍らの声の方を見ると、魔女の知覚で存在は把握できてはいたが、グリゼルダが健在であることが分かる。同時に、パピヨン側のグリュクたち以外の護衛団も消えている。


「あたしたちとフレデリカさんと……王子以外(・・)が消えた……!」

「…………!」


 一拍遅れて、グリュク自身の認識も同じ結論に達した。四人以外が、会談室から消失したのだ。


「これこそ我が秘奥(ひおう)()よ」


 その内心を見透かしたかのように、席に着いていたタルタスが立ち上がってそう呟いた。

 ほぼ同時に席を立ったフレデリカが、グリュクたちの傍まで跳躍してくる。


「空間を作りだし……そこに任意の対象だけを内包することが出来る。名を知り畏れよ、これが精霊万華鏡(せいれいまんげきょう)だ」


 笑っている。いや、それは笑顔と呼べるのか? 僅かにつり上がった口元と愉悦に細めた視線とが、結果的にそう見えるだけではないのか?

 恐らくは、物理法則そのものに対して大規模に干渉する、特異な大妖術の類なのだろう。どうやってか、そうと決めた相手だけを元の場所から()し取って移動させる芸当までが可能らしい。

 空間を作り出す術については霊剣の記憶があったが、こうしてその作用を目の当たりにすることで、グリュクは勝手に推論が働き出すのを止めることが出来なかった。

 フレデリカ教師が、呻く。


「私たちだけを人工空間に拉致したのは……霊剣目当てね?」

「そして明らかに、客人を含むとはいえグラバジャ最強の三人に数えて差し支えなかろう」

「悪い気はしないけど、私に関して言えばそれは過大評価ね。それなら伯を呼ぶべきじゃなくて」


 彼女の言う通り、社会的に高位の者ほど強力な戦闘力を持つ傾向にある妖魔領域ならば、グラバジャ三強には恐らくグラバジャ伯こそが数えられる可能性が高いはずだが、実際にタルタスによって霊剣の主二人以外に選ばれたのはパピヨンの教師、フレデリカ。確かに、彼女も卓越した術者ではあろうが、総合的な戦闘力で霊剣の加護を得た二人に優越するとは考えにくいというのが、グリュクの正直な感想だった。


「彼は現代で時計塔の全てを知るただ一人の男だ、時計塔を完全に調整してくれるまで何かあっては困る」

霊峰結晶ドリハルト・ヴィジウムで出来た人格剣……つまり霊剣を妖族たちが集めるように仕向けているのもあんたって訳ね……!」

「それはどうかな。霊峰結晶ドリハルト・ヴィジウム永久魔法物質(ヴィジウム)の中でも最も貴重なものだ。その霊剣と同じ重さの未加工の塊だけで小国が買えるほどの価値があれば、剣状に加工処理されて高度な超魔具となった霊剣を求めるのが私だけだということもあるまい」


 グリゼルダの糾問(きゅうもん)に答えたようではあるが、その語り方は、多くの聴衆に向けて語りかけているかの如く。グリュクはそういった相手の言い分はひとまず置いて、自分の要求を述べた。


「術を解除して、俺たちを元の場所に戻してくれませんか」

「言っただろう、急いでいると。君たちの持つ霊剣を見て、我慢しては()れなくなったのだ。君たちこそ、その霊剣を渡してくれるならばすぐにでもこの空間から送り返そう」

「何故、そこまで霊剣が欲しいんです」

「それは()だが……君たちの気が変わるならその限りではない」


 続けた問いに答えるその台詞で、グリュクはこれ以上の問答の無意味を悟る。第三王子という立場のある妖族がこのような挙に及んだからには、彼らを生かしたまま逃がすつもりもないのだろう。妖王子の術制御が中断すれば、或いはこの現実そっくりの異空間から脱出することも出来るかも知れない。


「そんな一方的な要求は……」

「お断りよッ!!」


 グリュクとグリゼルダ、どちらが先んじるでもなく己の相棒を鞘から抜き、構える。


(タルタス・ヴェゲナ・ルフレート! 吾人も、意志の名の下に御辺を拒絶する!)

(同じく、裁きの名の下に……霊剣の主は霊剣自身が決める!)

「だろうな。ならば、実行で以て君たちを従わせよう……!」

「フレデリカさんッ、離れて!」


 第三王子は、妖術を構築しなかった。代わりに懐から取り出した短い小さな筒のような物体を幾つも同時にばらりと撒く。その所作は、ある種の高貴ささえあった。


(主よ、警戒せよ!)

魔導従兵(まどうじゅうへい)が生成されるぞッ!)


 剣たちの叫びと同時、人工の空間――確か、“精霊万華鏡”――内に生成された室内の壁や床に突き刺さった小さな短筒(たんとう)に、周囲の建材が液化したようにまとわりつき始めた。数秒で変化は終わり、グリュクたちの足下の床が抉り取られたように消失、変わってヒト大・ヒト状の形態を取った。消耗型の魔具によって生成された自律する簡易兵士、魔導従兵の構成材料になったのだ。

 床が失われて一気に上下の幅を増した空間を大気が一瞬だけ荒れ狂い、


(くつがえ)し給えッ!」

「天地は真逆(しんぎゃく)にッ!」


 二人の霊剣使いはすぐさま己の体重の落下方向を上方へと捻じ曲げ、フレデリカの両側からその手を掴み、そして下の階へと落下してゆく石造りの魔導従兵を余所に天井へと着地した。そこに埋め込まれて輝く灯石(ともし)に照らされた足下に、霊剣を突き刺して術を解除、三人して天井から宙づりになりながら次の術を解放する。


轟火(ごうか)は軍勢を塵にッ」

「砕け散れッ!!」


 だが、


「消失する敵威(てきい)よ!!」


 殺到して魔導従兵たちを破壊するはずの二つの爆裂魔弾は石材製の兵士に守られたタルタスの破術によって威力を失い、ざらざらとした粒子状の魔法物質となって下の階に飛び散るに留まった。しかしそこに更に響く呪文は、


「下方への爆圧ッ!!」


 宣言通りに妖術が発動し、妖族の女教師が多数の魔導従兵を破片と化してその爆心跡に降り立って第三王子を睨んだ。


「パピヨンの邪魔はさせないッ!」

「それは実力で表現しろ!」

「言われなくてもッ――」


 フレデリカが踏み出すと同時、グリュクとグリゼルダも天井から着地してその左右についた。タルタスの手先が彼らを指し示すように動き、それが合図か生き残った魔導従兵たちが一斉に襲いかかる。

 複合加速は多数の敵を相手にする場合、時間切れに陥る恐れがあった。二人の霊剣の主はそれぞれに相棒を構えて身体だけを強化し、フレデリカも呪文を唱えて拳の延長上に長い爪状の魔法物質の刃を幾つも形成して迎撃する。

 グリュクが蹴り飛ばした一体の魔導従兵が後続の数体をまとめて砕き散らし、レグフレッジの刃が切断した柔軟性のある石材が片端からただの石くれに戻ってそこかしこへと転がった。そうして十秒と経たない内に三人の第六の知覚に悪寒(おかん)が走り、それはタルタスが複合加速の術を構築しているからだと分かる。


「雑魚は任せて、二人は王子をッ!」


 王子を、どうするというのか。殺せばどのような問題が起こるか分からない。かといって、このような挙に及んだタルタス・ヴェゲナ・ルフレートが、こちらに危害を加えないとは思えない。いずれにせよ、途惑いは消えなかった。

 ただそれでも、実際にはフレデリカの一言を聞き終えぬ内に、霊剣使いの二人も一旦身体強化を解除し、即座に術の構成に入る。神経の交感間隔を早めることで精神と身体の反応速度を向上させる術と、肉体を構成する細胞の強度を増強する術が連鎖して、三者三様の呪文で解放された。


「研ぎ澄ませ給えッ!」

「我が歩は全ての先に!」

「狂乱する音界(おんかい)よ!」


 まだ生き残って王子を守っている石の魔導従兵たちをすり抜けて、永久魔法物質(ヴィジウム)、否、霊峰結晶ドリハルト・ヴィジウムで出来ているらしい刃が一対の軌道を描いて殺到する。


「ッ!!」


 グリゼルダは後ろに回り込んで斬りつけたにも関わらず、正面やや右にミルフィストラッセ、左後方にレグフレッジの刃を防いで微動だにしないその両手には、術でどこからか取り出したのだろうが二振りの剣が握られていた。二振りの霊剣が小さく感嘆を口にする。


(魔具剣!)

(しかも全く性質の異なる二振りだ……!)


 右手には冷たい金属の輝きを放つ簡素な拵えの両刃剣、左手には直線的で無骨な、しかし機械的な機構の存在を伺わせる意匠を備えた片刃の蛮刀(ばんとう)。霊剣たちの驚くように、やはり強力な魔具なのだろう、霊剣の一撃で折れるどころか、火花すら散っていない――火花が散らないと言うことは、衝突で白熱化した薄片が飛散せず、即ち両者共に刃こぼれが全く生じていないことを意味する。

 暗殺者が二種類の強力な魔具を所持していたことを思いだし、グリュクの脳裏でそれらが一旦関連づけられる。そうとは限らないのだが、それでもこの第三王子は状況証拠で有力な首謀者に数えて良さそうだ。

 グリゼルダの踏み込みと共に、グリュクも思索は後回しにして攻撃に専念する。たった二人の若者によって出現した剣林(けんりん)を、七百年を疑似的に戦い続けた二人の霊剣使いによる秒間十数発に及ぶ無数の斬撃・刺突を、妖族の王子は完全に防御し続けていた。


(見切っているというのか、術強化された、霊剣の主の剣撃を!)


 軌道上に差し込まれた刃が二人の攻撃を一つ一つ確実に防ぎ、超音速の太刀筋が体の動き全てと連動し、霊剣の主である彼らすら目を見張る精度でその急所を狙う。グリュク自身が霊剣の主としては未熟なことを差し引いても、一見文官にしか見えないこの青年が時として繰り出す反撃は鋭く、しなやかだった。

 高速で斬り結びあう三人の術者の動きのあまりの早さに、高級な絨毯が足跡を刻まれたように磨耗(まもう)し、繊維を散らして舞い上がった。


「(何て強さだッ……!)」


 嘘、と声にこそ出さないものの――音波の速度も相対的に低下するため、加速中は音声で会話することが非常に難しい――、グリゼルダも僅かに動揺しているのが感じられた。剣先の応酬が激しすぎて表に出す余裕がなかっただけで、グリュクはもっと驚いていたが。

 霊剣使い二人の剣を防御するのだから、二刀流とはいえ相手の手数は減少する筈で、実際に減少している。そのまま押し切れるはずが、しかし押し切れない。

 傷の一筋はおろか毛髪の一片すら奪えず、逆に時折その合間に混じって繰り出される一撃にわずかな焦燥すら覚える。剣を構えつつも一旦数歩下がるとグリゼルダもそれに倣い、第三王子もすぐ追撃に踏み込んでくることはしないようだった。加速しながらも対峙する彼らの間を、相対的に減速した時間がゆっくりと流れる。第三者の目から見れば、一瞬だけ彼らがその場に静止したのが見えたはずだ。


「どうした、霊剣使いというのはこうしてあしらえるのか」


 加速中ゆえ双剣を振るう王子の冷ややかな声を聞いた訳ではないが、表情はそう言っているようにも見え、息遣いには疲労の色も無い。やはり変換小体の数で圧倒的な差がある妖族相手に複合加速戦闘は分が悪いか。

 そして彼の左手の直線的な意匠の片刃の蛮刀の(つば)を軸に峰がばくりと割れ、タルタスはそれを把持しながらも器用に腰のポケットから何かを取り出して見せた。指一本よりやや大きいだろうか、透き通るような赤色の円柱を開いた峰の中へと差し込み、その開口部が金属音と共に閉じて元の形状に戻る。


(全く未知の魔具剣なり、警戒せよ!)

「(あの小さな円柱が何かの――)」


 そして次の瞬間、切っ先から弾み出た何かが急速に膨張して形態を得た。無数の、板。扉ほどの大きさの、半透明の赤い魔法物質で出来たそれが、二人をめがけて飛んできたのだ。その勢いに刃を取られないように弾くが、本来防御に用いる機能の転用か、“板”は非常に硬度が高い。弾いた板は落着するか宙を舞ったが、加速中なので急速に消失することはなく、彼らが通常の時間に復帰するまではこのまま空中に静止しているだろう。

 複合加速中だというのにかなりの速度で飛来する“板”の群は、通常時ならば霊剣の加護を得たグリュクたちの動体視力でさえ捉えられたかどうか。その射出が終わってようやく相手の陰を捉えられるかと思えば、


「(王子がいない……!?)」


 その姿は無数の防壁の出現に紛れたか、忽然と消えていた。グリュクが霊剣で弾いた防壁の群は、落下速度の関係でゆっくりと広い室内を漂っており、視界を赤く染めていた。王子は恐らく、その影に隠れて彼らの死角を取ろうとしている。加速した時間の中を漂う防壁の群は天井が崩壊して上階と繋がったこの空間を遮る複雑な即席迷路となり、加速中でもそれを蹴って空中での移動が可能だろう。死角を突いて攻撃するのには都合が良い。


(極めて危険な状況だ、知覚を最大限にせよ!)

「(…………!)」


 そこに、グリゼルダが背後に立った。直後に彼女が合図すらなく加速を解いたことに一瞬驚くが、霊剣の記憶がその意図を即座に理解し、剣士の体が彼女を守る体勢に入る。グリゼルダは状況を打開する大規模な魔法術の構築を――恐らく、彼女が行使した方が早いのだろう――行おうとしているが、それには一度、加速を解いて無防備になる必要があった。

 グリュクと異なる時間の流れに復帰した彼女の動きが見た目の上では停止し、そこを狙って飛来する魔弾の全てを霊剣で叩き落とす。その軌道で一瞬敵の位置が分かりかけるも、再び赤い方形の群に紛れてそれが消える。王子は跳躍を繰り返しながらグリゼルダを狙っているのか、今度は吹雪のように、ガラス片状の魔法物質が防壁に反射されて四方八方から殺到した。霊剣の刃では防げない。


(あの板を用いよ!)

「ッ!!」


 やや離れた場所を漂っていた魔法物質の防壁へと跳躍し、自分が加速しているために相対的に重量が激増したように感じられるそれをグリゼルダの頭上に突き刺さるように投げつける。反動で反対側へと漂いでる己の体は、別の防壁や魔導従兵を蹴飛ばして彼女の近くへと復帰させた。

 鋭いもの、熱を帯びたもの、爆発するもの。撃ち出される様々な特性の魔弾を――恐らく、剣の柄に差し込む色とりどりの透き通る円柱を入れ替えることで、剣から出る魔弾の種類が変わるのだろう――何とかグリゼルダに到着する前に弾き、時には魔弾そのものを蹴り脚や素手で殴って軌道をずらした。そうして動き回ればのしかかってくる全身の痛みにのたうつことも出来ず、ひたすらにこの小さな霊剣の主を守るしかない。


「(自分は加速中にも魔具の効果で魔弾が撃てるなんて、ずるいだろ!?)」

(霊剣の主が泣き言か! 底意地を見せるのだ、主よ!)


 もはや気が狂いそうなほどに高まる全身の痛みに我を忘れて相棒を振り回していたところに、少女の魔法術が完成した。いや、彼女の術だけではなく――


「まやかしは煙にッ!」

「威力の失効ッ!!」


 もう一つの声は、フレデリカ教師のものだ。内容は同じく破術、だが効果の対象は室内全て、魔導従兵に使用されている命役符(めいえきふ)やタルタスの魔具剣の効力を一時的に失わせる物だろう。第三王子の動きが急激に鈍った――複合加速が強制的に解除されたのだ――のを見届けると同時、グリュクも放り出されるようにして加速を解除する。破術の魔法は難度が高く、また消耗も大きいはずだが、そこはやはり妖族ということなのか、軽く側頭部を押さえているグリゼルダに比べ、魔導従兵たちの攻撃をかわしながらこちらに助け舟を出すべく破術を構築するという芸当をやってのけたフレデリカの方はあまり疲労した様子もない。グリュクは強化の作用によって肉体の疲労はさほどでもないが、しかし思わず手足を動かすことさえ忘れる激痛に膝を折った。そして大きく音を立てて擱坐(かくざ)する石造りの魔導従兵たちと、結合が維持できなくなって消失する無数の防壁状の魔法物質。


「やはり三人同時は少々荷が勝ちすぎたようだ。この二振りを以てしても押されるか」

「……今更やめるなんて言うわけじゃないわよね」

「余裕があるな。さすがはパピヨンの師に任ぜられるだけはある」


 そこまで口にして、微笑みを崩すことのなかった王子の表情が変化する。それは、怒りともとれた。


「しかし、霊剣の主らよ」

「…………何よ?」


 痺れを切らせたらしいグリゼルダが先を促すと、タルタスの一文字に結んだ唇が開く。


「よもや、霊剣の加護を得たのが自分たちだけだと思ってはいまいな」

「……!?」

「知るまいな……改めて名乗ろう」


 そうした言葉の持つ意味は瞭然(りょうぜん)だったはずだが、しかし、どこかで心が認識を拒絶する。彼が己の上方に向かって差し挙げた手を振り降ろすと、それに合わせたように彼の足元から小さな木の葉の旋風が巻き起こる。

 それが嘘のように消え去ると、そこには鞘のまま床に突き立つ、一振りの剣があった。


「霊剣パノーヴニクが主、タルタス・ヴェゲナ・ルフレート」

道標(どうひょう)の名の下に――()が銘、パノーヴニク……!)

※投稿直後に終盤のタルタスの台詞を一部変更。

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