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モノクロームの夢の中から  作者: 彩霞
1章 白枝亭での毎日
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68 職業(クラス)選択の自由?

昨日の夜、部屋で冒険者ギルドの身分証(カード)を見ててちょっと考えてたんだけど、職業(クラス)ってみんなどうやって決めてるんだろ?

あたしは白色魔法が使えるから治療師(ヒーラー)って言われたけど、ユーリさんはどんな職業で登録したのかな?

フェリックスさんたちのも実は知らないよね…

そう思うと、何だかとっても気になっちゃった。


それで今日、朝の食堂でご飯を食べてるフェリックスさんたちにちょっと聞いてみたんだよね。

他のお客様も少なかったし…だいじょぶだったよね?


「え、登録した職業?

 俺は戦士(ファイター)だよ。

 魔法の素質もなかったし、力には自信があったからな。」

「でも…力押しばっかりじゃダメって…マリーさんに…よく言われてた。」


フェリックスさん、エリカさんに言われて、えーってなってる。

でも戦士っていうのは予想通りかも。


「じゃあ、エリカさんは?」

「私…?私は…野伏(レンジャー)…だよ。

 エルフだから…森とか自然の中で活動するのは…得意だったから。」

「野伏は、野外での活動に長けてるような人がなるもんだからな。

 エルフで冒険者だと、多いよな。」

「うん…魔法士ギルドに入ってれば…魔法士(ソーサラー)でも…よかったんだけど…

 森で…ある程度習ってきてたから…」


ふーん…エルフって森の中に村をつくったりしてるってどこかで聞いた気がする。

でも、結構自由に選べるっぽいのかな…?


「アリサさんは…治療師だよね?」

「そうですよー。

 白色魔法が使えますしー、ミアちゃんと一緒ですー。」


うん、もちろんそうだよね。

白色魔法が使える人で、治療師以外もいるのかな?

もしかしたらみなさん知ってるかも?


「白色魔法が使えて、治療師じゃない人っているのかな?」

「どうなんでしょうー?

 わたしはー、知らないですねー。」


他の3人も首を横に振ってる…ってことはないのかな?

そいえば、レックスさんは何だろ…やっぱり戦士?


「レックスさんは何ですか?」

「自分は格闘士(グラップラー)っすよ。

 武器を使わずに戦ってるっす。」


何だかちょっと変わった感じなのかな?

でも、レックスさんもごっついから強いんだろなー…


「ミアちゃん、詳しく知りたいならギルドで直接聞いてみてもいいんじゃないか?」

「あ、そっか…今度行ったとき聞いてみます。」

「まあ、職業なんて、仲間組むときにどんなことが得意かって言う自分のアピールだから、あんまり変なもんはないだろうけどね。」


うん…そう言えばそうだよね。あんまり変な職業だと、誰も一緒に冒険したりしないよね…。

一番自信があるものにしてるのが普通だよね。

っと、あんまりお話ばっかりしてると、お仕事おろそかになっちゃう。






「ユーリさん、こんにちはー。」

「あれ、ミアちゃん?いらっしゃいませ。

 お茶、足りなくなった?」

「あ、今日はちょっと聞きたいことがあって来ただけなの。」

「ふーん、あ、時間ある?」

「うん、しばらくはいけるよ。」


休憩の時間に、ユーリさんとこに来てみたんだけど、あたしの返事を聞いてユーリさんはお茶を入れてきてくれるって、奥に行っちゃった。

聞きたいのって、ユーリさんの身分証の職業だけなのに…


でもユーリさん、すぐに戻ってきた。

もうお茶も持ってきてくれてる…早いよー。


「あ、実は自分で飲もうと思って、お店の準備しながらお湯も沸かしてたのよ。」

「そっか、忙しいときにごめんなさい。」

「ううん、大丈夫よ。

 それより聞きたいことって?」

「えっとね、この間ユーリさんも冒険者ギルドに登録したでしょ。

 そのとき職業ってどうしたのかなって気になっちゃって。」


あたしの質問に、ユーリさんはさっと身分証をだして見せてくれた。

身分証の職業のとこには、薬草士(ハーバリスト)って書いてある。


「これって…?」

「うん、どうしたらいいかって相談したんだけど、治療士(ヒーラー)ってダメなんだって。

 たぶん治療師とややこしいからだと思うんだけど。

 それで、薬草を採集したり、使って治療する人たちを、まとめてそういう区分にしてるみたい。」

「ふぇ…そなんだ…」

「でも、もうちょっと武器を使ったりするのが得意なら、戦士でもいけたのかもしれないわ。

 外に薬草採りに行ったりしてるって言ったら、野伏とか狩人(ハンター)とか、弓が得意なら射手(アーチャー)でもいけますよ、なんて言われたし。」


ふーん…いろいろ聞けたけど…やっぱり自分が得意なものじゃないといまいちよくわかんないかも…

これじゃギルドに聞きに行ってもしょうがないかな…


「そんなに職業に興味があるなら、ミアちゃんとこ、冒険者の宿なんだから、お客さんに見せてもらえばいいんじゃない?」

「ふにゅ…そだね。

 また聞けそうなら聞いてみることにするー。」


うん、ギルドに聞きに行ってもたぶんよくわからないことになりそうだもんね…

機会があったらお客様に聞いてみよっと。


少し訂正しました

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