第八章 傭兵とストレス発散
魔理沙とシュウは紅い霧を止めるべく紅魔館に向かった。
「なぁ、いつまで怒ってんだ?」
「怒ってない」
「ウソだろ、ぜってぇ」
―ゴッ!
「いってぇ!」
あの後魔理沙の弾幕をかいくぐり外に出た俺は異変解決のため外を飛行していた。その道中魔理沙のご機嫌を伺っていたのだが、八卦炉で殴られてしまった。
すると前方から何やら大きなチカラを纏った人物が飛来しているのは分かるんだが、見えない…。で、案の定スルーですか。たぶんアレ、霊夢なんだがなぁ。
…。
……。
………。
そうして彷徨っているうちに霧が薄くなってきた。と言うか高度を下げたら普通に晴れてたと言うね。すると下から声がした。
「ねぇねぇ、そこの人」
「ん?」
そこにいたのは小さな金髪の女の子だった。小さな赤いリボンが頭に付いている。要するにルーミアがそこにはいた。
「実はね、とってもおなかがすいてるんだ」
「そうか、俺もだ」
昼食ってないしな。
「だから、食べていい?」
「私はパスだぜ」
「俺も無理」
「そーなのかー」
「じゃあな」
スルーしようとする俺たち。あれ?でも原作では戦ってたっけ?
「ちょ、ちょっとまってよ。じゃあ、弾幕勝負しようよ」
「受けて立つぜ」
「え、やんの?」
「負けられない戦いがここにはあるんだぜ」
急にやる気な魔理沙であった。
「それにいい気分転換だ」
「そうか頑張れよ」
「先にいってていいぜ、すぐ追いつく」
「死亡フラグか、せいぜい死ぬなよ」
「誰がこんなのに」
俺は背中を向けて紅魔館への道を進みはじ「マスタースパーク!」めた。
「さて、あれが紅魔館だな」
「そうだぜ」
「っておい。どうして魔理沙がここにいる」
妙にすっきりした面持ちの魔理沙が隣にいた。
「いちゃ悪いか?」
「弾幕勝負はどうした」
「勝った」
後ろを振り向くと森が一直線に無くなっていた。魔理沙KOEEEEEEEEE!!
「さ、行こうぜ」
「お、おう」
魔理沙のご機嫌も直ったように見えるし、まぁいいか。
そうして進み始めた俺たちの後ろでは霊夢がルーミアに追い打ちをかけていた。
「散々彷徨って見つけたのがアンタってのが気に食わないんだけど。」
「え、何その理由?」
「夢想封印!」
「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
…敵キャラって大変なんだな…。
あ、普通こういうのって前書きで言うんでしょうけど。
累計1400PV&300ユニーク達成です!読んでくださってありがとうございます!
と言うわけで伏線出すだけ出しといて本家の方に行くと言う状態ではありますが、一応考えあってのことです。
でもまぁ、しばらくは本筋の方でやっていきますのでクライマックスになったら最初の辺りを読み流してくれるとわかりやすいかなぁ。なんて思います。とか言いつつまだ書いてないんですがね。