第三十三章 傭兵と猫と狐と
八雲家が総出です。
ちぇええええ(ry
橙よりも藍派です。
紫?スキマババァに興味はn―作者はスキマ送りになりました。―
八雲一家は動物王国ぅ!
⑨や妖怪たちと遊んだ翌日。俺はこの前の橙という少女から改めて言いたいことがあるとのことで呼び出されていた。…。後ろの茂みに藍の帽子とスキマが見えてるんだが…気にしたら負け…だよな、きっと。
「で、話ってのは?」
「その、あのときはごめんなさい!」
「…いや、気にしてないんだけど」
「で、でも。弾幕の時あんなに思いっきり…」
「あぁ、あれはまだ手加減に慣れてなかっただけで」
「………」
「えっと……」
二人の間に気まずい沈黙が流れる。彼女は唇を噛み締めてうつむいている。…手加減って言葉はまずかったか?でもあれは遊びだった訳だし、変に嘘をつく必要もないんだが…。
「シュウさん、でしたっけ」
「あぁ」
「どうしたら、そんなに強くなれる…んですか?あのときもスペルは殆ど使わな…使いませんでしたし、それどころか弾幕しゅ…弾幕すら使いませんでしたよね?」
…。噛んだな。これは指摘しない方がいいよな。それに敬語にも慣れてなさそうだし…。
「笑わないでください…。」
「そんなつもりはないけど…。言いづらいなら敬語じゃなくていいぜ。そうだな…がむしゃらに頑張ったとしか言いようがないな、俺の場合。後は能力に恵まれたことかな」
「…努力と才能ってことかぁ」
「後は良い師、良い主につくこと、だな」
「シュウ…は誰かに仕えて?」
「白玉楼の姫さんで通じるか?」
「あ、うん」
「それじゃあ、私の師匠になってくだしゃい!」
「だが断る」
「そんな!?」
うわぁ。後ろの茂みから藍が飛び出そうとしてるのをスキマから伸びた手が必死に抑えてるよ…。持ちづらそうだし、スキマから出てくればいいのに…。
「どうしてですか!?」
「橙、もう君には主がいるんじゃないのか?」
「それは…」
「主じゃ頼りないか?」
「藍しゃまは頼りなくなんかない!!」
「じゃあそれでいいんじゃないか?藍に弟子入りすれば」
「―ッ!」
…。後ろの人達が本格的に暴れ始めたんだが。
『ン――――!ン――――!(ちぇえええええん!ちぇえええええええええん!)』
『藍、静かにしなさい!』
『ン――――!(ちぇえええええん!)』
『頼りにしてもらってうれしいのは分かるけど状況を考えて!今出ていったらすべて台無しよ!』
『ン――――!(ちぇえええええええええええん!)』
……。感動の抱擁をしようと飛びだそうとする藍。と、それを抑えるスキマ妖怪+罪袋たち。凄い…シュールです…。
「それじゃあ、たまにはアドバイスを聞きに来ますから!また今度!」
そう言って橙は飛び立った。藍は罪袋達によってスキマに引きずり込まれて行った。そしてスキマ妖怪は茂みから出てきた。
「どうも」
「あんな藍は見たくなかった…」
「あればっかりは、流石にしょうがないわ。家でもずっとあんな調子だもの」
「苦労してんな」
「慣れたわ。それにその論法だと幽々子も苦労してそうね」
「そうか?俺はあそこまで盲目的じゃないと思うが」
「そういうものは得てして自覚出来ないものよ。それじゃあ、またいつか」
そう言ってスキマに消えて行った紫。
「スキマ便利だな…。」
シュウがそう呟き、嘆息する頃には日が登り切っていた。
「で、どういうつもりだ?」
俺は背後についてくるスキマを掴むと物質化させて覗き込んだ。
「あら、ご機嫌よう」
「プライバシーぐらい守れよ」
「知らないわ」
「……。」
シュウはそのスキマを近くの木にフルスイングした。
―ガッ!―
「いったぁ!?」
どうやらスキマの中も振れば揺れるし、ぶつかれば衝撃が来るようだ。
今日はこの棒で遊ぶことにした。
わはー。
↑彼女の様な楽天的な思考回路がほしいです。←
…テスト\(^o^)/www