第二十四章 傭兵と哀れな門番
あの人が出てきますよ、あの人←
俺は魔理沙と紅魔館に来ていた。
パチュリーに魔法の原理を教わるためだ。え?隣に居るんだから魔理沙に聞けって?こいつが真面目に答える訳がないだろう?
「なぁ、シュウ。なんか今失礼なこと考えなかったか?」
「誰も魔理沙が貧乳だなんでいってn―」
「鉄拳制裁!!」
「ぐぼぁっ!」
ごまかしに失敗した…。いってぇ。
「ったく。こっちに来たばっかりの頃のお前はもっとかっこよかったのになぁ。どうしてこうなったんだか…」
「お?告白?」
「…ほんと、どうしてこうなった…」
「否定しないのか?」
「過去の話だからな」
「そうか…おしいことしたな…。まぁ俺の一番は妖夢だがな」
「はいはい、言ってろ」
そんな風に話しながら歩いていると門に差し掛かった。
「おや?どうも二人とも」
「魔理沙、お前は妖夢の良さを分かってない」
「なぁその話今度じゃ駄目か?」
「無視しないでくださいよ!」
「今度一日がかりで教えてやろうじゃないか」
「遠慮するぜ」
「二人とも!」
突如として現れた美鈴が俺たちの目の前に立ちはだかった。おや?こいつは今までどこにいたんだ?いつ間に光学迷彩は幻想入りしたんだろうか?それにこいつが起きてるだなんて…。今日はグングニルでも降るんじゃなかろうか。
驚いているのは魔理沙も同様の様で目が点になっている。
「中国、どうやって瞬間移動を体得したんだ?」
「最初からいました!あと美鈴ですから!」
「美鈴。俺はわかっているたぞ」
「シュウ…」
「光学迷彩を着ていたんだろ?」
「河童の発明品をどうして中国が…?」
「普通に門番してましたから!…ってだから中国じゃn―」
「じゃ、お邪魔するぜ」
「美鈴、俺も入るぞ」
「ダメです!私を美鈴と呼ぶまでは!」
「そんくらい安い用だぜ、美鈴」
「俺は最初から美鈴って呼んでるけど?」
「え?あ、じゃあ今度から美鈴で」
「へいへい」
なんだか肩すかしをくらったように外を向く美鈴。そしてにやりと笑う魔理沙。
「そうだ、弾幕しようぜ!」
恋符「マスタースパーク」
「あ、はい。じゃあ手加減はなs―」
後はご察しの通り美鈴が倒れ伏しているだけだった。
美鈴、本当に、すまないと思っている…ッ!
まぁ、イメージはなかなか拭えないものですから←
彼女には健気に生きて貰いたいです。