表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
弾丸と幻想郷  作者: 紀璃人
傭兵と終わらない冬
24/94

幕間 スキマの疑念

宴会での一幕。


 春雪異変後の宴会の一幕。


「紫、いるんでしょう?」

「えぇ久しぶりね、幽々子」

「良い寝覚めかしら?」

「宴会の声で起きるのは悪くないわ。これから毎年やってほしいくらいにはね、でも」

「でも?」

「この後の作業を考えると、ねぇ」

「なんかあったのかしら?」

「結界がほつれ気味でね。意図せずに大きな損傷が出来たりすることが多かったわ。少し落ち着いた頃に眠ったとはいえ、藍には苦労かけただろうね」

「藍なら偶に遊びに来たりしてたわよ?」

「…。どういうこと…?聞いてみた方が早いか、ら~ん!!」

「はい。どういたしました?」

「結界の方はどう?」

「それがですね、紫様が眠りに着いてから一度も皹すらありません。それどころか内部圧力も低下しています」

「ますます奇怪ね」

「紫様の処置ではないのですか?」

「なにが?」

「シュウ、と言う青年です」

「聞き覚えないわ」

「そう?紫、あれがシュウよ。白玉楼うちに住んでるわ」

「…もつものは持ってるみたいだけど、見おぼえないわね」

「でもシュウは紫にスキマ経由で幻想郷に飛ばされたって言ってたわよ?」

「記憶違いのはずもないわ。となると一体どういうことなの…?」

 紫は暫く考えてから言った。


「藍、幽々子、彼には注意しておきなさい。決して死なしてはいけない。彼は鍵になるかもしれないわ。幻想郷が存続するための、唯一の鍵に、ね―」

実は八雲一家を出さなかったのには意味が―!?



…あったんだろうか。


とにかくちょいと布石をば

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ