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弾丸と幻想郷  作者: 紀璃人
傭兵と紅霧異変
13/94

第十二章 後編 傭兵と宴会

気がついたら長くなっていた…だから前後編仕様です。


 かくして俺は博霊神社に来ていた。

 高校時代(と言っても一年ちょっとだったが)は寮に入って自炊してたし、義勇軍時代や傭兵の頃は戦地で自炊してたし、寺子屋でけーね先生に夜食だしたら旨いって言ってくれたし、料理には結構自信があったんだ。

 だから昼ごろにやってきて料理を手伝う様に言われてきたんだが。


 既に始まってるってどういうことなの…?


 あれ?開始時刻は19時になってるんだけど?今まだ12時半だぜ?なんで始まってんの?あ、でも流石に紅魔館組はいないな、吸血鬼だし。あれ?じゃあなんで美鈴は魔理沙と飲み比べしてるんだ?

 とりあえず霊夢のもとに向かった。


「よ、霊夢」

「あ、来たのね」

「既に魔理沙と美鈴が始めてるんだが、妖精たちとルーミアも料理食ってるし。」

「あぁ、あいつらはあれでいいのよ。こっちはこっちで始めましょ」

「それは良いけどよ、食材は夜までもつのか?」

「夜の分は紅魔館で用意をするらしいわ」

 なんか太っ腹なのか?でも異変の慰謝料とかそういうことなのか?


18:30 紅魔館組到着


「シュウ、もういいわ参加してらっしゃい」

「いいのか?」

「いいって言ってるじゃない」

 許しがでたので宴会場のほうに足を向けた。

 美鈴は魔理沙に三国志について熱く語っているが、魔理沙はルーミアの髪で遊んでいる。まぁ、美鈴も気にしていなそうだしいいけど。

 そして霊夢はレミリアと縁側でなにやら話している。すると後ろから声をかけられた。

「あ!あんたはこのまえの!」

「ん?⑨じゃないか」

「リベンジよ!リベンジ!あたいにかかってきなさい!」

「チルノちゃん、普通はそのセリフは挑戦を受けた方が言う言葉だよ…。っていうか止めようよ!」

「受けて立つさ」

「こーかいするなよ!なんたってあたいは『さいきょー』なんだから!」

 そういうとチルノは氷の剣をつくりだし、襲いかかってきた。となりにいた大妖精はおろおろしている。ちょっと遊んでやるか、などと考えていたら大上段でジャンプして迫ってきた。

「さすが⑨。隙だらけだぜ」

「うるさい!」

 攻撃するのも面倒になるほど隙だらけなので、俺は一歩下がることにした。するとチルノはそのまま顔面から落下した…。

「ぶへらっ!」

「……。」

「これからがほんきなんだから!」

 若干涙目でそう言うと、チルノはめちゃくちゃに振り回しはじめた。正直危ない(料理にあたりそうで)。

 なので俺は早急に終わらせるべくナイフを一本取り出し投擲した。ちなみにこのナイフは紅魔館で拾ってきたものだ。そのナイフはまっすぐに飛んでいき、けん制のつもりが額へと吸い込まれていった。

「みぎゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

「あ、けん制のハズだったんだがなぁ…」


 俺がナイフを回収していると咲夜がやってきた。

「そのナイフ、うちのよね?」

「あぁ、落ちてたもんでな。再利用させてもらってた」

「そう、それは私のなの」

「じゃあ返すよ」

 そう言ってナイフを渡した。するとナイフは一瞬できえた。恐らくしまったんだろう。直後―。


カカカカカッ!


 彼女の周りには同じようなナイフがたくさん刺さっていた。

「あれ?失礼。ちょっと落としてしまいました」

「(ちょっとじゃねぇぇえ!!)…ソウデスカ」

 よかった、戦わなくて。ナイフのスペルカードっていってたからてっきり短剣の剣技かと思ってたんだが、ナイフ投擲の弾幕だったなんて…。もともと物質だから俺じゃあ太刀打ちできねぇし。

 するとルーミアがやってきた。どうしたかと思い魔理沙をみると美鈴と弾幕をしていた。たしかあの二人、泥酔していたハズなんだが…。酔っぱらってる時に運動すると危険なんだがなぁ。



 こうして弾幕混じりの宴会は日付を越えるまで続けられた。

500ユニーク突破です!

ご愛読ありがとうございます!

これからもシュウたちをよろしくお願いします!

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