6月7日 (詩)
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休日の朝。
娘の「おはよー」が
ドアのすき間から 光みたいに届く
俺は目をこすりながら、
今日が静かに、始まっていく
二人で納豆を混ぜて
画面の向こうの世界で
娘の推しが踊ってる
ふたりは黙って笑ってる
なんか いい空間
金魚の掃除道具を買いに
ホームセンターへ出かけ
娘はペットショップで
ちいさな命に手をのばし
「くすぐったい〜」と笑う
その笑いが、今日の空気をやわらかくする。
帰ってきて
二人で水槽を洗う
けど娘はすぐに水風船に夢中
庭でぱちん ぱちんと音を立てる
俺はひとり 水をかえながら
なんだか嬉しい気持ちになっていた
そっから花壇に種をまく
「明日咲く?」と、言う娘。
まるでジブリの中のセリフみたいで
俺はちょっと笑って うなずいた。
太陽の光の中 休憩
俺はアメスピ、娘はチョコバッキー
地面に垂れた チョコの雫が
蟻たちのごちそうになって
俺たちの足元でも 小さな世界が回ってる
ふたりで分ける ファンタグレープ
ぷしゅ、という音とともに
甘くて、はじけた紫色
口の中は まるでスターマイン
昼ごはんはママのおにぎり
香燻ついてりゃ ご馳走だわな
それだけで
今日はいい日になるとわかったよ
なにも起こらない午後
でも全部が、ちゃんとここにあって
今日じゃなきゃ きっと味わえなくって
こんな幸せ、、
砂漠の王子じゃ味わえねぇーわな
休日の家族と こうゆう関係性
きっとこれが俺の 幸福完成系




