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5月30日 (詩)
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かすかな鼓動のように
午前六時の空は泣き出した
銀のしずくが
ひとつ またひとつと
つめたい地面に星図を描いてゆく
かさをさす子らの群れは
小さな天の川のように ゆるやかに渡る
光のない流れ星たち
ときおり雲を割って 顔を出す太陽は
夢のなかの神さまのように
ただただ そこにいる
午後は音もなく
空と世界が静かに溶け合い
夕暮れには 銀のしずくが
葉に 石に 指先に
冷たい輝きとなって 灯りを宿す
虫たちは眠り
風も遠くの窓辺でまどろむ夜
きらきらと光る雨露たちは
朝の世界の名残りか?
あるいは
この大地に降りた 星々のこえ
雲に隠れた 今夜の月は何色だ?




