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5月23日 (詩)
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ひかりは カーテン越しに
そっと おれのまぶたを撫でてくる
まるで「おはよう」と起こすように
窓を開ければ
ふわり 風が通り抜け
葉っぱたちは こっそりと笑った
朝のコーヒーから立ちのぼる湯気に
まだ夢の香りが すこしだけ残ってる
そんな光景すら 愛おしい
午後には 猫が道路を横切って
わたしは ハンドルを片手に 時を忘れる
風鈴が 遠くで鳴った気がした
夏のはじまりの匂いがする
草いきれと 遠い花火の気配
それと 子どもたちの笑い声
なんてことのない
毎日が いちばん愛しい
今日も ちゃんと
ここに おれがいる