カラフルしたじき (詩)
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なぁ、世界の色って、決まってると思う?
青は空で、緑は木で、
赤は、たとえば、、怒りの色って
でもさ、ほんとは全部
決まってなんかいないんだよ
ある日、嫌なことがあった
たった一言で、心の奥がしん……って冷えた
気づけば、空も、街も、知らない世界みたいに見えた
そのときさ、心の底から取り出したんだ
[カラフルしたじき]っていう
ちょっと歪んだ、プラスチックの板
透けてるのに、透けすぎてない
光をまろやかに、世界をやさしく濁す色
目の前に、そっとかざしてみる、、
すると、さ
灰色だった空が、
ふかふかの青になった
ピンクは、遠くで誰かが笑った気配
黄色は、朝に聴いた音楽のにおい
緑は、もう会えない人のまなざしに似てた
そう、何も変わっていない
けれど、全部が違って見えた
たぶん、それは
色が変わったんじゃなくて
世界を素敵に見ようとした
俺の心が動いたんだと思う
なぁ、、
もし、世界が暗くなったら
君の好きな色をひとつ、選んで
透かして、見てよ
怖がらないで、ゆっくりでいいから
[君が見ている世界は、君だけの色でできている]
そのことを、
君の[カラフルしたじき]が、
教えてくれるからさ。




