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雨上がりの青空 (詩)
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昨夜、風が窓を叩いて
眠れない夜をかき乱した
雷光が影を伸ばし
胸の奥まで かき回すように
嵐は 終わらない夜を連れてきた
だけど今朝、
カーテンをめくった先にあったのは
あの深い青、洗い立てのように澄んだ青空
雨粒がすべての色を拭い
青は、青だけが残った
雲さえも その青に溶けて
消えていってしまったように
光が 舗道を優しく撫でる
鳥が 一声だけ鳴いた
何も言わずに 何かが始まる気がした
こんな青空を
見上げるたびに思うんだ
嵐の夜を越えた朝には
ちゃんと 青空が迎えてくれるって




