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いたいのイタイノ飛んで行け (詩)
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夕方五時、空が滲む
オレンジの涙が街を染める
友達と交わした言葉が棘で
背中合わせの影が逃げてく
黙ったままのアスファルト
スニーカーの音だけがやけに胸に刺さる
「悪かったかな?」って呟く風
でも答えは遠く、夕日の向こう
家のドア、ガラガラって音立てて
何も言わず、俺の顔見て母が微笑んで
その手が頬に触れたとき
心の棘がふっとほどけていき
「いたいのいたいの、飛んでいけ」
子ども騙し? いや、違う
その声にだけ、世界は揺れて
重たい痛みが羽根に変わって
傷は残る、でもそれでいい
強さは消すことじゃなくて
誰かと分け合う勇気のこと
夕焼けだけが、それを映してる
後悔と優しさ、言葉で包んで
明日が今よりちょっと笑えるなら
今日の痛みも意味になる
母の魔法の呪文が、それを知ってる
物語はその世界に潜って、静かな場所じゃないと書けないけど、詩は文字数が少ないから、小まめに書けていいね。