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短編集  作者: 星 見人
1/80

「またね」 (詩)

見て頂きありがとうございます。作る励みになりますので、良かったらブックマークと評価よろしくお願いします。


 「またね」


白い部屋、少し開いた窓

風がひとつ、名もない花を揺らす


言葉を探して見つからなくて

目を伏せたまま立ち尽くすだけ


時計の針が動くたび

昨日と今日がすこしずれる


声にならない、呼吸の奥で

「またね」がそっと、芽吹いていた


「またね」って、言えたから

涙を流さず、いられたんだ


じゃーね、よりも深い場所で

光も音も、君を抱いてた


靴音が静かに地面を打つ

誰もが何も言わずに帰る


君の好きだった空の色

今日も変わらず、まぶしすぎる


「次はいつ?」は、訊かないままで

ただ、この余白にそっと書く


またね、

またね、

またね、


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