原点はコテコテの少女漫画(BL含)
※ 8/2 BLの部分加筆しました。
※ 9/9 恋愛の部分加筆しました。
◇◇◇◇
今日は8/1 なろう小説作家さんの仲間入りをして5か月たちました。
処女作の長編連載が終わった後は、なんだかやり切った感がとてもあって、7月はゆったりと時間が過ぎました。
書くのはいいが、気候のせいで体調が辛い。
こいつが私の書く邪魔をする。
なにせ毎日暑くて暑くて、とにかく暑い!
この異常気象はなんだ!
昨日は本当に突然の夕立で怖かった。
自分の住む3階の部屋のベランダから、一本の緑葉の美しく生い茂る木が見える。
手をかざせば、葉先があと少しで手に触れるくらい、目線では近くに見える。
だが、ジャンプしたら枝に届かず、真っ逆さまに落ちて死ぬだろう。
くわばらくわばらだよ。
この木は、まるで「赤毛のアン」のグリーン・ゲイブルスの窓から見える“雪の女王”のように美しい木だが、桜の木でなくて残念。
今年は台風並みの風や雨にさらされて、今にも小枝がへし折りそうなくらい、何度も強風にさらされている。
昨日はゲリラ豪雨で、信じられない程の雨が突然降ったりと可哀そうだった。
どうか、窓から見える樹木よ、折れずになんとか今年も乗り切ってください。
◇◇◇
今、書いてる短期連載だが、案の定短期でなくなりつつある。(~_~;)
短期ってどのくらいの連載をいうのかわからないけど……
物語を書くって本当に難しい。
結末は〇〇してハピエンだけは決めてるけど、その間のつながり?って悩みますね。
そういう詰まった時は、すぐに愛読している少女漫画をせっせと読みます。
結局、これが一番悩んでいる時の薬となる。
自分の原点に戻る。
「なぜ、自分は小説を書きたいと思ったのか?」
答えは常にシンプル。
絵のセンスも画力も全くない自分には漫画が描けないから。
ならば、せめて日本語が書けるんだから拙い物語だけでも書こうと。
自分が書きながら、ワンシーンワンシーンの映像を思い浮かべながら……と始めたのがきっかけ。
そうだ、そこだったのよね。
自分が書きたい世界を作っていけばいい。
たとえ、ワンパターンだろうと、いや「ワンパターンでいいんだ」と心に決める。
恋愛は100組のカップルがいるならば、100通りの恋愛事情がある。
「あなたがいて、私がいてこの世はまわるの」とあるように、二人が出会って恋して愛して最後は結ばれる。
一言で表せるとてもシンプルな物語。
自分にとって物語のテーマは「恋愛の葛藤と喜び」
恋愛は人間が素になるから描きたい!
スポーツと一緒だ。
本気で恋愛すると人は必死になる。適当な恋愛は適当に感動もわかないが、本人が必死になればなるほど愚かで滑稽で美しく切ない。
そう、他人の恋愛は面白いのだ。
古今東西『恋愛』は物語を作りやすい。
傍からみてるとバカバカしいくらいおかしい。
恋愛≒病気といった人はある意味正しい。
おおかた恋愛は持続する人は少ない。
恋愛から結婚すれば家族の愛情に切り替わっていく。
もしくは恋愛熱が冷めて別れる。
中には心中や殺生するくらい心が破壊される場合に進む恋愛もある。
『恋愛』と一口に言っても様々だ。
少女漫画は圧倒的に恋愛漫画が多い。
私は少女漫画で育ったから多分、恋愛しか書けない、少なくとも今は他のジャンルは書けないと思う。
物語の背景に何かを混ぜても、主役は恋愛道のためのエッセンスです。
だから、今回の短期連載も、あえてストーリーの意外性を少しだけ考えたせいか、それが煮詰まってしまったんだな。
やはり原点に戻ろう──。
最近は、寝ていても小説を書いている夢を見る。
あさきゆめみしではないが「段落をずらして、こっちの文をこの箇所に入れるとか、無駄な文面を削除しなきゃ、このヒロインにはこうゆうセリフをいわせる!」とか、寝ているのか起きているのか時々わからなくなる。
それだけ、自分の生活に小説づくりが根付いてきたのだろう。
◇◇◇
恋愛の中でも特に「純愛」が好きだ。
片思いが好きだ。
報われない片思いの切なさが好きだ。
無償の愛も大好きだ。
病的なキャラクターが好きだ。
「ヤンデレ万歳! ツンデレ万歳!」
だが、女を愛さない、リスペクトしない男は嫌いだ。
男が男を愛する世界も好きだ。
同性しか愛せない男には葛藤が付いて回るから。
元々、人類学的、生理的に、社会的に不自然な恋愛だから。
それでも同性を愛するのは、女を愛する以上に「純粋」だと思う。
あくまでも「恋愛」です。
ここでは「セフレ」は愛とは呼ばない。
BLはここ3年くらいだけど沢山読んでる。
電子マンガになってから、恥ずかしく無く買えるから良いよね。
絵が上手い作家さんがやたらと多いのがBL。
とくに、好みはエロシーンが薄めの上品系とガチガチのΩオメガ系。
オメガ系の葛藤と病的感は、何故か惹かれずにはいられない。
オメガは孕む苦しみがある男の葛藤が切ない。
まさに女だよね。
男なのに、女の感性の悲哀があるから惹かれるんだろうな。
でもな、自分が書く場合はまだBLは拒否感がある。
古い人間なんだろうな。
昔の同性愛漫画には一種の、これ以上踏み込めないタブーがあったのよ。
若い時、私が読んで号泣きした「フィメールの逸話」鈴木雅子さんの作品のような世界観。
男が同性を愛する恐怖感を赤裸々に描いた名作。
時代は変わった。
今は、こんな世界観を描くことは不可能だろうな。
あ、でも「窮鼠はチーズの夢を見る」水城せとなさんの作品も、ノンケの男性が同性愛に目覚めて苦悩する作品ありましたね。
確か実写化もされた作品。
まだまだ現代でもタブーはあるのかも……。
前述した「フィメールの逸話」の鈴木雅子先生も自分の大のお気に入り作家さんです。
BL作家さんだと桂小町先生の絵が堪らなく好きですね。
内容抜きで絵だけ見ててもいいくらい。
やはり私は線の細い美しい男を、描く作家さんが好みだ。
ただ、現実にナルシストは大嫌いだが。
マンガの世界では許される。
二次元だから愛せる。
結局、一番嫌いなのは誰(人間)も愛さない男が嫌いなんだな──。
だからなのか、「ざまあ」も好きだから、あえてざまあ悪役を作ろうとした。
したけどなんかそこじゃないと最近気が付いた。
「ざまあ」は読むのは、爽快感があって好きだけど、自分はあまり書きたくないんだなと分かった。
主役級のキャラで悪人が書ききれない、今の自分には「ざまあ」は無理だと諦めました。
なんどもいうが、恋愛は傍から見ると愚かでバカバカしく滑稽だ。
だからこそ魅力のあるテーマでとっても書きたい!
「なぜ君たちは恋愛して、あえて愚かで馬鹿になるのか」を突き詰めて描きたい!
◇◇◇
今、最近の私のお気に入りの少女漫画は「太陽よりも眩しい星」著者は河原和音さん。
ちなみに一番好きな作家さんは山岸凉子先生です。
彼女の描く男性のエロ&ストイックな表情と、ホラータッチのおどろしいストーリーと、独特なしれ~と見せるコメディセンスが痺れるほど好き。
「太陽よりも眩しい星」は幼馴染の男女が高校生になって、カップルになる。この背が高いもっそりとしたヒロインの健気さと、恋人のイケメン君の爽やかさとヤンデレ感がとってもいい。
高校生時代の青春漫画は私には、年取りすぎて感性が衰えてしまった。
だから最近は学園系の漫画を読んでもつまらなくなってしまったのに、この作品だけは、昔のトキメク自分がいた。
やはり一読者として、作者のセンスにハマるかハマらないかなんだろうな。
今の錆びついた自分が青春恋愛を書くのは凄く困難だが、いつか私も現代のキラキラした若者たちの、青春と恋愛長編小説を描いてみたい。
とりあえず、今の短期連載の二人。
タイガーマスクと墓参りの失神令嬢を、ハピエンに向かわせてがんばろう!!
ここまで読んでくださってありがとうございました。<(_ _)>