一瀉千里に書く
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「一瀉千里に書く」
この言葉は自分が「小説家になろう」を投稿している時、疲れたりしんどくなったりする時に書く意欲を後押ししてくれる言葉です。
このサイトで投稿開始して早いもので2ヶ月半経ちました。
連載作品を書く目的でしたが、1作目から長編になりすぎました。
今、自分の作品情報を見ると412,685文字だそうです。
なんと、既に40万文字数突破してます。
ちょっと驚きました。
まあでも今、160話なんだから平均2,500文字書けば(打てば)それくらいになるのか?と。
だが40万字なんて手書きでいったら、あなた400枚原稿用紙を紙で重ねたら1,000枚ですよ。どひぇ~相当積み上がりますわな。
これは、まあその~この短期間によくまあ書いたと褒めてあげてもいいでしょう(自画自賛!)
これまで私は、若い頃、映画が大好きでシナリオ本やら買ってシナリオスクールにオリジナルシナリオをあの時も200枚くらいかな?添削してもらったくらい。
あとは10代の頃に、少女漫画の応募を3~4本程出版社に送ったくらいですね。
全て落選でした。
というか、原稿用紙を全プレでしたので、その用紙が欲しかったからという理由もあったけど......。
なので何十年もそういう書く(描く)ことをせずに、もっぱら読み専、視る専門でした。
だからまさか自分が曲がりなりにも小説という名の長編を書いてることに不思議さを感じます。
多分、これはPCの時代、スマホの時代だから、内容抜きで書くだけなら簡単に書けるんでしょうね。
もし75日間で手書きの原稿で、1000枚書けと言われたら手が疲れきって体力的に無理でしょう。
段落まちがえたらコピペは出来ない。誤字脱字を間違えて、いちいち赤で訂正する昔ながらの書き方をしていたら、この短期間で1000枚は絶対に不可能です。
そう思うと、この年でもすいすい書けるはキーボードのおかげといえます。
あと、調べものをする時もPCネットで検索すると、ありとあらゆる情報を知ることができる。
これも今の作家さんには心強い味方ですね。
とはいっても、自分は一話書く時間がとても長くて、未だに4-5時間はかかってしまう。
4000文字以上だと読む方も疲れるかなと思って、前後編にすると6時間くらいですむので、半分だから1話単位だと3時間ですかね。
やはりこの労力は、時間がないと毎日投稿はきついと思います。
自分の作品は「異世界恋愛の悪役夫人」ものを書いているのですが、未だに過去に到達していない(どえりゃ~!マジかよ!)
これは、見切り発車したのが一番の悪手でしたが、それでもようやく起承転結の「転」というか、ヒロインがプロローグの大罪までこぎつけて、安堵しております。
この山さえ越えれば、あとはハピエンが待ってますからね。
実際、書いててなろうの悪役系のテンプレってとても楽ですわ。
テンプレがあると、少々脱線気味になっても、新人らしく物語が完結明瞭に描けなくて、ダラダラ進んでもなんとか元に戻してくれる。
きっちりと構成立てて、書いてればとっくに完結したでしょうね。
さすがにこの作品が終わったら、毎日投稿は実践してみて疲れるので、次回は短話か、短い連載をしっかりとプロット立てる練習で描いていこうと思います。
そうです、私はこのなろう系で小説を練習しているのです。
いつか、自分が一番「その続きを早く読みたい!」と渇望できる作品を生み出すまでは精進に精進を重ねないと。
多分、これが今後の私の人生のライフワークの趣味になると思います。
「書く」ということは、けっして受け身ではない。
何かを表現する能動的な方法で、日本人なら日本語が手で書ける人なら一番簡単にできる方法ですからね。
まずは初作品をしっかりと完結させること。
それが一番の目標です。
そして、私の筆が止まった時は、愛読している「思考の整理学」(外山滋比古先生)の「とにかく書いてみる」を一読してからPCに向かっています。
この本は凄まじいほど読んでて面白い、また凄く勇気がでます。
生きてらっしゃったのなら、ほぼ100歳の方が書いた時代の本とは思えない程、今の若者にも参考になると思います。
この「とにかく書いてみる」という章の、お話は凄く書き手に勇気を与えてくれます。
この著者が大学教授なので、学生の卒論が書けない学生を対象にしてるけど、小説を書く人にも勇気づけられる言葉の助言ばかりです。
少しだけ抜粋しますと──
・気軽に書いてみる。
・書くのを恐れる気持ちがあるのかもしれない人に「とにかく書いてごらんなさい」と助言する。
・まだまだ書けないと思っても「もう書けると、自分にいいきかす。」
・おもしろいのは、書いているうちに、頭の中に筋道が立ってくる。頭の中は立体的な世界になっているらしい。
・書き進めば進むほど、頭がすっきりしてくる。先が見えてくる。
・最も面白いのはあらかじめ考えてもいなかったことが、書いているうちに、ふと頭の中に浮かんでくることである。
・書きだしたら、あまり、立ち止まらないで、どんどん先を急ぐ。
・細かい表現上のことでいちいちこだわり、書き損じをだしたりすると、勢いが失われてしまう。
・一瀉千里に書く。とにかく終わりまで行ってしまう。
等々、もっと沢山の名言があるのですが、興味のある方は文庫本等で、一度読んでみてください。
自分が思うに、本当に知能の高い方の文章は、逆にわたしのような知能の低い人間にも読みやすくわかりやすく書いて下さっているなぁと、感動すら覚えるエッセイです。
長々と最後まで読んでくれてありがとうございました。
あと、私のつたない作品に何時もそれも1話ごとに“いいね”を押してくれる方が一人、二人いらっしゃるみたいです。
アクセス解析を見るとよくわかります。
私はその方のおかげで、160話まで書き続けることができました。
この場をお借りして感謝申し上げます。
どうもありがとうございます。
どうか、このままラストまで、お付き合いしてくださったら最高に嬉しいです。
私は貴方の為に、自分の為に楽しく書く練習に頑張ります。
長々と長文失礼致しました。<(_ _)>