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配信テイマー、我が道を行く!〜戻って来いと言われても知りません!僕は大切な仲間と一緒に冒険してるんだから!  作者: ゆん。
第六章

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観光の裏、動き出す悪意!

「おなかいっぱい!おいしかったね!」


「ああ!また今度来ようぜ!」


「僕もまた来たいです!レルはどうかな?」


「わん!わん!」


 僕達は食事を終え、今はお土産屋に居るよ!アクセサリーに彫刻、お菓子の詰め合わせ、色々見て回ってるんだ!


「皆!こっちに来てくれないかな?」


「フォージャーさん?はい、今行きます!」


 僕達はフォージャーさんの元に行くと、彼は両手にわたあめを持って立っていた。


「はい!ラルフとティムにはこれをあげよう!甘くておいしいわたあめだ!」


「本当か!?ちょっと頂きます!」


 ラルフさんがわたあめに口をつける。僕ももらって、一口パクリと食べてみた。


「「お、おいしい!」」


「ははは、そうだろう?さっきの食事でも分かったと思うけど、ここは武器だけ凄いんじゃなくて、色々な物が凄いんだよ!」


「だな!俺、ここに来て良かったよ!」


「そう言ってくれると嬉しいな!二人とも、どんどん配信もしてくれよ!」


「はい!」




 甘いわたあめを食べる僕達。それを見て、ミーさんは怒っていた。


「ずるい!ミーにもちょうだい!」


「君は駄目だよ!まだ行く所があるからね!」


「えっ?どこ?」


「あそこ。」


 フォージャーさんが指し示したのは……病院だね。するとミーさんは顔を青くする。



「えっ!?嫌!病院は苦手なんだよ!」


「でも君、ロストガルーダに襲われて大怪我したんだろう?ちゃんと見てもらいなさい!」


「それなら、早く言ってよー!病院の後に観光なら我慢できたのにー!」



 じたばたと足を動かすミーさん。それを引っ張りながら、フォージャーさんは病院へ。


「そういう訳だから、ここで一度解散しよう!ラルフ、ティム。二人は好きなように街を見て回るといい。お金はこっちで出すから、使った額とかを計算して、後で見せてくれ!あんま高い物は買っちゃ駄目だぞ!」



「分かりました。じゃあ、行きましょうラルフさん!」


「おう!二人とも、頑張ってな!」


「頑張るのはミーだよ!?フォージャーは頑張らないよ!?やーだー!」



 フォージャーさんに連れられ、ミーさんは建物の奥に消えていった。



「先生、俺は武器工場に行くよ!俺に合った物を見てくるぞ!」


「なら、僕も一緒にお願いします!短剣を買っておきたいんです。」


「そしたらまたお土産屋だ!ここ以外にもあるかもしれない、色々回ってみようぜ!」


「はい!行くよ二人とも!」


「わん。」


「か、かめ……。」


 僕達四人で探険だ!何を買おうかな?




















 ◇◇◇


「全く……厄介な奴が現れたものだ。」


 ここはカーノンの街にある牢屋。軍服を着た男が牢屋の前で、手元の鍵をいじっている。


「この鍵だ……。よし、開けてやろう。」


 ガチャっと音がして、牢屋の鍵が開く。そこから出てきたのは、ティム達が捕まえ、フェイクが閉じ込めた人さらい達だった。


「あ、ありがとな。まさかアンタが助けてくれるとは意外だったぜ。」


「口より体を動かせ。お前達が逃した冒険者達……奴らを始末してこい。出来なければ、分かっているな?」


「あ、ああ……。だが、どうやって?」


「奴らは街で異変が起これば必ず出てくるだろう。……分かるな?」


「わ、分かった。行くぞお前達!」


「「「おおおおおーーー!」」」


 牢屋を抜けた人さらい達は、周りの職員達に気づかれぬようそっと役場を抜け、外に飛び出した。



今回も読んで頂き、ありがとうございます。続きが気になる、面白かったと思って頂ければ幸いです。もしよろしければ、ブックマーク、評価を入れて頂ければ嬉しく思います。

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