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配信テイマー、我が道を行く!〜戻って来いと言われても知りません!僕は大切な仲間と一緒に冒険してるんだから!  作者: ゆん。
第五章

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早すぎる進撃、トロール襲来!

「みんなー!今日もミーの配信に来てくれてありがとー!今日は何と!冒険者さんの昇格試験に密着しちゃうよー!」






「皆さん、僕は今から試験官として、昇格試験に挑戦します。緊張するけど、よろしくお願いします!」


「わん!」






「って事で、今回はコラボ配信……って奴なのかな?俺の昇格試験だ!配信者のミー、そしてティム先生と一緒にクエストに行ってくるよ!よろしくな!」


「かめ!」



 僕達は三人、それぞれ魔導カメラを引っ張り出して、配信をスタートさせる!映像も参考にするってロットンさんは言ってたから、後で見返せるよう用意しておかないとね!






「おいおい、配信ばっかに気を取られんなよ。本命のクエストはちゃんとやってくれないと困るぞ?」


「分かってるよ!それでロットン、目的地は?」


「あそこだ。ちょうど人も居るし、話をしてくるかな。」



 ロットンさんは駆け足で目の前の小さな村へ。あそこがフェイクさんの言ってた、野菜の栽培施設なんだね。







 ロットンさんは、畑で水やりをしているおじいさんに、そっと声をかけた。


「あのー。すみません。」


「おお!貴方がクエストを受けてくれた方ですな!」


「ええ。フェイクさんから話は聞いています。トロールが荒らしているのは、ここで間違いありませんね?」


「はい……せっかく作った野菜が全部食べられてしまって……。今は皆、怖がってしまって家に閉じ籠もっております。」


「そうですか……貴方はどうして外に?」


「この野菜は、皆で丹精こめて育てたのです。自分の子のようで、どうしても面倒を見ていたいのです……。」



 ロットンさんは、おじいさんの話を聞いて、頷いていた。


「分かりました!任せて下さい、必ずここの平和を取り戻します!」



「おお!ありがとうございます!」


「では、早速こちらへ。奴らはだいたい夜に来るのです。皆様にはこちらの小屋で待機してもらって、奴らをやっつけて欲しいのです。」


「それでは行きましょう!……お前達早くしろ!配信は試験の時でいいだろ!」


「ま、まあ、そうなんだけどさ……。」


「お前……のんびりしてる暇があったら作戦考えろよ?これはお前だけの問題じゃ無いんだからな!」




 ラルフさんは浮かない顔をしている。何だろう……嫌な予感がする。僕とミーさんはラルフさんの向く方向を見た。








「先生、あれってやっぱり……。」


「えっ!?ロットンさん、大変です!」


「どうしたティム君?」


「あ、あれを見て下さい!」


「ん、どれどれ……。」



 僕達の向いた方向に見えたのは緑色の巨体、棍棒を持った魔物。トロールの大群だった。








「ほう……これは大変だな。」


「おい、どうする!?トロールは夜に来るんじゃ無かったのか!?」


「何か慌ててるねー。まだ明るいけど、お腹がすいてここに来ちゃったのかな?」


「ロットンさん、これは試験どころではありません!すぐに対処しないと!」


 僕がそう言うと、ロットンさんはすぐに動き出した。




「おじいさん、家に入って下さい!ここは私達に任せて!」


「で、でも……。」


「さあ、家に行きましょう!背中に乗って!……お前達、悪いがしばらく足止めしてくれ!俺もすぐ行く!」


 おじいさんを背負って僕達に指示を出すロットンさん。ラルフさんはやる気満々だ!



「ああ!試験開始だ!」


「ねー。ミー達も参加していい?これって試験って量じゃ無いよ?」


「頼む!最優先はここの人達の安全だ!」


「うん!任せて!ミーがみんなやっつけちゃうから!」






「行くよレル!力を貸して!」


「わん!」


「タルト、頼む!」


「かめー!」



 僕達はパートナーから力を借りて、準備を整える。急ごう、村が危ないんだ!







「ウゴォォ!ゴォォォ!」

「ゴォォォォォォ!」



 僕達は村とトロールの間に入り、迎撃の構えを取る。トロールの大群は村に一直線だ。なら……。



「まずはこれだ!えいっ!」


 僕は爆薬の付いた短剣を地面に何本も突き刺す。トロール達は直線上……その短剣の刺さった道に差し掛かる!


「先生、どうする?」


「こうするんです!」


 僕は短剣を投げ、地面に刺さった短剣に当てる。すると火花が起きて……。





 ドガァァァァン!


 ドガァァァァン!


「ウゴォォ!?」


 爆発にトロールがひるんだ!ここで攻める!



「レル!攻撃するよ!」


「わん!」


 僕とレルはブレードを持って同時に走り、まずは先頭のトロールへ。気づいたトロールは棍棒を振り回すけど、僕とレルはジャンプで避ける。



「うりゃぁぁぁ!」


「ガゥゥゥ!」


「ウゴォォ!?」


 僕とレルはトロールに一閃、するとトロールはバランスを崩して転倒する。


「レル、次だ!」


「わん!」


 僕達は近い位置に居るトロールを狙い、ブレードを構えながら走り出す!ここには近づけさせないぞ!













 ◇◇◇


「おー!やっぱりトロールって大きいねー!」


 ミーの目の前にはおっきなトロール!あの巨体に棍棒……まともに当たれば結構痛そうだよ!


「ウゴォォ!」


「えいっ。」


 でも、ミーにはそんなの当たらないよ!ステップしながら華麗に避ける。どう?すごいでしょ!


「ウゴォォ!」


「まだまだー!」


 他のトロールも混じって一緒に叩いてくるけど、遅い遅い!ミーには全部見えてるんだもん!


「よいしょ!」


「ゴォォォ!?」


 ミーはトロールの足を持ち上げる。そしたら何をするか……配信を見ているみんななら分かるよね!





「それーーーっ!」


「ゴォォォ!?」


 ミーの投げたトロールは他のトロールに当たって倒れ込む!ナイスショットだよ!



「さあ、どんどん行くよー!……あっ。」


 向こうを見ると、ティムがレルと一緒に戦ってる。短剣を使って足止め、それからブレードで強烈な攻撃!


「おお!さっすがティムー!負けられないよー!」


 ミーはトロール達の所へ走り出す!どっちがたくさん倒せるか、競争だよ!










 ◇◇◇


「す、凄え……ティム先生はもちろんだけど、ミーも凄く強い……。」


「かめ!かーめー!」


「そ、そうだよな!頑張れラルフ、俺も負けられないぞ!」


 俺は自分を鼓舞しながら、前にいる強敵を見る。緑の巨体、トロール。大丈夫だ……俺なら出来る……!



「行くぞタルトー!」


「かめー!」


「ウゴォォ!!」


 負けないぞ!俺達だって勝ってみせるんだ!


今回も読んで頂き、ありがとうございます。続きが気になる、面白かったと思って頂ければ幸いです。もしよろしければ、ブックマーク、評価を入れて頂ければ嬉しく思います。

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