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配信テイマー、我が道を行く!〜戻って来いと言われても知りません!僕は大切な仲間と一緒に冒険してるんだから!  作者: ゆん。
第五章

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少年テイマー、街へ到着する!

 僕達はご飯を食べたらすぐに寝袋の中に。テントがしっかりしてるから、安心して寝られるよー。


「おやすみなさい。ラルフさん、ミーさん。」


「ああ!おやすみ!」


「おやふみー。」















「おはようございます!ラルフさん!ミーさん!」


「ああ、おはよう先生!」


「おはようティム!それとラルク!」


「何か違う。最後の文字が違う。」


「そうだった!ラルフだったね!」


 僕達は朝の日差しを浴びて、一斉に目が覚めた。……あれ、ロットンさんは?


「アイツどこ行ったんだ?見てきた方がいいかな?」


「ですよね。ここは僕が行きます!」


 僕は外に出ると……ロットンさんは木に寄りかかって眠っていた。







「ゴォォォ……ゴォォォ……。」


「何でテントから外に飛び出すんだよ……。起きろ!朝だぞ!」


「ん……おはよう諸君!よく眠れたかな?」


「まあな。それよりお前、風邪ひいてないか?寝てる間ずっと外に飛び出してたかもしれないんだから。」


「そうか?平気平気、俺丈夫だから!」


「それなら良かったよ。」


 ラルフさんは昨日からの出来事の連続で疲れているいみたい。ロットンさんはそんなラルフさんを見て、ニコリと笑いかけていた。


「心配ありがとな!そしたら早く準備して出発するか。飯は昨日適当に作っといたから、それを食べててくれ。」


「ありがとうございます!」


「ミーも食べるー!」


「二人とも元気だなぁ。俺も負けないぞ!」


 僕達の手にあるのはサンドイッチ。やっぱりおいしい!今度作り方を教えてもらおうかな?







 ご飯を食べたら出発だ!僕とラルフさんは、レルとタルトと合流した。


「おはようレル!よく眠れた?」


「わん!わん!」


「よかったー!じゃあ、今日も頑張ろうね!」


「わふー!」


 ラルフさんは素早くタルトを背中に乗せる。タルトはまだ眠そうだけど、背中に乗ると手足をパタパタと動かし始めた。


「かーめー!」


「タルト、そろそろ出発だ!行けるか?」


「かめ!」


「分かった!しっかり掴まっててくれよ!」


 さあ、いよいよだ!僕達は魔力を纏って、ひたすら山を降りていく。目的地はもう見えてるんだ、今日中についてみせるよ!




「なあロットン、走りながらで悪いが、俺の試験ってどうなるんだ?」


「昨日言ったろ?街についてから考えるって。」


「でもよ、捕まえた後ろの奴らの親玉、また襲ってくるんじゃないか?」


「心配なら口より足を動かせ!俺達の行く街は侵入者への警備もしっかりしてる。あそこに行きゃなんとかなるだろ!」


「そうか?」


「大丈夫だって、この俺が居るんだ!お前達の事は試験が終わるまでちゃんと守ってやるから!」



 軽く言うロットンさんだけど、あの目の動き……常に周りを見てるんだ、やっぱり凄い。僕も周りを警戒しながら進んで行こう。








 それからしばらく後、特にトラブルも無く山を降りる事が出来た。そして…………。




「見えたぞ!あそこだ!」


 僕達の目の前には、巨大な門に守られた街が現れた!


「ここが今回の目的地だ。じゃあ、ちょっと行ってくるわ。皆はここで待っててくれよ?」


「はい!」


「つ、疲れた……。」


 ロットンさんは門に駆け寄り、門番さんに話しかけていた。




「あなたは……ロットンさんですね!」


「はい。今回のクエストを受ける人を連れて来ました。リーダーに挨拶をしたいのですが、連絡を頼めますか?」


「かしこまりました!今呼びますので、しばらくお待ち下さい!」


 門番さんは偉い人を呼びに走って行く。それをミーさんはじっと見ていた。



「ロットンって、別の街の人なんでしょ?ここの人と知り合いなの?」


「リーダーじゃ無いが、ほんの少しならな。こういうコネはあって損する物でもねぇし、いざという時の連携にも必要だから、顔合わせくらいはしてるんだよ。」


「ふーん。」








 そしてしばらく待っていると、ガタンと音が響き、遂に門が開き始めた。そこから見えたのは…………軍服を着た男の人。か、かっこいい……!



「君達が今回のクエストを受けてくれた者達だな。内容について説明したい、こちらの役場に案内しよう。」


「助かります。……おっと、自己紹介を。私はロットン、今回の依頼を受け付けた者です。」


「ありがとう。私はフェイク、ここのリーダーを任されている者だ。……そちらの方々は?」


「彼らは私の連れです。今回は彼らがクエストの対処に当たります。では、案内をお願いします。」


「ああ。では皆さん、こちらに。」



 ここのリーダー、フェイクさんに案内され、僕達は街の中へ。ラルフさんはガチガチになって緊張してる。ミーさんは周りを見渡して目を輝かせている。僕は……試験官になるんだ。常に落ち着いて行かないと!



「わん!わふー!」


「かめー!」



 レルとタルトが後ろから声を出す。初めての街だから驚いてるのかも。さあ……気合を入れて行こう!






今回も読んで頂き、ありがとうございます。続きが気になる、面白かったと思って頂ければ幸いです。もしよろしければ、ブックマーク、評価を入れて頂ければ嬉しく思います。

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