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配信テイマー、我が道を行く!〜戻って来いと言われても知りません!僕は大切な仲間と一緒に冒険してるんだから!  作者: ゆん。
第十一章

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僅かな異変?機械の巨人襲撃!

「この旗がゴールだね!」


「びー。」


 ミーとびー君、二人は巨人の足元を抜けてゴール!?今の弾丸を全部避け切ったんだな……


「これでおわりだー!」


「びー!」


 二人はぴょんぴょん跳ねて喜んでるけど、今そんな場合じゃ無いだろ!後ろ見ろ後ろを!


「んにゃ?」


 ドガァァァァン!








「ああ!ミー!?大丈夫か!?」


 巨人の腕が、ミーに当たったんだ!は、早く助けに行かないと!


「皆一緒に来てくれ、ミーが危ない!」


「慌てるなよラルフ、ミーが簡単にやられる訳無いだろ?ほら。」


「え、でも……」


 あっ。








「もう!ミーはゴールしたんだよ!なのに攻撃するなら……」


 巨人の腕が押し戻されてる。そうだ、ミーのパワーは滅茶苦茶強いんだ!





「おかえしだーっ!」


 腕を掴んで持ち上げると、そのまま巨人を地面に叩きつける!


「さらにもう一撃!」


 頭部を全力で殴りつけ、巨人は後ろにのけ反った。これは効いたのか?


 ウィィィィン。ガチャン。



「普通に動いてる。まだ駄目なのか。」


「ミーを狙っているうちにこっちも進むぞ。ゴールした奴も無差別に攻撃してるなら危険だ!」


「……何とかなるかロットン?」


「知らね。だが目的地に着けばいいんだ、先に済ませれば落ちても失格は無いだろ。」


「もし落ちたら駄目だったら?」


「俺が直談判してやる。だから安心して落ちてくれ!」


「俺が負ける前提になってる!?」


 こんな時に冗談やめてくれよ!……あ!


「ワシら先に行くからの!皆も急いでなー!」


「わ、私も行ってきます!ミーさん、待っていて下さい!」


 リッチとサキは空を飛んで巨人へ向かう。二人が撃たれないように俺達も急ぐんだ!







 ◇◇◇


「にゃー!しーつーこーいー!」


 ウィィィィン。


「よっと、それっ!」


 ガシッ。


「だぁぁぁぁぁ!」


 バキッ!


「結構地面にぶつけてるのに、全然だめだよ!」


「びー!」


「あ、危ないよ!逃げて!」


 バキッ!



「びー!?」


「びー君!」


 ガチャ。


「ま、まずい!跳ばなきゃ!」


 ガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!













「…………あぶない!動けなかったら大変だよ!もう本当におこったよ!」


「びー!びー!」


「ミー!大丈夫かー!」


「あラルフ達だ!ミー達も合流しよう!」


「び!」










 ◇◇◇



 やっと追いついた!ここが目的地、旗はすぐそこだ!


「ミー!こっちこっち!」


「かめー!」


「皆ありがとう!ここからは一緒におねがい!」


「じゃ、しばらくは俺が相手をしてやるか!お前達まずはゴールまで行って来い!」


「良いのか?ロットンは?」


「大丈夫だ、お前こそ人の心配してる暇は無いぞ!他の奴らも急いだ急いだ!」


「分かった!タルト掴まれ!」


「かめー!」


 生き残った人達でゴールの旗を目指すんだ。その間にロットンは地面に魔力を送り、腕に土の鎧を纏わせた。


「せーのっ!」


 拳で殴りつけるとグラッと揺れる巨人。ロットンはただ一点、足の関節部分を狙ってる!


「オラッ!どうだっ!」


 グワングワン……


「腕か、だが効かねぇな!」


 鎧でパンチをガードしたロットン。今度は地面に手をつけて腕を生やす!


「グランドバインド!」


 自分に伸びた腕を逆に掴み、その間に足を攻撃だ。俺達も早くゴールを!











「旗触った!これで良いのか皆?」


「ホッホッホ。地面に線が引いてあるからここがゴールで間違い無いのう。ではワシは戻るぞー!」


 リッチが巨人の側に駆け寄ると、素早く腕を振って魔法の氷を出す。それを鋭く変形させてから腕をもう一回振った!


「狙う場所はここじゃな!アイスニードル!」


「ナイスだリッチ!ここで壊すぞ!」


 氷のトゲが関節に刺さるとすぐに凍り付く。そこをロットンが拳で打ち抜いた!


「一丁上がり!これで動けないだろう!」


「もう二本、アイスニードルじゃ!」


 続けて氷を出したリッチは両腕を凍らせる。あの腕から弾が出てるんだ、危なすぎるぞ!


「今じゃロットン、ここも壊してくれ!」


「おう!任せろ!」





 ウィィィィン。ギュゥゥゥン…………。


 凍った部位を拳で殴って、ここも崩した。そして遂に、遂に巨人が倒れる!や、やっ







 ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!







「…………ホッ?」


「…………何?今何が」


「ろ、ロットン、リッチ!?」


 二人はポカンと口を開けながらバタリと倒れた。む、胸の近くに赤い染み……何でだよ!?弾の出る場所はもう無いだろ!


「か、かめー!」


「う、うわぁぁぁぁ!?」






 ウィィィィン!ガチャン!


「キャァァァァ!?」


「さ、サキ!」


 ガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!


「び、びー!?」


「びー君!?あ、あわわ………」


 い、一瞬で皆やられちゃった……残ったのは俺とタルト、ミーだけだ……








「お、おかしい。おかしいぞこんなの……!」


 今までの二試合とは何か違う。……いや、さっきまでの仕掛けともまるで違う。まるで別の奴が殺しに来てるみたいに……!





「お、おい王様達!これ見てるんだろ!?何でゴールした奴まで狙うんだよ!」


 ウィィィィン。


「そ、そんなの変だろ!?何で」


「ラルフ!」


 ガガガガガガガガガガガガガガガ。






「あ、ああ……ミー!あいつ、頭からも弾を!」


 お、俺を庇ってミーが撃たれた。身体中傷だらけで、俺の前に……






「落ち着いてラルフ!戦いでは何があってもおかしくないんだよ!」


「で、でも、これは闘技大会で」


「ラルフ!ミー達で何とかしないと、このままじゃ全滅しちゃうよ!」


「か、かめー。」


「ミー、タルトぉ……」


 目の前には機械の巨人。こっちは三人。参加者達は皆、遠くで倒れてるか腰を抜かしてる。だって、さっきまでとは全然……




 ウィィィィン。


「来るよラルフ!もうすぐ時間になるから、それまでみんなを守るんだ!」


「あ、ああ……」


 ミーは巨人を睨みつけて対峙している。




「俺は、俺は……!」


 そうだ、俺達が何とかしないと!こんな所で諦めてたまるか!


「タルト!力を貸してくれ!」


「かめー!」



今回も読んで頂き、ありがとうございます。続きが気になる、面白かったと思って頂ければ幸いです。もしよろしければ、ブックマーク、評価を入れて頂ければ嬉しく思います。

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