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配信テイマー、我が道を行く!〜戻って来いと言われても知りません!僕は大切な仲間と一緒に冒険してるんだから!  作者: ゆん。
第三章

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少年テイマー、友人の訪問を受ける

「いやー!ティム先生のおかげでダンジョンの攻略も出来るようになったぞ!な、タルト!」


「かーめ!」


 俺はラルフ。戦士であり、見習いテイマーでもある。つい最近ダンジョンに突入して、数日かけてやっと最深部まで辿り着けたんだ!魔石を売ってお金が出来たから、これで先生においしいものを食べてもらうんだ!


「おっ、誰だあの人?」


「かめ?」


 俺達が村へ向かう途中、二人の男女を見つけた。あの人達も冒険者かな?繋がりは大事だって言うし、同業者なら挨拶しておこう!そんな軽い気持ちで、俺達はその二人に近づいていった。










 ◇◇◇


「見たかサリア!やはりティムは大した奴だ!高難度のダンジョンを攻略しているのだからな!」


「分かってるっす!何度目っすかその話!?朝からしつこいっすよ!」


 あーしはサリア。今はギルと一緒にティムの居る村へ向かってるっす。ティムの初配信の感想、聞いてみたくて直撃する所っすよ!

 しっかし……勇者パーティーの奴ら、間近で見てたら腹が立ってきたっす!ティムにはもーっと頑張ってもらって、奴らにギャフンと言わせてやりたいっすね。






「あ、あのー!二人も村に向かってるのか?」


「……誰っすかアンタ。ナンパならお断りっすよ?」


 ……知らない人に声をかけられたっす。ぱっと見た感じ同業者みたいっすけど、あーしはそんなの気にせず村に行くっす。



「なあなあ待ってくれよ!俺も村に向かってるんだ。よかったら一緒にどうかな?」


「お一人でどうぞっす。あーしは友達に会いに行くっすから。」


「俺もこの先の村に用があるんだ!先生に会いに来たんだよ!」


「そうっすか。それならご勝手に行って下さいっす。あーしは関係無いんで。」


「そ、そうか。ごめんな、急に声を掛けて……。」


 どうやら目的地は同じらしいっすね。適当に返事をしながら歩いていると、その冒険者は先に行ってしまった。……あの村に先生?あーしが行った時、人はティムとリースしか居なかったっすよ?誰っすかそれ!?


「気になるっすね……行くっすよギル!」


「ああ!」















 ◇◇◇


 僕が外に出ると、マイラさんが誰かと話をしているのが目に入った。


「私はマイラ。ここに移住してきた者です。貴方達はどちら様でしょうか?」


「あっ、ご丁寧にどうも。俺はラルフ、冒険者をやっています。」


「……あーしはサリア。冒険者をやってるっす。」





 ラルフさん、それにサリアまで!一体どうしたんだろう?


「ラルフさん!お久しぶりです!」


「先生!数日ぶり!元気にしてたかな?」


「はい!でも、ちょっと大変な事があったんですよね。」


 僕がラルフさんと話していると、間にサリアが入って来た。


「ティム、お久しぶりっす!どうっすか、配信してみたっすよね?」


「うん!初めての配信は大変だったよー!」


「ギルは先に拝見したんすけど、あーしはまだ見てないんですよ。よければ一緒に確認していいっすか?」


「うん!準備するから待っててね!」


「では、私達は畑仕事の続きを。失礼しますね。」


 マイラさん達は再び畑に、僕は家の中に入って魔導パソコンを用意する。その間、外ではラルフさんとサリアの声が聞こえていた。何の話をしてるのかな?









「さっきの会話……アンタの先生ってティムなんですか!?」


「ああ。ティム先生にテイマーについて教えてもらって、今はこの子と冒険してるんだ。」


「かめ。」


「ほう。中々懐いているではないか。貴様もテイマーを目指すのか?」


「うん。少しずつ慣れていければと思っているよ。」


「……そうっすか。なら頑張るといいっすよ。その友達の為にも。」


「おう!頑張るぞーー!」


「かーめー!」









 僕はパソコンの準備が終わって、外に居る四人を呼びに行った。いよいよ見てもらえるけど、緊張するなー。


「準備出来たよー!入って入ってー!」


「おっ!今行くっすよ!」


「我も入るぞティム!もう一度見せろ!」


「俺も俺も!」


「かめ。」


 家の中でパソコンを置き、画面をなぞる。すると映像が映り、画面に僕とレルが現れた。




 [き、緊張するよ……。み、皆様初めまして!僕はティム、テイマーをやっています。今回はこのダンジョン、……名前ってまだ無いよね……ここを調査して行きたいと思います。よろしくお願いします!]



「始まったな!楽しみだな、タルト!」


「かめ!」


「ギルは中身見たっすよね?そんなに凄かったっすか?」


「ああ!我程では無いが、不慮の事態にも対応できてたぞ!」


 何か恥ずかしいな……。僕達は飲み物を飲みながら映像を見ている。



「は……ハイプラントだって!?Cランク……いや、Bランクでも気を抜けない相手だぞ!?先生はやっぱり凄いな!」


「ティムなら問題無いっす。仲間がいればこれ位平気なんですよ。」


「かめ。」



 場面が進むと、四人はますます映像に釘付けになっている。そして今回の目玉……ダンジョンの隠し通路を見つけた場面に突入した。

今回も読んで頂き、ありがとうございます。続きが気になる、面白かったと思って頂ければ幸いです。もしよろしければ、ブックマーク、評価を入れて頂ければ嬉しく思います。


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