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配信テイマー、我が道を行く!〜戻って来いと言われても知りません!僕は大切な仲間と一緒に冒険してるんだから!  作者: ゆん。
第十一章

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少年テイマー、明後日への思い

今回、久しぶりにティムの友人が登場します。よろしくお願いします。

「お、終わっちゃいました……?」


「びー?」


「その様じゃな。サキ、びー君。ワシらこれからどうするかの?」


「びー!びー!」


「わ、私達はティム様に合流します!リッチさんは?」


「ワシはサリア達……は何だか忙しそうじゃ。アオハ達の所に行こうかな?」


「それなら一緒に行きませんか?」


「びー!びー!」


「よし、では行こうか!皆の者進めー!」

















 ◇◇◇


「ティム様ー!」


「びー!」


「サキさん、びー君も!」


 僕達が予定を考えていると、サキさん達もこっちに向かって来た!どんどん賑やかになってきたぞー!


「やあ。ワシも来たよ!皆元気そうじゃな、ラルフ。」


「ああ、リッチも元気みたいだな!皆も突破したんだ、良かった良かった!」


「喜んでる場合じゃないぞお前。ここに居る誰が来ても負ける可能性高いんだからな。」


「そんな事無いぞ!……でも一足早く宿に帰るよ。俺達もうちょっと特訓してくる!」


「かめー。」


 タルトを背負ってラルフさんが歩き出す。他の参加者さんも動き出したし、僕達もそろそろ移動しよう!


「僕達も行きましょう!ロットンさん、ミーさん、お先に失礼します!」


「おう!」


「いってらっしゃーい。」


「わん!わん!」


「サキさん達も一緒に!」


「は、はい!」


「びー!」


 せっかくだし何か買って帰ろう!ミミック達が食べてたアイス、皆で食べたらきっとおいしいよ!


「じゃあ私達も行こうかな。皆、一足先に抜けさせてもらうよ。お互い良い戦いを!アオハ、シロメ、行くぞ!」


「うん、カズハ。ではまた明後日、すすめシロメー!」


「うけー!」


「ワシもこっそりと着いていくぞ!さらばじゃー!」













 ◇◇◇



「はいどうぞ!」


「ありがとうございます!レル、はい!」


「わん!わん!」


「サキさんとびー君も!」


「は、はい!いただきます。」


「びー!」


 アイスを買って宿屋に向かう途中、街並みを見ながら歩く。空を見ると雲一つない晴天、明後日もこんな天気だと嬉しいな。


「サキさん、僕達明日は道具を揃えようと思ってます。サキさんはどうしますか?」


「私は……街を見て回りたいです。初めて来た場所ですし、色々歩いてみたいです。」


「びー!びー!」


「びー君も?うん!二人とも気をつけてね!サキさん、明後日もよろしくお願いします!」


「はい!よろしくお願いします!」


「わん!」













「あ?何だお前?オレ様に喧嘩を売ろうってのか!」


「何言ってんの!?先にいちゃもん付けたのそっちっしょ!こっちはいい迷惑だし!」








「……ティム様、今の声って……」


「……サキさん、やっぱり聞こえました?」


 男の人達の言い争いの声が聞こえた!一人はつい最近聞いた声だ。でももう一人、この人は……!







「そうかそうか。ならその喧嘩買ったぜ!」


「話を聞かない奴だし!そっちが先だろ!」








「ティム様!」


「はい!」


 街中で戦闘!?そうなったら周りの人達が危ない、止めに入らないと!



「レル、行こう!あそこを曲がった先だよ!」


「わん!わん!」


 レルの力を借りて、ブレードを持つ。急いで走って、道の角に入る!



「一旦ストップ!街の人に迷惑かかるから駄目ー!」


「わん!わん!」


 角を曲がってブレードを構えて、まずは威嚇から入








「あ?……何だティムじゃねぇか!どうしたこんな所に?」


「あー!ティムっちー!久しぶりっしょ!」


「わ……わっ!?」


「わふー!」


 ガキン!


「あ、危ねぇ!?」


「おわっと、ティムっちどうしたのよ?」



 ブレードはレルに防がれ、ガチャンと地面に落ちた。急に声かけられてびっくりしちゃった……反省しないと!


「ご、ごめんなさい!街の人達が危ないと思って!」


「あぁ……わ、悪い!こっちこそ悪かった、こんな所で騒いだらそう思うよな。すまん!」


「相変わらずティムっちは真面目だし!でも俺が居ればそんな事無いから!」



 僕が顔を上げると目の前には、ここの街で会った男の人が居た……そう、ニールさん!それともう一人、この人は!








「ラーチャオさん!ここに来てたんですね!」


「そーいうこと!皆元気してたみたいだな!サキっちもびー君もひさしぶりー!」


「びー!びー!」


「ラーチャオさん、お久しぶりです!」


 金髪でジャラジャラとアクセサリーを鳴らす男の人。ラーチャオさんだよ!地竜の国での冒険以来、久しぶりに会えた!



「そ、それでどうして二人はここで喧嘩を?」


「そりゃコイツが絡んできたからに決まってんだろ!オレ様は理由なく街で暴れたりしねぇよ。」


「だーかーらー!そっちが急に突っかかってきたの!言いがかりはやめて欲しいし!」


「あ!?だいたいジャラジャラジャラジャラうるせぇんだよ!」


「これが俺のファッションなの!勝手に近づいてきて音がうるさいとかヤバイ奴だし!」


「え、えっと……」


「わん?」


 どうしよう、何か止める方法無いかな?早くしないと!



「あ、あのー。」


「何だ?」


「どしたのサキっち?」


「アイスあるので一緒に食べませんか?」













「旨い!いいじゃねぇかこれ、後で買ってこよう!」


「皆で食べると美味しいって訳よ!サキっちありがとな!」


「はい!」


「ラーチャオって言ったか。さっきは悪かったな。気が立ってたんだよ。」


「気にしない!そんな事もあるし!」


 …………僕達は街のベンチで一休み。サキさんがアイスを勧めてから、二人は和解したみたい。この二人も次の試合に来るんだよね?あっ。



「ラーチャオさん、ここにはどうやって来たんですか?僕達船に乗れなくて……」


「そうなの?俺は船乗りさんの手伝いしながら来たんだし。簡単っしょ?」


 …………そうかお客さんとは別に、船乗りさんの席は確保されてるんだ!何で気づかなかったんだろう!


「に、ニールさんは?」


「オレは空を飛んできたぞ。海を越えるなんて驚いたが、まあ何とかなったな。」


 この人は空を……凄い人だ!


「今回の試験、ミミック抑えてくれたから簡単に紙入れられたよな!サンキューティムっち!もちろん皆の活躍もちゃーんと見てるし!」


「ありがとうございます!」


「明後日だったな……オレどのミミックに入れたっけ。忘れちまった。」


「集計されれば分かると思います。気長に待ちましょう!」


「だな。いい天気だしのんびりしとくか!」


「びー。」


「ティム様、お口にアイスが!」


「あ、ありがとうございます。」


 空を見ながらアイスを食べる。太陽があったかいなぁ。






「じゃあ行くわ。お前ら精々オレを楽しませてくれよ?」


「望む所だし!」


「お互いに頑張りましょうね!」


「おう!アイスの借りは覚えとくからな!」


 アイスが食べ終わると、ニールさんは街に戻って行った。皆合格したんだよね、次は直接ぶつかるかもしれない!



「負けられないよ!レル、早速準備しよう。僕達が優勝するんだ!」


「わん!わん!」


「俺もやっとくかな?ティムっち、サキっち、びー君も!どっちが勝っても恨みっこ無しだし!」


「よろしくお願いします、ラーチャオさん。ティム様、私も頑張りますから!」


「びー!」


「わん!わん!」


「そういやレルは初めましてだな!俺ラーチャオ!よろしくな!」


「わふー!」


 さあ行こう!明後日が楽しみだ!









「テイマーか……実際見るととんでもない奴だ。オレも用意しないとな、こりゃ楽しめそうだ!」
















 ◇◇◇



「何とか突破だ。明後日に備えて買い物を……ん?」


「ウォォォ……」


「だ、大丈夫かアンタ?道でしゃがんで……」


「ウォォォォォォォォォォォ!!」


「う、うわぁぁぁぁぁ!?」


 ガツン。









「……まず一人だ。この調子で全員潰すぞ!」


「了解しました……様。参加者が居なくなれば、優勝は確定です!」




今回も読んで頂き、ありがとうございます。続きが気になる、面白かったと思って頂ければ幸いです。もしよろしければ、ブックマーク、評価を入れて頂ければ嬉しく思います。

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