表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
配信テイマー、我が道を行く!〜戻って来いと言われても知りません!僕は大切な仲間と一緒に冒険してるんだから!  作者: ゆん。
第十一章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

250/279

予備試験終了!今後の日程は

「レルー。もふもふー。」


「シロメももふもふだよー。」


「わん!わ、わん?」


「うけー?」


「どうしたの二人とも?」


 僕とアオハ君はレル達の様子を見て、すぐに立ち上がる。この感じ、もしかしてライア?









「皆、お疲れ様なのじゃ!時間が来たから、ここで終了なのじゃー!」







「そうか、もう一時間経ったんだね。」


「じゃあ近くに行こう!シロメ行くよー!」


「レルも早く!皆と合流しよう!」


「うけー。」


「わん!わん!」


 会場に響くライアの声を聞いて僕達は走り出す。あっ、ラルフさん達だ!


「先生!何か発表するみたいだ。こっちこっち!」


「頑張ったなティム君!まずは魔王からの話を聞かなきゃな。レル達も早く来てくれ!」


「ラルフさん、ロットンさん!あ、ミーさんは?」


「はーい、ここだよ!みんなで結果発表を聞いてみよう!」


 僕達が集まってすぐ、頭上からライアの気配が迫ってきた。ふわっと浮いた状態でこっちを見下ろしているんだ。



「さて、これで試験は終了じゃな。まずはミミックを回収するのじゃー!」


「ミミミッ。」


「はい!ではこちらへ!」


 ライアの言葉と同時にルーが現れ、ミミックを持って移動した。ミミックは足をバタバタさせてるね。


「では、今後の日程を伝えるのじゃ!最初に言った通り、ミミックによって舞台が違うのじゃ。全部で四つ、勝つ為の条件が違うからそれに合わせて動いてもらうのじゃ。」


「はーい!」


「はいラルフさん!何か質問があるようじゃな!」


「なら舞台の内容教えてくれよ!準備しておきたいんだ。」


「それは駄目なのじゃ。ここで見る能力は状況対応能力!どんな試験になってもいいように、備えをきちんとするのも実力なのじゃ!」


「そうか……実際の依頼じゃ何が起こるか分からないからな。あらゆる事態を想定しろって訳か!」


「そうなのじゃ!分かってもらえて嬉しいのじゃ!では今日はおしまいなのじゃ。皆解散痛い!?」



 ライアの後ろからルーが出てきて、頭をポコンと叩く。その顔はちょっと怒ってるみたい。


「そんな適当でどうするんですかもう!……皆様!集計をしますから、明後日もう一度こちらへお願いします。その時までに舞台を整えておきますね。詳しい事は当日ライアに説明させますから!」


「ルー痛いのじゃ!もうちょっと手加減して欲しいのじゃー!」


「お嬢様がちゃんとお伝えしないからです!さあこちらへ来て下さい!……皆様はここで解散になります。自由時間、ちゃんと楽しんで下さいね!」


「ではみ、皆明後日なのじゃ!こ、怖いのじゃー!?」


 ルーに引きずられてジタバタするライア……空を飛んでるけど、引きずるで合ってるかな?


「何か適当だったな。でも明後日かー。なら明日が空くな。タルト、俺達何して過ごそうか?」


「かめー。」


「ミーは特訓しないよ?もう仕上げてきたから、明日は観光を配信するのだ!」


「俺は仕事をしておくか。田舎の町役場からわざわざ来たんだ、ここの風景とかをもっと見ておきたい。」


「で、ロットンの本音は?」


「珍しいもん食ってみたい。」


 ラルフさん達楽しそう!僕達は何をしよう?


「レルはどうしたい?特訓?それとも観光?」


「わん!わん!」


「うん!ならのんびり過ごそう!武器の調整もしないとね!」


 僕達は宿屋の周りで体を休めて、使っちゃった短剣も補充しよう!



「なあ、アオハ達はどうする?」


「そうだねー。僕達はご飯をたくさん食べようかな。体力つけて次のステップに行くよ!」


「うけー。」


「カズハはどうするんだ?」


「私は……適当に過ごすよ。こういうのはその時に思いつく物さ。」


「ま、お互い頑張ろうぜ!でも一番を取るのは俺達だ、タルト行くぞ!」


「かめー!」


 皆で予定を考えるのはやっぱり楽しい!でもここからはライバル同士!





「僕達も負けないぞ!でも、とりあえず宿屋に帰ろう、レル!」


「わん!わん!」













「向こうはだいぶ賑やかっすね。ギル、あーし達はどうするっすか?」


「我らは我らだ。好きにやらせて貰う。そうだろうカイン?」


「そういう事!俺が優勝するから、サリア達は準優勝を狙うと良いよ!」


「言ったっすね。優勝はあーし達っす、覚悟するっすよ!」


「では私は適当にやりましょう。楽しむ事が一番ですよ。」


「マイラ、貴様自分が上だと考えているな?我らの強さを甘く見ない事だ。」


「それは楽しみです。他の方達は……どうでしょうね?」
















 ◇◇◇


「いや、実に満足!ここに来た者達は全員合格したではないか!」


「あれ合格って言うのか?途中から強い奴に任せる戦法が流行ってただろ?」


「それも作戦よ。誰が強いか見極める目があるのは強さの証拠でしょ?」


「皆生き残ったのじゃ。次が楽しみなのじゃー!」


「…………。」


 各国の王達がそれぞれの感想を語る中、一人拳を握り震えているのは剣聖ガイア。会場を見て、ワインを飲む、そして拳を握る。嬉しそうに動作を繰り返していた。


「ティム、ソード!二人とも頑張ったな!だが本番はここからだ、悔いのないようにな!私も悔いのないようにのむとするか!」


「ガイア大丈夫か!?飲み過ぎだろ!?」


「自分の子供達が頑張ってるからね。親として嬉しいのよ、きっと。えいっ。」


「何したんだジュリア?」


「酔いが回ると明後日が台無しよ。ちょっと回復魔法をね。」


「お前器用だよなぁ。」


 ガイアを囲むドレイクとジュリア。そこへライアが走って近づく。


「さて、儂らは明日会場の設定をしなければ!皆にも手伝って欲しいのじゃ!」


「了解した!私達も主催者として、継続してサポートしよう!実に楽しみだ!」


「勿論手伝うぜ?参加者の奴ら、どう絞ってやろうかな!」


「当然付き合うわよ!こちらも楽しまないと!」








「あ、あの!何か盛り上がってますけど、ちゃんとした会場をお願いしますよ!主役は彼らなんですからね!」


 そして王達が語り合う中、ミミックの紙を精査しながらルーが叫ぶのだった。













 ◇◇◇


「クソッ!皆生き残りやがった!このままだと俺が優勝出来ない!」


「心配ありません、……様。これが居ればすぐに解決します。」


「ウォォォォォォォォォ!!」


「そうだな!この闘技大会、優勝するのはこの俺だ!」




今回も読んで頂き、ありがとうございます。続きが気になる、面白かったと思って頂ければ幸いです。もしよろしければ、ブックマーク、評価を入れて頂ければ嬉しく思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ