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配信テイマー、我が道を行く!〜戻って来いと言われても知りません!僕は大切な仲間と一緒に冒険してるんだから!  作者: ゆん。
第十一章

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少年テイマー、友人達と再会する!

「ひ、広い……それに他の冒険者さんもたくさん居る。皆ここで食べてるの?」


「ええ。だいたいの人はここで食事を頂いてるっすよ。仲間と食べたり、情報収集も兼ねてるっすね。というより、それを狙って企画されてると思うっすよ。ほら、こっちですよ!」


 サリアはそう言って、僕達を机に案内してくれた。


「あーしはここで食べてるっすから。ティム達も行ってくるっすよ!」


「ありがとう、行ってくるよ!行くよレルー!」


「わん!わふー!」


 どれにしようかな?おいしい物がきっとたくさんだ!







「ラルフ、ミーこのお肉全部食べるよ!配信もしないと!」


「良いなそれ。俺もやろう!タルトー、好きな物を言ってくれー!」


「かー!かー!」


 タルトはラルフさんの取った料理を眺めて、サラダとお肉の乗ったお皿をつつく。それをラルフさんが降ろして、一緒に食べてる!楽しそうで僕も嬉しくなるよー!



「僕達はどれにしよう?レルは欲しいご飯ある?」


「わん!わん!」


「分かった!はい!」


 レルに取ったのは、大きなパンにお肉が挟んである料理。これなら問題無く食べられるぞ!


「いただきま」


「びー!びー!」


「あっびー君!」


 びー君がはちみつパンを持ちながら飛んできた、なら!









「やあティム、こっちこっち!」


「ティム様ー!私達と一緒に食べませんかー?」


「リッチにサキさんも!」


 急いで移動したら、二人もご飯の真っ最中!リッチは骨付き肉、サキさんはリンゴのジュースを両手で大事に持っていた。


「ジューシーな肉!骨身にしみるのう!」


「んっ……やっぱり甘いものは落ち着きます。ティム様もどうですか?」


「はい!僕にもください!」


 皆で食べるご飯、やっぱりおいしい!それに色とりどりの料理を見てると、どんどんお腹が空いてくるよー!


「そうじゃティム、この勝負はワシらの勝ちじゃのう!ワシらはそっちよりも早く着いたのじゃよ。」


「そうみたいだね。ここは負けちゃったけど、大会では負けないよ!」


「その意気じゃよ!さ、食べよう食べよう!」


「うん!頂きます!」


 お肉にミルクに、チーズもあるぞ!たくさんお皿に乗せて、配信をしながら食べよう!


「いただきまーす!」


「よっ、食ってるな諸君!」


「ろ、ロットンさんお久しぶりです!」


「ま、三日しか経ってないがな!ティム君達もお疲れ様だったな!」


 ロットンさんもこっちに来た!無事に到着したんだね!あ、ラルフさん口に野菜を詰めたまま向かって来た……



「ふぉっとん、ほれたちもついたそ。」


「かめー。」


「悪い、何言ってるか全っ然分からん。」


 ゴクン。


「ロットン、俺達も着いたぞ!お前も無事で良かったよ!」


「まあな!相当時間がかかると思ったから、役場職員のコネを使わせてもらったぜ!」


「何それ?」


「前言ったろ?いざという時の為に、他の役場とも連絡位は取ってるんだよ。そこで彼にご協力頂いたのさ。」


 ロットンさんが振り向くと、そこには……!









「やあ、やはり君達も来たんだな。」


「ふぇ、フェイク!」


「ラルフ達の配信も定期的に覗いている。ちゃんと活躍しているようで何よりだ。」


「そうだろそうだろ!それでロットンが言っていたのは何だ?」


 フェイクさんも来てたんだ!確かに冒険者が集まるこの場所なら、商品の宣伝にもってこいだね。





「それは私達の街の船を出した事だ。ここに来る予定もあったからな。そこにロットンが現れたんだ。」


「そういう事だ。カーノンの街は凄いぞ?武器のノウハウを活かして、頑丈な船を造ってたんだからな。おかげで俺も楽に来れたぜ!」


「羨ましい!俺達結構大変だったんだぞ?」


「ラルフ、お前達も頑張った頑張った!勿論それが普通だろうな。だがこの試験はきっと…………いや、何でもねぇ。」


 ロットンさん……シュリちゃんと同じ所で言葉を区切った?この予備試験に必要な要素は他にもあったのかな?


「ほら今は食った食った!後二日あるんだ、のんびり過ごそうぜ!」


「ならロットン、ここで一勝負するぞ!どっちがたくさん食べられるかをな!」


「いいぜ?俺に勝てるかな?」


「じゃあ先生、俺一度向こうに行ってくるよ。お互い楽しもうな!」


「はい!また後ほど!」


 ラルフさんはロットンさんを連れて別のテーブルに歩いて行った。


「さあワシらも食べるぞー!」


「は、はい!ティム様こちらへ!」


「びー!びー!」


「わん!わん!」


「うん!」


 とりあえず僕も食べるぞ!たくさん食べて大きくなるんだ!
















 ◇◇◇


「ほう。ティム達も到着したようだな。」


「ええ。今は友達とご飯の真っ最中っすよ。」


「サリア、お前は行かなくて良いのか?」


「……今はライバルっすからね。向こうから来なければ、距離は空けておくべきっすよ、ギル。」


「ならば、我らはここで食事の続きとしよう。大会までは後少しか、楽しみだな。」


「私も同感です。強い戦士と手合わせできるのですから、楽しみですよ。」










「「マイラ!?」」



「はい。私です。ティム達も到着したようですね。今回の勝負は私の勝ちですか、当日中に着きましたからね。」


「いきなり何の話っすか!?そもそもいつの間にここに!」


「貴様……何の用だ!」


「私はこの会場を歩いて、情報収集をしているのですよ。中々面白い方達も居るようですから。では、ティム達の確認も出来ましたし、私はこれで。」


 シュッ。






「消えたか……油断も隙もない奴だ。」


「本当びっくりしたっすよ……ギルはこれからどうしますか?」


「我は体を慣らしておこう。移動ばかりで戦闘が無かったからな。早めに動かさねば。」


「お互い頑張るっすよ、ギル!」


「ウム!サリアはどうするつもりだ?」


「……あーしも後で歩いてきますかね。警戒するべき相手は結構居るっすから。」





「ほれー!ジュースを凍らせると冷たいぞー!」

「やめてよリッチ!?急にびっくりさせないでよー!?」






「…………そうでしょう、ティム?」


今回も読んで頂き、ありがとうございます。続きが気になる、面白かったと思って頂ければ幸いです。もしよろしければ、ブックマーク、評価を入れて頂ければ嬉しく思います。

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