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配信テイマー、我が道を行く!〜戻って来いと言われても知りません!僕は大切な仲間と一緒に冒険してるんだから!  作者: ゆん。
第十一章

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テイマー一行、目的地到着!

「ぐおー。」


「ぐおおー!」


「このまま真っすぐお願い!そうすれば到着すると思うよ!」


「わん!わん!」


「そうだよねレル。今日中に着けるか分からなくなったから、ちょっと心配かな?」


 クラーケンと遭遇してから、僕達は再び目的地に向けて飛んでいる。空はもう日が落ち始めてるから、急がないとね!


「ねーティム。もし夜で真っ暗になったらどうする?」


「一応周りを見てますけど、この辺りは休める場所は無さそうです……。」


「ぐおー。」


「ぐおおー!」


「かめー!」


「ありがとなタルト!先生、ワイバーンは必ず今日中で着いてみせるって言ってるみたいだぞ!」


「それなら……お願いします!もう少し力を貸して!」


 こ、ここはワイバーン君達に任せよう!僕達は少しでも早くつけるように、ちゃんと道案内をしなきゃ!














「結構飛びましたね。もう日が暮れちゃいました。」


「でもしっかり進んでるよー!着いたら何を食べようかな?ミーおなかすいちゃったよ!」


「まずは泊まる場所探そうぜ!せっかく着いたのに野宿じゃ悲しすぎるよ!」


「わん!わん!」


「かめー!」


「二人もそう思うよな!やっぱり…………先生、ミー!あれ見てくれ、光ってないか?」


 ラルフさんが指さしたのは、海の遠い場所…………本当だ、小さく灯りが光ってる!


「ん?……あっ本当だ!ティム、ミー達の目的地、あそこで合ってるよね!」


「は、はい!僕達、ここまで来れたんだ!」


「わん!わん!」


「ワイバーン君、ありがとう!おかげで目的地に到着出来るよ!」


「ぐおー。」


「ぐおおー!」


 ワイバーン君達は一気に加速!もうすぐ到着だぞ!














「灯りが大きくなって来た!あそこが船着き場です!」


「よーし!端っこに止まろう!あそこまでお願い!」


「ぐおおー!」


 見えた船着き場にワイバーン君を誘導して、遂に地面に着陸だ!


「皆お疲れ様!レル、タルト、俺達も降りよう!」


「わふー!」


「かめー!」


 一日中飛んでたからかな、何だか久しぶりの気がしちゃうよー!とにかく到着したんだ、僕達はここで一歩を踏み出すんだ!


「ねー。みんなで来たから、ここは同時に降りようよー!」


「だな!」


「かめー!」


「はい!皆準備はいい?」


「わん!わん!」


 僕達は足に力を入れて……



「「「せーのっ!」」」


「かー!」


「わん!」


 一歩を地面に!これで……到着だーーー!





「着いたぞー!早速泊まる場所を探さないとな!」


「まだ!最初はごはんー!」


「野宿は嫌なの!だったら俺が探してくるから、二人は先に店を探してくれ!」













「その必要は無いっすよ!」


「えっ?」


 僕達は声の方向に振り向くと、そこには……





「サリア!もう到着してたの?」


「ええ!お久しぶりっすよ、ティム、レル!」


「わん!」


「俺達もいるぞ!」


「かめー!」


「やあサリア!ミー達は今到着したのだ!」


 久しぶりにサリアと再会できた!配信はしっかり見てたけど、直接会うのは王国会議以来だね。


「皆疲れたっすよね?ちょうどあーし達は食事にする所っす。良ければ一緒にどうっすか?」


「いいの!?行く行くー!」


「こらミー!まずは泊まる場所!」


「そうか、アンタ達本当に今来たばかりっすからね。そこを考えるのは大切っすよ?」


「だろ?急いで探してくるから、ちょっと待っててもらえないか?」


 サリアは首を傾げて、それから軽く頷いた。


「分かったっす!こっちはティム達が来た事を伝えて待ってるから、そっちの用事が終わったら来ると良いっすよ。はい、場所はここっす。」


「ああ!じゃあ先生、ミー。急いで探すぞ!」


「おー!早く探してごはんにしよう!」


「ありがとうサリア!また後でね!」


「ええ!待ってるから早めに来てくださいよ!」


 サリアと約束もしたし、まずは泊まる場所を探し……


「でも、何で僕達が来たのが分かったの?すぐに声をかけてくれたよね?」


「……アンタ達、ワイバーンで来たっすよね?場所は端っこにしたみたいですが、そんなの来たら気づくっすよ。ほら。」


「えっ?……あっ!」


 僕達が周りを見ると、たくさんの人だかりが出来ていた。……そうだよね。僕達だって最初ワイバーンが来た時分かったんだから、皆も分かるよね……。


「ほら!早く行くっすよ!お腹ぺこぺこで待ち切れないっす!」


「あ、うん!じゃあまた後で!」













 それから数十分後……


「と、とれた……。」


「おつかれラルフー!」


「お疲れ様です!」


 僕達は泊まる場所を探して、やっと見つけた!夜だからもう埋まってる所もあったし、色々見て回ったんだ!


「この時間じゃ奥の方までは行けないからな。にしてもここ滅茶苦茶広いな!何か探検したい気分になってくる!」


「見学は明日以降だね。それでどんな部屋がとれたの?」


「三人部屋だな。パートナーも入れて五人だけど、結構広いから問題無しだな。」


「ありがとうラルフー!早速荷物を置いてごはんを食べに行こう!」


「はい!サリアの言ってた場所はここ……急ぎましょう!」


 サリアは一人で来ていた、つまりギルは準備をしているんだ。久しぶりに会える!楽しみだなー!











「ここの店だ、行ってきます!すみませんー。」


「いらっしゃい!ご用件は?」


「あの。サリアさんと待ち合わせがあって……彼女ここに居ますか?」


「サリアさん……はい!あちらの会場になります!」


「ありがとうございます!」


「さあしゅっぱつだー!」


「俺は何を食べようかな?」



 今会場って言ってたよね?結構広い場所なのかな、とりあえず行ってみよう。


「わん!わん!」


「かめー!」


「ここが会場だね。みんなで開けよう!」


「おう!」


「はい!」






 皆で扉に手を掛け、そっと押す。さあ、扉が開いて…………












「来たっすね!お疲れ様っす!」


 そこに広がっていたのは、大きなテーブルに色とりどりの料理。そして……!

今回も読んで頂き、ありがとうございます。続きが気になる、面白かったと思って頂ければ幸いです。もしよろしければ、ブックマーク、評価を入れて頂ければ嬉しく思います。

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