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配信テイマー、我が道を行く!〜戻って来いと言われても知りません!僕は大切な仲間と一緒に冒険してるんだから!  作者: ゆん。
第十一章

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テイマー一行、予備試験スタート!

「レルー。用意出来たよー!」


「わん!わん!」


 魔王の配信から数分後。僕達は荷物の最終確認をしていた。暗号に書いてあった場所、もし本当ならかなり遠い所になる。忘れ物をしたら大変だ!


「向こうでも買えると思うけど、短剣におやつもばっちり!レル、行こう!」


「わん!」


 僕達は荷物を持って、もう一度ラルフさん達の所へ走る。ラルフさん、暗号解けたかな?








「ラルフさん、僕達準備終わりました!」


「先生早いな!俺ももうすぐ解けそうだよ、法則が分かったからな!」


「ミーも用意出来たよ!それでどうする?ロットンみたいに一人一人で行く?」


「ここは一緒に行きましょう!会場は同じですし、一緒の方が心強いです!」


 そう、魔王が言った場所は結構遠いんだ。何かあった時の為に、皆で協力するのが一番な気がする!


「だね!みんなで行った方が楽しいもん!」


「よっしゃー解けたぞ!で、この場所どこ?」


「はい、たぶんここだと思います。」


 僕はラルフさんに魔導パソコンで映像を見せる。暗号が合っていれば、ここに間違いない!



「…………本当にここなんだよな。五日で着くかこれ!?」


「はい!ラルフ解けたんでしょ?早く準備して!みんなで冒険だー!」


「あ、ああ!俺の荷物はもう用意出来てるから、いつでもいいぜ!じゃあ、行く前にリースちゃんに挨拶しないとな。」


 ガタン。


「ガタン?何の音……マイラ!それにソード!」


いいタイミングで二人が帰ってきた!配信は見てないと思うから、説明してあげないとね!


「おや、皆さん盛り上がってますね。何かありましたか?」


「ああ、魔王がさっき配信してたんだよ。それで日程について説明してたんだ。」


「兄上、ただいま戻りました。特訓も完璧です、これなら負けませんよ!……それで、今は何をしてるんですか?」


「うん。今ラルフさんが言ったけど、魔王から闘技大会の案内が来たんだ!ソードも早く準備した方がいいよ!」


「そうか、ちょうど一ヶ月ですよね。場所はどの辺りでしょうか?」


 あっ、ラルフさんがソードの前に立った。パソコンを手にして……




「いやいや二人とも!これを教えるわけにはいかないな!会場については魔王が暗号を用意してたから、それを解いてみてくれ!」


「暗号?ちょっと見せて貰えますか?」


「はい!どうだマイラ、難しいだろ?ソードもどう?」


「なるほど。そういう事ですか。」


「これがこうなって……はい!兄上、ここですね!」


「うん!たぶん合ってるよ!」


「………………。」


 ラルフさんがぼーっとしてる。二人が苦戦すると思ってたんだね……。
















 ◇◇◇


 それから数分後、僕達はリースさんに挨拶する為に畑に集合だ!


「よーし、じゃあ行くか!リースちゃん、俺達そろそろ行くよー!」


「あっ、皆さん!」


「ティム兄貴達が出発だ!俺達も行くぞ!」


「へい兄貴!今行きます!」


 リースさんにモブロウさん、モブスケさん。三人は僕達のもとに走って来てくれた!皆も後で来てくれる予定みたい、僕達の活躍を見て欲しいよ!


「皆さん頑張って下さいね!私達も後から行きますから!」


「ああ!俺とタルトの力を見せてくるよ!」


「かめー!」


「僕も頑張ります!ね、レル!」


「わん!わん!」


「では、私は先に行ってますね。」





「えっ、マイラさん一緒に行かないんですか?」


 一緒じゃないの!?全員で行くつもりでいたからびっくりしちゃった。


「ええ。大所帯ではどうしても時間がかかりますからね。ここでは私達はライバル同士です。一足早く、行かせてもらいましょう。ではリース、待ってますよ!」


「うわっ!?」


 マイラさんは飛び上がって、そのまま空中へ。一人で行くなら、かなり余裕のあるスピードだ。僕達は……











「確かに、マイラさんの言う通りですね。兄上、俺は一度家に帰ります!おそらく移動手段は必須、俺はそれを揃えてから行く事にします!」


「えっ!?ソードも!?」


「じゃあワシもお先に行こうかの?場所が場所じゃ。空を飛べるワシらはかなり有利じゃぞ!サキ、びー君、一緒にどうかな?」


「わ、私は……」


「びー!びー!」


「えっ、びー君も?……あのティム様、私もお二人に着いていってよろしいでしょうか?」


 ソード、リッチ、サキさんにびー君。皆それぞれの方法で目的地を目指すんだ。僕達が足手まといになるわけにはいかない!



 ううん、違う。むしろ逆だ!僕達なら……




「分かりました!サキさんは先に行って下さい!でも僕達の方が早く着きますよ!競争です!」


「は、はい!よろしくお願いします!」


「びー!びー!」


「大会らしくなってきたのう!二人の事はワシに任せてくれ!必ず会場に間に合うようにするからな!」


「ありがとうリッチ!じゃあ、ここからは競争だね!」


 配信でマイラは予備試験って言ってた、つまり勝負はもう始まってるんだ!何としても目的地に到着してみせるぞ!




「よーし、みんなには負けないぞー!進め進めー!」


「あっ待てミー!全く……タルト、俺達も行こう!遅れてたまるか!」


「かめー!」


「リースさん、僕達も行ってきます!」


「はい!今度は会場で!」


 リッチ達は空へ、僕達は歩きで。同時にスタート!あの場所に行く為には、まずはあそこに向かわないと。慌てないで、でもちょっと急いで。


「僕達なら出来る!そうだよね、レル!」


「わん!わん!」


 新しい冒険だ!楽しんでいこう!

今回も読んで頂き、ありがとうございます。続きが気になる、面白かったと思って頂ければ幸いです。もしよろしければ、ブックマーク、評価を入れて頂ければ嬉しく思います。

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