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配信テイマー、我が道を行く!〜戻って来いと言われても知りません!僕は大切な仲間と一緒に冒険してるんだから!  作者: ゆん。
第十一章

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魔王からの提案!次なる戦いの合図!

今回から新しい章が始まります。よろしくお願いします。

「はいティム、気持ちいいかな?」


「ミーさん、ありがとうございます。気持ちいいですー。」


「わん!わん!」


「あー、レルそこ押してくれー。ずっと馬車でその後戦闘……色々あってすっかり疲れちゃったよ。」


 配信では王国会議が一段落ついて、今は王様達でパーティーをしてるみたい。父上がたくさんワインを飲んでたけど、まだ終了の挨拶ってしてないんだよね。






「ティム、何か気になるようだな?」


「ギル!うん、王様達のあの様子って配信されてるでしょ?何か考えがあるのかな?」


「奴らも言っていただろう。これが新しい一歩だとな。あの形式の方が話が進む、それに外へのアピールになるからな。上手い事を考えたものだ。」


「なるほど!これも作戦なんだね!」


「ウム。では我は向こうに行ってくる。何かあるなら呼んでくれ。」


 ギルは奥に歩いて行った。仲良くなるための第一歩……なら大切な事だよね!急にワインを飲み始めたから、ちょっと心配しちゃった!





 それで今、僕とラルフさんはミーさんとレルにマッサージしてもらっている最中!何だか眠くなってきちゃった……






「……何してるんですかアンタ達?」


「あっ、サリア!今ミーさんが体をほぐしてくれてるんだよ。サリアもどう?」


「そうですね……確かにあーしも疲れたし、後でお願いしたいっす。」


「いいよー!皆マッサージしてあげよう!ミーは体を動かしてリラックスできるし、一石二鳥だね!」













 それから少し時間が経った!うん、体調ばっちり!体が軽くなったみたいだ!


「レル!もふもふさせてー!」


「わん!わん!」


「君達は本当に仲が良いな。見ていてこちらも楽しくなってくるよ。」


「だね!僕ももふもふしようかな?シロメー!どこー?」


 カズハさんとアオハ君がこっちを見て笑ってる!奥からはリッチ達がこっちを見てる。皆で休憩すると楽しいなー!


「私達は今から外に出ようと思うが、ティム達も一緒にどうかな?」


「あっ、僕達はここで休もうと思います。」


「分かった。じゃあ行ってくるよ!行くぞアオハ!」


「待って!シロメ見つけたからー!そっち行っちゃ駄目ー!」


 二人は外に出て、シロメを追いかけていった。






「よーしレル、僕達も少し動こう!一緒にストレッチだ!」


「わん!わん!」


 僕達は他の人達の邪魔にならないよう外に出て、足をほぐす。それから体をピンと伸ばすんだ!



「伸びると気持ちいいね!レル!」


「わん!わん!」


「ティム、何だか楽しそうですね。見てるこっちも楽しくなるっす。」


「そうだ、サリアちょっといい?」


 僕はサリアに戦利品を見せる。あのドラゴンを倒した時に手に入れた、黒い玉だ。


「サリア、これってどうする?あのドラゴンを倒した時に出てきたけど。」


「これっすよね。魔石みたいな物ですから、今は取っておく方が良いっす。使うその時が来るまで、保管しておくべきっすよ!」


「分かった、ちゃんと持ってるからね!」


 異形の魔物を倒した時に出てきた黒い玉。きっと何かの役に立つと思うし、今はしまっておこう。僕は荷物に黒い玉をしまって、もう一回体を伸ばした。











「おーい!先生ー!ちょっと来てくれー!」


「ん、ラルフっすか?何かあったんですかね?」


「と、とにかく行こう!レル、一緒に!」


「わん!」


 あっ、ラルフさんの声!一度戻ってみよう!








「どうしたんですかラルフさん!?」


 ラルフさんは今も配信を見てるけど、何だか凄く興奮してる!


「今、会議の配信で何か凄い発表があるって言ってたんだよ!先生もサリアも一緒に見ようぜ!」


「あーっ駄目!ティムとはミーが一緒に見るの!はいティムこっちこっち!」


「二人は自分の魔導パソコンで見ると良いっす。ティムはあーしと見るんですから。さあティム、ここに乗るっす!」


「わっ!?」


「わん!」


 サリアの膝に乗って、一緒に配信を見ることにした。そこに映っていたのは……ライア?













 ◇◇◇


「ふーっ!皆で飲むと旨いのう!こんなにたくさん飲んだのは久しぶりなのじゃ!」


「もー!閉会宣言!お嬢様ちゃんとして下さいよ!」


 ごくごくとワインを飲んでから、顔を赤くして画面に話しかけるライア。それをルーが怒っている場面が現れた。


「フッフッフ。儂、いい事を思いついたのじゃ!これは皆にメリットがある事なのじゃー!」


「適当な思いつきで話すのはやめて下さい!お嬢様は魔王なんですよ!?」


「聞くが良い、この配信を見ている皆の者達よ!儂ら魔王と、他の国の王様達、これからちょっとずつ協力関係を作りたいと思うのじゃ。これは見ている者なら知っているはずなのじゃ!」


「それはさっき言いましたからね!その後皆で飲み始めたんですよ!ずっと言ってますけどまずは会議を終わりにして下さい!」










「ルー。閉会宣言はまだ……つまり会議は終わってないのじゃ。これはさっき、こっそりと他の王達にも許可を取ったのじゃ!」


「ええ!?いつの間に……。」


「では発表するのじゃ!それはな……。」


「そ、それは!?」












「皆の者!儂ら合同で、闘技大会を開くのじゃーーー!」










 ◇◇◇




「闘技大会?何だそりゃ?」


「大会っすか……何を考えてるっすかね。」


「大会?中身はどんな感じなんだろうね。それってミー達も出られるのかな?」


「続きを見てみるっすよ。今説明すると思うっすから。」


 突然出てきた言葉……闘技大会?気になるなぁ、配信ちゃんと見ておかないと!


「レル、一緒に見よう!」


「わん!わん!」



今回も読んで頂き、ありがとうございます。続きが気になる、面白かったと思って頂ければ幸いです。もしよろしければ、ブックマーク、評価を入れて頂ければ嬉しく思います。

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