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配信テイマー、我が道を行く!〜戻って来いと言われても知りません!僕は大切な仲間と一緒に冒険してるんだから!  作者: ゆん。
第九章

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出発、霧のかかる街へ

「旨い!おじさんもう一杯!」


「あいよ。食べ過ぎちゃ駄目だよ。」


「ラルフ、少しは落ち着いたらどうだ?一人だけスピードが早いぞ。」


「カズハ!ここの料理本当に旨いよな!ドンドン食べようぜ!」


「話を聞け!」


 カインさんから依頼を受けて、僕達は今食事中。以前来た時に配信をした、ストーレ料理店でご飯を食べてるんだ!ラルフさんのスピードに負けないよう、僕もたくさん食べるよ!



「おかわり下さい!」


「あいよ。ねえティム君、初めて来た時サリアに怒られたよね、ギルと一緒に。」


 店主さんに一言言われちゃった。そんな事もあった……ううん、無かった!



「気のせいです!」


「だが、食事も程々にしておく事だ。調子を崩しては元も子もない。」


「ギル!僕達が食べ過ぎたみたいに言っちゃ駄目だよ!」


「事実だからな。仕方あるまい。」


「わん!わん!」



 反省してます。でもおいしいなぁ!ここでちゃんと食べて明日に備えよう!








「さて、おかわりを頂きます。」


「ほい。マイラさんって言ってたね、よく食べるね。」


「まあ、食べるのは好きでしてね。次は……この野菜炒めを十人分、頂きましょう。」


「……ちゃんと食べれるのかい?」


「ええ。問題ありません。しばらくは徹夜になると思うので、エネルギーを貯めておきたいのです。」


「そうなんだ。はい、どうぞ。」

















 ガキン、ガキン、ガキン!


「起きろ貴様達!出発するぞ!」


 ご飯が終わって僕達はすぐに寝たんだ、でももう朝になったの!?ギルが鎌をぶつけて音を出す、びっくりするからやめてよ!




「うるさい!朝から何だよもう!?」


「かめ!?かー!」


「あ、頭に響くな……。」


「皆、おはようございます。昨日はよく眠れましたね。」


「レルおはよう……マイラさん元気ですね……。」


「…………わふ?」


「犬っころ、お前も早く起きろ!」


「わふ!?わん!」









 僕達は手早く食事を済ませてカインさんの所へ直行。するとそこにはたくさんの荷物が用意されていたんだ。


「おはよう皆!できる限りの準備は整えておいたよ!」


「カインさん、ありがとうございます!」


「見事な手際だ。流石はカインだな。」


「君達に頼むんだから、サポートはしっかりとやらないとな!」


 それからは荷物を分けて皆で運ぶんだ。マイラさんとギルだけ多い荷物になっている。皆で分けようとしたけど、二人がやってくれるって言うからお任せする事にしたよ!



「後はこれか。この程度の荷物、我に任せれば良い。貴様達は体力を温存しておけ。」


「いえ、残りは私一人で充分です。皆の荷物は少しずつ持ちましたが、貴方の荷物も持ちましょうか?」


「断る。……フン!ではカイン、我らはそろそろ行くぞ。」


「頼むギル。平気とは思うけど、油断はしないようにな!」


「ああ!お前も気をつける事だ。では……行ってくる!」


「行ってらっしゃい!」



 出発の時間だ!僕達は門を出る前にカインさんの側へ!



「カインさん、サリアは僕達に任せて下さい!」


「わん!わん!」


「ありがとうティム!サリアを助けてやってくれ!三人も……よろしくお願いします!」



「おう!カインさん、俺達なら大丈夫だぜ!な、タルト!」


「かめー!」


「必ず成功させてみせるさ。皆が居るからね。」



 僕達、ラルフさん、タルト、カズハさん!皆で挨拶をしたし、これでよし!




「いってきまーす!カインさんも頑張ってくださいー!」


「ああー!そっちも頑張れよー!」



 僕達は歩き出した。目的地は小さな街なんだよね、油断しないように!


「レル、皆でサリアを助けるよ!」


「わん!わん!」


















 それから歩いて、どれくらい経ったかな?朝早く出て、今は太陽が沈み始めてる。今日中に辿り着ければ一番だけど……。




「見えたぞ、あそこだ!」


 ギルが指さした!あそこは……。


「どこに街があるんだ?あの辺霧がかかってて分かんないぞ?」


「ラルフ、話を聞いてないのか?街は霧がかかっていると言っていただろう?」


「そ、そうだったな!ならあの辺りだな!」


「しかし随分広い範囲ですね。予想よりも広がっている、中々大きい街のようですね。」


「……おかしい。」




 ギル?何か焦ってない?



「我があそこを出た時には、ここまで広がってはいない!まさか……街の中で何かあったのか!?貴様達、早く行くぞ!」


「お、おい!急に走るなよ!?待てって!」


「かめー!」


「急ごうティム、私達も走るんだ!」


「はい!レルも早く!」


「わん!」


 皆で慌てて走り、やがてうっすらと街の入り口が見えてきた!


「あそこだ!待っていろサリア、今行くぞ!」


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