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配信テイマー、我が道を行く!〜戻って来いと言われても知りません!僕は大切な仲間と一緒に冒険してるんだから!  作者: ゆん。
第八章

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探索結果と……最後の謁見へ

あと数話でアースラ編終了の予定になります。よろしくお願いします。

「ティム!ティム!早く起きるのだ!帰ってきたぞ!」


「むー、リードさん……?」


 朝になって。僕の体を揺らしながら起こしてくれたのはリードさんだった。


「知らせたい事があるのだ!早く大広間に来てくれ!」


「知らせたい事!?はい、今行きます!」


 もしかして、ヨツバソウが見つかった!?僕は慌てて着替えてすぐに大広間に向かう事に!






「おはようございます、ティム様!」


「おはようございます、サキさん!」


「おっ!ティムっちおはよう!」


「びー!びー!」


 皆はもう大広間に。でも皆眠そう……やっぱり疲れてるんだね。


「み、皆おはよう。また私が遅かったようだね。早起きは大変だな。」


「気にすんなし!おっ、主役の登場じゃん!」


 奥から来たのはリードさんと、目をこすってるシュリちゃんだ!


「ね、眠い……お仕事徹夜だったよー。」


「ハッハッハ!気持ちの良い朝ですな!」


「リードさん、もー……。」


 二人が席に着いて、それから僕達が席に着く。するとすぐにリードさんが口を開いた。



「さて、諸君に伝えたい事があるのだ。昨日ヨツバソウの捜索を担当しただろう?その結果を報告させてくれ。」


「ど、どうだった……?」


 カズハさんが不安そうな顔をして質問する。それに対するリードさんの顔は……ちょっと嬉しそうだった。












「この通りだ!さすが我が警備隊、ヨツバソウはちゃんと確保できたぞ!」


 そう言って出した彼の手には、ヨツバソウが入った袋だった。


「「「おー!」」」


「良かった……。これで依頼主の下に届けられるよ。ありがとう、リード!」


「何、気にする事は無い。私達の感謝の気持ちだ!」


 カズハさん、椅子に寄りかかって大きく深呼吸。これで一安心だ!



「そうそう感謝と言えば……。」


 リードさんが咳払いをして、もう一度話し始める。何だろう?


「女王様からの連絡でな。これを伝えたら大至急城の方に来るように、という事だ。すぐに向かってくれ!」


「女王様がですか?」


「えっ!?私そんな事言った!?」


「もー!シュリ様寝ぼけてますな!言ったのはジュリア様ですぞ!」


 リードさんの言葉の直後、シュリちゃんの顔が一気に真っ赤に。間違えると恥ずかしいよね。



「へっ!?あっ!?そ、そうですよね!私疲れてるのかな……。」


「一応案内をつけようか。誰がいいかな?」


「わ、私が行きます!」


「シュリ様?まだ眠いでしょう?」


 眠そうに目をこするシュリちゃんは腕をグーンと伸ばすと、すぐに僕達の横に来てくれた。


「い、いえ!部下の恩人の皆様です、責任を持ってお連れします!」


「部下……かっこいい言葉だ、シュリ様背伸びしてますな!」


「もう!からかわないでください!い、行こうティム君!皆も早く早く!」


「うん!」


「おっと待ってくれ諸君!ここで言わねば手遅れになる!」



 顔を赤くするシュリちゃんとは反対に、リードさんは真顔でこちらを向いた。な、何か重要な事が!?









「お客人達。今回は依頼を引き受けてくれてありがとう!神殿の黒い霧も晴れたし、何より異形の魔物への対処法が分かったのだ!

 これは大きな情報になる。本当に感謝していますぞ!」


「そう言ってもらえりゃ俺達も嬉しいっしょ!また何かあったら呼んでくれよな!」


「ああ。こちらもお礼を言わせて欲しい。こんな貴重なヨツバソウを分けてもらったからね。本当にありがとう!」


「しかし皆凄いですな!これだけ強いなら、今後が楽しみだ!応援してるぞ!」


「ありがとうございます!」




 依頼達成の報告をして、それからマスターさんの所へ帰ってヨツバソウを渡して……忙しくなるぞ!



「ではさらばだ!私は警備隊の拠点に向かわねばな。この情報を整理しないといけないのだ。最後にもう一度……ありがとう!また来てくれ、その時は歓迎するぞ!」



「「「「ありがとうございます!」」」」



 そして僕達は同時にお礼を伝え、シュリちゃんとお城に向かう事にしたんだ。ここに居るのもあと少し……ちゃんとお礼を言わなきゃ!















「じゃあ、後はここを真っすぐだよ!ってもう分かってるよね。」


「まあな!んじゃシュリっちも行こうぜ?」


「えっ!?わ、私はお仕事があるから……。」


「そうなの!?シュリちゃんお仕事終わってなかったのにお願いしちゃった……ごめんね……。」


「あっ、そっちは終わってるよ!でも、ちょっとだけ用事があって、今から人と会うお仕事があるの。」



 シュリちゃんは手を合わせて申し訳無さそうな顔をしてた。頼んじゃった僕達も反省しないと……。



「終わったらすぐに迎えに来るからね!じゃあまた後で!」



 廊下を走って行くシュリちゃん。と、とりあえず今は女王様の所へ行こう。


「シュリっちも頑張ってるんだ、俺達も張り切って行こうぜ!」


「はい!」


「皆そろそろ行くぞ。女王様が待ってるんだからな。」


「びー?びー!」


「や、やっぱり緊張します……。」


「サキは私の後ろに来てくれ。何かあってもフォロー出来るからね。」


「お、お願いします。」





 僕達は扉を開ける。すると、女王様が座っている光景が目に入った。









「来たわね皆!早くこちらに!」


「はい。」


 女王様の声だ。カズハさんが先頭になり、僕達は再び女王様にひざまずく。


 一体……何の話なんだろう?

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