表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
配信テイマー、我が道を行く!〜戻って来いと言われても知りません!僕は大切な仲間と一緒に冒険してるんだから!  作者: ゆん。
第八章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

155/281

冒険者一行、審査結果は……

 遂に結果発表……ジュリア様が口を開いた!


「貴方達のダンジョンに入る許可、これは……」


「こ、これは?」








「うん!許可を出します!貴方達なら大丈夫でしょう!」


「ありがとうございます。感謝致します。」


「やったなティムっち!」


「やりましたねラーチャオさん!」


「おい!ここは女王様の前だぞ、少し落ち着け!」



 嬉しくてラーチャオさんとハイタッチ。そこをカズハさんに怒られちゃった。


「いいのよカズハ。気にしないで。それで許可だけど……むしろこちらから同行をお願いしたいと思ってるの。」


「同行?」


「ええ。私達、近いうちにダンジョンに入る予定があるの。重要な任務があるから、そこについて来て欲しくて。」


「任務ですか?」



 カズハさんは不思議そうな顔をしてる。ずっと依頼続きだったから、張り紙を見てないのかも。


「まずはこれを。ティム君ありがとう!興味深い配信だったわ!」


「あ、ありがとうございます。」


 直接魔導カメラを手渡しに来てくれたジュリア様。僕はそれを受け取り……あれ、この感じどこかで……。









「それを見たけど、貴方達が戦った魔物の情報、凄く参考になったわ!シュリに聞いたかしら?私達の国の周辺、最近あの黒い霧が広がってきて大変なのよね。対処法が分からなくて苦戦してたの。」


「それなら、お役に立てて良かったです!でも、あれは前の経験から予想した物で……。」


「ええ。でも倒せる手段が分かったのは大きな進歩よ!あの黒い玉、あれから出る魔物を倒せれば霧が晴れる。これだけでも価値のある情報なの。そこでさっきの話になるんだけど。」


「こちらにお願いしたい……という話ですね。」



 ジュリア様は頷き、僕達の前に立ったまま話を続けた。


「私達、深緑の神殿……貴方達の入りたいダンジョンに入る予定があるの。神殿も黒い霧に覆われててね、今回もらった情報を使えば、ここも何とかできるかもしれない!だから、実践してた皆にも来て欲しいんだ!」


「なるほど……ティム、ラーチャオ、サキ。君達はどう見る?」


「僕はもちろん一緒に行きます!ダンジョンに入るのが元々の目的ですから!」


「俺もティムっちと同じ意見だし!サクッと終わらせて、ヨツバソウ探そうぜ!」


「わ、私もです!」


 カズハさんと同時に僕達も頷き、ジュリア様を見る。




「私達にも手伝わせて下さい。お役に立てるなら、喜んで協力しましょう。」


「ありがとうカズハ!報酬はちゃんと用意するよ、それにヨツバソウの採集、これも自由にやってくれて構わないからね!」


「ありがとうございます。」


「出発の時間はまた連絡するから!準備はお願いね!では、また!」


 こちらにお辞儀をして、慌てて奥に行っちゃった。女王様のお仕事も大変そうだなあ。











「いやー!今度は緊張しなかった!分かってればこっちも安心だし!」


「今回の依頼もそうだろうな。対処法が分かったから乗り込むんだろう。知識は力か……ラーチャオの言った通りだったな。」


「だろ?こういうのも重要なのよ!守りは俺に任せろ!そっちも用意しとけよ!」


「分かってるさ。」


 カズハさんとラーチャオさんはやる気いっぱい!僕も負けないぞ!


「サキさん、僕達も頑張りましょう!」


「は、はい!お任せ下さい!」


 それにしても……





「カズハさん、僕ちょっと気になる事があります。」


「ティム?何が気になったんだい?」


「はい。カメラを渡された時に、ちょっとだけ感じたんです。どこかで会ったような……。」


「そういえば、前よりももっと距離感が近い感じだったし。何かあの感じ、俺も気になるな。」


「きっとシュリから話を聞いているのだろうな。配信の件で信用してもらえたのもあるだろう。ティムは気にし過ぎさ。私達はここで初めて会ったんだからね。」



 カズハさんが笑うと、皆も一緒に笑っていた。やっぱり気のせいかな。



「そうですよね。じゃあ僕達は一度帰りましょう!カズハさんはどうします?」


「私は街を見てくるよ。依頼を受け続けてたから、のんびりと歩こうと思う。」


「んじゃここで解散だ!シュリっちは居るかな?」


「今日は忙しいって言ってたので、多分夕方になると思います。先に戻りましょう!」


「オッケー!じゃカズハっち、またな!」


「カズハさん、私も帰りますね。」


「ああ!」



 僕達はここで一度別れて自由行動に。準備は少しずつ進めてたから、後はその日を待つだけ。今日は特訓して、お出かけもしたいなー。

















 ◇◇◇


「ジュリア様!部隊の準備、数日中には終わります!」


「ありがとう!毒使いと火属性の魔法使いは?」


「そちらの手配も問題ありません!それでシュリ様についてですが……。」


「ええ。彼女にも来てもらう予定。あの冒険者さん達と仲良しみたいだし、彼女の魔法は頼りになるわ。」


「かしこまりました!お伝えしておきます!」


「物資の手配はこちらでやります。こういうサポートはきちんとしておかないとね!」


「お願いします!」














「今回の任務、皆の力が必要なの。だから……力を貸して!私もサポートするから!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ