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配信テイマー、我が道を行く!〜戻って来いと言われても知りません!僕は大切な仲間と一緒に冒険してるんだから!  作者: ゆん。
第八章

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謁見の後、特訓開始!

「皆おまたせー!」


「シュリちゃん!お仕事は大丈夫?」


「うん、バッチリ!ちゃんと出来たよ!」


「どんな人が来ていたんだ?」


「冒険者さんが四人!パーティーを組んでる人達で、今日は用事の内容を聞いてきたの!」


「私達と同じか。もし会えたら仲良くなれそうだな。」


 ジュリア様への謁見が終わって外に出た僕達。しばらく待っていると、シュリちゃんがこちらに気づいて走って来た!それから一緒にシュリちゃんのお城へ帰る中、歩きながら今日の感想を話し合うんだ!





「そっちはどう?女王様、どんな感じだった?」


「私は思ったよりもずっと親しみやすい人だと思ったよ。威厳もあったが、それよりも優しそうな雰囲気が勝ったな。」


「俺、女王様ってもっと形式を重んじると思ったな。あんな風に話してくれるって分かってれば、緊張しなかったし!」


「そ、そうなの?ティム君は?」



 こっちを見たシュリちゃん。僕の感想も教えてあげよう!


「うん。全然怖くなかった。説明が難しいけど……あの人が女王様だからこの国はまとまってるんだと思う。後はカズハさんの言うように、とても優しそうな人だったよ!」


「なるほど……うちの女王様はそんな風に見えたんだね。参考にしないと。」



 シュリちゃんはメモをとってる。……これって本人に報告が行くのかな?


「あっ、これは個人的な物だから!別にダンジョンの許可には関係無いよ!……そろそろ私の家だね、今日は何食べようか!」


「任せるよ。これからしばらく時間がかかる。食事の後は役場に行って依頼を見てくるかな。」


「僕達は特訓しよう!シュリちゃん、お城の訓練場使っていい?」


「もちろん!他の人達とも勝負してみると良いよ!」


 それから僕達は、シュリちゃんのお家でご飯を食べ……お昼は自由時間!いっぱい特訓するぞー!















 ◇◇◇


「来い!ティムっち!」


「はい、ラーチャオさん!行くよびー君!」


「びー!」


 僕達は今、特訓の真っ最中だ。僕はびー君の背中を撫でて、力を借りる。


「行きます!」


「さあ、勝負だし!」


 僕はびー君の力で空を飛び、まずは様子を観察だ。どう攻撃してくるんだろう?




うーん……ラーチャオさんはその場から動かない?



「あの、攻撃して来ないんですか?」


「無理無理!俺の攻撃じゃ届かないし、そっちが仕掛ける時に近づくっしょ?そこを狙えばいいのよ!」


「なら……これです!」


 僕は短剣をラーチャオさんに投げつけ、スピードアップ!それを見たラーチャオさんは短剣を小盾でカードしながら、後ろへ下がっていく。


「やっぱり近距離じゃなきゃ効かなくね?早く突っ込んで来いよ!」


「分かりました、それなら!」


 僕は魔力を体に込め、思いっ切り突撃する!手にはびー君から借りた短剣を握り、足元へ高速移動だ!


「速いな!」


「びー君!」


「ちょっ、後ろ!?」


 びー君が毒針を飛ばす!それを小盾で弾くラーチャオさん、でもこっちが隙だらけだ!


「そこっ!」


「おわっ……ってね!」


 足で僕の短剣を蹴り上げた!?


「くっ!」


「体格は俺の方がいいからな!」


 そのままタックルで、僕は弾き飛ばされた。そこに小盾が


「ギャッ!?」


 お腹に直撃!い、痛い!


「やっぱり俺の方が長ーく冒険者やってるからな!これくらい朝飯前っしょ!」


「まだ勝負は分かりませんよ!」


「うおっ!?」


 僕は魔力をびー君の短剣に込めると、そこから斬撃を飛ばす!紫色の斬撃、ラーチャオさんは今度は避けた!



「危ね!ちょ、本気出し過ぎ……」


「今だ!爆発します!」


「な、何、何よ!?」


 さっき放った短剣が爆発!そこから複数の短剣がラーチャオさんの元に!


「まだまだ甘いし!」


「びー!」


 全部ガードされた!そこにびー君が針を連続で撃ち込む!


「今度はそっち!?」


「うりゃぁぁぁ!」


「おわぁぁぁぁぁ!?」












「し、死ぬかと思った……。」


「今のびー君の針は毒針じゃ無いですから、当たっても問題ありませんよ?」


「あの量刺さったら痛いし!でも、配信で見た時より、強くない気がするかな?」


「やっぱりレルが一番相性がいいんだなあ。でも、びー君と一緒なら、レルに出来ない事が出来る!今のうちに練習だよ!」


「びー!」


 特訓はここでストップ、僕達は水を飲みながら地面に座るよ。うん、お水がおいしい!結構疲れたー!



「許可早く出ないかな?俺早くダンジョンに突入したいし!」


「今は待ちましょう!時間がかかるのはしょうがないですよ。」


「びー!」


「それもそっか。んじゃ、休憩したらまたやる?」


「はい!まだまだ強くならないと!」


「オッケー!たくさん試してみるといいし!」


 のんびりとお喋りしながら休憩を楽しむ僕達。レルは今頃どうしてるかな?お腹の調子、良くなってるといいなー。




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