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配信テイマー、我が道を行く!〜戻って来いと言われても知りません!僕は大切な仲間と一緒に冒険してるんだから!  作者: ゆん。
第七章

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冒険者一行、出発!

「「「ごちそうさまでした!」」」


「さて、食事も済んだし準備を始めるか。私が続けて運転しよう。皆は荷物をまとめておいてくれ。」


「おう!任せろし!」


「うん、サキちゃんも一緒にやろう!」


「わ、分かりました!」


 カズハさんは馬の側へ。僕達は食器や荷物を馬車の端に移動させて出発準備!って言っても、僕は座って皆を待ってる。足の怪我、早く診てもらいたいな。


「びー!びー!」


「がおー!」


「ぴゅー?」


 びー君達は外でお話中。仲良くなったんだね!何だか楽しそうで、見てる僕も楽しくなってきた!








「ヒヒーン。」


「馬の体調も問題無しか。うん、もう少し頼むよ。さあ皆!出発するぞ!」


「待ってました!席に座るぜ!」


「ティム様はこちらに。少しでも楽になれば……。」


「ありがとうございます!」


「サキちゃんは私と一緒に座ろう!」


「びー!」


「がおー!」


 僕は荷台の壁に寄りかかる。隣はラーチャオさん、前にはサキさんとシュリちゃんだ!びー君と赤ちゃんは荷台の中でパタパタ飛んでる!





「揺れるからな、気をつけてくれ!ハッ!」


 カズハさんが馬に鞭を入れ、いよいよ出発だ!


「レイクドラゴン君、僕達はもう行くね!ありがとう!」


「レイクドラゴンさんー!またねー!」


「助かったっしょ!あんたマジ強ドラゴンだったぜ!」


「ぴゅーー!ぴゅーー!」



 レイクドラゴン君は手を振って僕達を見送ってくれた。またあそこでのんびりと過ごすんだろうなあ。毎日水浴び……気持ち良さそう!僕もやってみたいな。



「だいぶ道を逸れたな。まず元のルートに戻るのに時間がかかりそうだ。」


「気にしない気にしない!旅ってのはそんなもんだし!」


「しかし助かるよ。君が交渉に入ってくれればすぐにでもダンジョンに行けるだろう?」


「ど、どうだろうね?早くはなると思うけど。」


 シュリちゃん?









「どうしたよ?何か難しい顔してるぜ?」


「うん。こっちのリーダー……女王様なんだけどね。そこに行くまでが大変なんだよ。」


「そうなの?」


「会う人がちゃんとした人か調べる為に、時間が必要なんだ。だから私が一緒に居れば、早くはなると思うけど……やっぱり時間は少しかかると思う。」


「そこは承知してるさ。王に許可を求めるんだ、その辺りは問題無いよ。」



 僕もそこは気にしてない。時間が必要なのは当たり前、シュリちゃんが交渉に入ってくれるのが幸運なんだ。だから贅沢を言うつもりは全く無いよ!




「まずは早くアースラに入ろう。何か考えるなら落ち着かないとな。そう……待て、何か変な音がしないか?」


「変な音……足音かな?ドンドンって聞こえてきた。」


 本当だ、遠くから音が……だんだん近づいてきた!?



「ラーチャオ、見れるか?」


「ああ!ちょっと待ってろ!」


 ラーチャオさんが後ろを見る。その瞬間……






「ま、マジか!?皆!さっきのレイクドラゴン、こっちに走ってきてるし!」


「えっ?」


「本当ですか!?」


「お前!何か気に障る事したんじゃないのか!?」


「してねえし!俺の事何だと思ってんの!?」



 のっしのっしと足踏みしながら馬車に迫ってきた。レイクドラゴン君、何かあったの!?


「とりあえず止まるぞ!このままでは恐らく追いつかれる!捕まるくらいなら早く話を聞くべきだ、ティムはどう思う?」


「は、はい!僕に任せてください!」


「あ、ドラゴンの言葉なら私も分かるよ!一緒に行かせて!」


「分かった!では止まろう!」


 急ブレーキで馬車を止めるカズハさん。そしたらレイクドラゴン君が馬車の隣に並んだ!?



「ぴゅー!」


「ど、どうしたの?」


「ぴゅー、ぴゅーぴゅー!」


「ほ……本当!?それでいいの!?」


「ぴゅーー!」




 …………うーん。



「シュリちゃん……どうしよう?」


「わ、私は良いと思うな!その方が早く着くんでしょ!」


「ぴゅー!」


「じゃ、じゃあ皆に聞いてみよう!ちょっと待っててね!」


「ぴゅー!」



 レイクドラゴンの言葉を聞いて、急いで馬車の中に。まずはこれを伝えよう。












「どうだった?何かあったのかい?」


「それが……ちょっと悩む事になりまして……。」


「あのね。ドラゴンさんが馬車を持って運んでくれるんだって。空を飛べば早く着くって言ってるんだけど……。」


「「「えっ…………。」」」




 カズハさん、ラーチャオさん、サキさん。三人はしばらく固まっていた。



「わ、私は構いません!皆様が平気なら……。」


「私も構わない。空の旅というのも良いだろう。安全性は大丈夫……なのかな?」


「ドラゴンさんは平気だって!」


「お、俺は」

「なら断る理由は無いな。お願いするとしよう。」


「分かりました!伝えてきますね!行こうシュリちゃん!」


「あ、待ってティム君ー!」


 早く伝えよう!レイクドラゴン君も待ってる、僕達も早く着きたいし!











「これはありがたい。着いたらレイクドラゴンに何か買ってあげようかな。好きな物は……二人に聞けばいいか。ではサキ、ここからもよろしく頼むよ。」


「はい!か、頑張ります!」


「心配無いさ、それに君達も居るんだ。ね?」


「びー!びー!」


「がおー!」















「ラーチャオ、お前も頼……何をしている?」


「ラーチャオさん、丸くなってます?」











「お、俺……空に浮かんだ事無いし!?ちょっと怖いんだしーーーー!?」


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