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配信テイマー、我が道を行く!〜戻って来いと言われても知りません!僕は大切な仲間と一緒に冒険してるんだから!  作者: ゆん。
第二章

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少年テイマー、洞窟調査に挑戦する

「ティムさん!クエストが用意出来ましたので、よろしくお願いします!」


「はい!今行きますね!レル、行くよー!」


「わふー!」


 あれから二日。遂に、遂にクエストを受けられる!僕はワクワクしながらリースさんの家に向かった。


「それではこれがクエストになります。」


「はい。確認させて頂きます。」


「わふー?」


 僕とレルは渡された書類をじっと見る。そこには洞窟調査の依頼が書いてあった。


「この村を出てしばらく進むと洞窟があります。そこの調査をお願いします。」


「分かりました。調査という事は、何か理由があるんですか?」


「はい。最近出来たダンジョンなんですが、ここは見ての通り田舎ですので、まだ誰も入ってないんです。危険な魔物が居ないか、調べてもらえませんか?」


「任せて下さい!しっかりと調べてきます!」


「わん!わん!」


 僕は必要な荷物をリュックにつめて、レルと一緒に村の外へ。そこからレルの背中に乗って、目的地に行くつもりなんだ。


「リースさん、行ってきます!」


「うー、わん!」


「無理はしないで下さいね!待ってますよー!」


「よし、お願いレル!洞窟まで連れてって!」


「わふー!」


 背中に掴まると同時に、レルは一気にスピードを上げる。そしてたまに止まって場所を確認しながら進む、これを何回か繰り返すと、リースさんの言っていた洞窟が見つかった。









「ここだね。新しく出来たダンジョンって。」


「わふー。」


 そびえ立つ巨大な岩。そこにはポッカリと大穴が空いている。おそらくここが入り口なんだろう。ちょっと覗いて見たけれど、さすがに入り口付近には敵は居なそうだね。


「レル、いよいよ行くよ!ソロでの初クエスト、そして初配信だ!」


「わん!わん!」


 僕達は遂にダンジョンに足を踏み入れる。一歩進むと……どこからか羽音が聞こえてきた。


「…………びー。」


「この音……レル、構えて!」


「わん!」


「……びー。」


 近い、早速敵かな!でも前にはまだ居ないけど……後ろからだ!僕は腰から護身用の棒を取り出し、敵の姿を探る。


「びー!」


「わっ!?」


 そこに現れたのは……ポイズンビー。洞窟に住む魔物じゃ無いけど、どうしてここに?試しに僕は洞窟の外に出て走り出す。するとポイズンビーも同じようについてきて、肩に止まった。


「びー!びー!」


「ちょっ、ちょっとどうしたの!?僕君に何か……あっ。」


 そのポイズンビーは、僕の肩に乗って、羽音を立てる。


「……もしかして、僕が叩いたポイズンビーかな?」


「びー。」


 羽音を大きくしてアピールするポイズンビー。間違いない、森で会った子だ。







「そ、そういえば君は相当慌ててたよね。何かあったのかな?」


「びー!びー!」


 ポイズンビーは洞窟の入り口に入って、くるくる周りながら羽音を立てる。ポイズンビーは森に住んでて、普通人間に積極的に関わろうとはしないはず。つまり……。


「もしかして、君の仲間がこの中に?」


「びー!」


 やっぱりそうだ!何とかして助けてあげたいけど、どうしようかな?


「レル?どうする?」


「わん!」


「うん!ねぇ君、僕達はこの中を探険するんだ。もしよければ一緒に入るかい?」


「び?びー!」


 ポイズンビーはレルの背中に乗って、羽をパタパタ動かしている。多分よろしくって言ってるんだと思う。よし、僕達でダンジョン調査だ!もしこの子の仲間が居たら、ついでに外へ案内してあげよう!

今回も読んで頂き、ありがとうございます。続きが気になる、面白かったと思って頂ければ幸いです。もしよろしければ、ブックマーク、評価を入れて頂ければ嬉しく思います。

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