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配信テイマー、我が道を行く!〜戻って来いと言われても知りません!僕は大切な仲間と一緒に冒険してるんだから!  作者: ゆん。
第六章

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激突、見えた攻略の糸口

 フォージャーは両手を突き出し、魔力を込め始めた。一体何をする気なんだ!?



「喰らえ!」


「うわっ!?」


 僕に向けて風が飛んで来たかと思うと、それが重くのしかかり、壁に押し付けられた!これって、やっぱり重力を操ってるんだ!


「う、うー!」


 腕が動かない!足も駄目だ!い、息も苦しくなってきた……。




「さあ、押し潰してやるぞ!」


「させるかよ!グランドバインド!」


 ロットンさんが地面に手を着けると、フォージャーの足元が急に割れ、腕が足を掴む。


「ぐっ!」


「そのまま地面に埋め込んでやるぜ!」


「無駄な事を!」


 フォージャーは足元に手をかざし、重力を腕にぶつける。すると腕はボロボロに崩れ、土の割れ目から足を抜き出した。







「逃げられたか。大丈夫かティム君!」


「はい!でも、あれはまずいです!何とかしないと……。」


「わん!わん!」


「あっ、レル!来てくれたんだね!」


「わん!」



 よかった、レルと合流出来た!別の所を調べてたから、時間がかかっちゃったんだね。




「お願い!力を貸して!」


「わふー!」


 僕はレルの背中に手を置き、力を借りる。でもそんな僕を見て、フォージャーは再び手を向けた。



「魔物と合流したか。だが力は使わせん!」


「やめろー!」


「何!?」



 フォージャーの横からミーさんが突っ込む!そして服を掴んで……




「うりゃぁぁぁ!」


「ぐわっ!?」


 地面に叩きつけた!



「ティム、ここは任せて!ミー達がフォージャーをやっつけてやる!」


「ありがとうございます!お願いします!」


「私も援護する!一緒に頼むぞ!」


「うん!」




 ミーさんとフェイクさんが時間を作ってくれる、僕は今のうちにレルの力を借りないと!
















 ◇◇◇


「このままミーがフォージャーをやっつけてやる!」


「小娘が……!調子に乗るなよ!」


 ミーは今、フォージャーと対峙してる。ロットンとフェイクも居るけど、この人まるで隙を見せない。


「テイマーは誰かと組まれると厄介だが……まあいい。ここで三人を倒せば、テイマー一人ごとき簡単に潰せる。」



「ならやってみろよ。口だけじゃ俺達は止まらないぜ!」


 ロットン、もしかして突っ込むの!?さっき攻撃を止められたのに!



「フェイク。俺の指示で攻撃してくれ、ちょっと確かめたい事がある。」


「分かった。タイミングは任せるぞ。」


 二人が話し終わると、ロットンはもう一度土の鎧を着けてフォージャーに突撃する!でも、さっきと同じじゃ無い!今度はもっとたくさんの土で覆われてる!





「何度やっても同じ事だ!」


「それはどうかな!」


 ロットンのパンチがフォージャーに止められる。そのまま重力を掛けられ、ロットンの体が地面に沈み込む!



「ハハハ!お前は俺に攻撃する事は出来ない!」


「そうだな。俺はな。」


「何だと?」


「今だフェイク!」


「う、後ろからか!?」





 フォージャーの後ろにはフェイクが!手には……ガトリング砲!



「フォージャー……これでお前を止める!」


 砲身からたくさん弾が飛び出し、フォージャーを襲う!あっ……ロットンに向けていた手を、フェイクの方に向けた!


「舐めるな!」


 重力を掛けて弾を次々落としていく。そして奥にいるフェイクにも……。




「がっ!?」



「後ろがお留守だぜ?」


 ロットンの拳が、フォージャーに当たる。その場から飛び退くフォージャーと、後を追うロットン。ロットンの攻撃に対して……フォージャーは重力を使わない?ひたすら回避を繰り返してる。



「さっきまでとは違うみたいだな!ここで仕留める!」


「くっ……。」


 ミーも……ミーも動かなきゃ!







「ハァッ!」


「ぐっ!?」


 ミーの拳がフォージャーにめり込む。そこで姿勢が崩れたフォージャーに、ロットンのパンチが命中した。


「こ、この……。」


「二人とも離れろ!」


「あ、あれは」


「こっちだミー!」


 ロットンに引っ張られてミーはフォージャーから離れる。フェイクの方を見ると、おっきい砲身を抱えてる!


「発射!」


 砲身から巨大な弾が飛び出し、フォージャーの方へ!これならいけるはずだよ!












「調子に乗るなよクズ共がぁぁぁぁ!!」



 えっ……巨大な弾がバラバラになった!?フォージャーの方を見ると、奴は両手に二つの剣を持っていた。


「もう手加減はしない!全員まとめてバラバラにしてやるぞ!」



 すごい怒ってる。でも、ロットン達は落ち着きながら話をしてるね……。





「フェイク、こっちに。」


「何だロットン?」


「あいつの重力攻撃……どうやら一方向にしか撃てないみたいだ。それと撃った時間が長い程、再び使うのに時間がかかるようだな。」


「つまり、奴を倒すには……。」


「誰かが囮になって重力を受け続けるのが必要だろうな。」






「何をゴチャゴチャと話している!どうせ死ぬんだ、そんな会話は無意味なんだよ!」


「だ、駄目だよ!フォージャーの相手はミーなんだから!」



 フォージャーが二人に向かって走り、それをミーが追う!み、ミーが止めるんだ!ミーが皆を守るんだ!

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