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チート勇者ろうらく作戦  作者: 脆い一人
第二章:閃光の勇者ろうらく作戦
23/320

二人目の標的は

 ドミネクレイム城、クラースの政務室___。

 無事にジェネリーを籠絡したオーマは、次のろうらく作戦の提案するため、クラースの下を訪れていた。


「____センテージに行きたい?」


「はい。次のターゲットをレイン・ライフィードに決めました」

「理由は?」

「勇者候補の残りの五人の中で、今が一番のタイミングになる相手かと」

「フム。その考えを聞きこうか」

「ハッ。元バークランドの将、フレイス・フリューゲル・ゴリアンテは現在行方が分かっておりません。いえ、仮に分かっていたとしても、彼女とは因縁があり、対峙する恐れもあるため、万が一に備え勇者候補を複数人攻略し、戦力を増強した上で接触を図りたいと思います。そして、ゴレスト神国に居るサレン・キャビル・レジョンも、先の大戦で因縁があるため後回しにすべきと考えます」

「それはセンテージも同じでは?」

「仰る通りですが、ゴレストと違いセンテージは、我々サンダーラッツと直接対峙しておりません」

「フム・・・続けたまえ」

「エリストエルフの国、アマノニダイに居るヤトリ・ミクネは、帝国とアマノニダイが友好的な関係であるため、攻略の時期はいつでも良いでしょう。サウトリック地方のスラルバン王国に潜伏していると思われるベルジィ・ジュジュは、スラルバン王国とボンジア公国の戦争が乱戦となっているため状況が見えません」

「と、なると残りはセンテージのレイン・ライフィードか」

「はい」


 オーマの考えを聞いて、クラースは少し考える。

聞いている間も、考えている間も、無表情のクラースは感情が読めず、相変わらずオーマは胃を痛める。


「密偵の報告では、センテージ王は先の大戦での敗北を受け、併合も視野に入れているそうだ。ならば戦後の怨みと悲しみが残る今、焦る必要も無い気もするが?」

「はい、確かにそうです。ただ、そこに関して、私の方から提案があります」

「____言ってみたまえ」


 オーマからの提案と聞いて、無表情だったクラースの目つきが鋭くなった。

ほんの一瞬だったが、オーマはその視線に気付いた。

射貫くようなその視線に、オーマは心臓を撃たれた様な気になったが、怯むことなく自身の案を提示した。


「はい。我々でレインを通じて、ベルヘラ領主プロトスを懐柔します。プロトスとその養女であるレインの親子関係は、頂いた資料によると実の親子の様に良好とあります。レインを籠絡できれば、プロトスの懐柔も可能だと思われます。そのプロトスはセンテージの名将で、センテージ王からも民からも信頼されています。我々で懐柔し、プロトスがセンテージの併合派になれば、センテージ王も併合を決断するでしょう」

「レインを通じて、センテージの要であるプロトスとベルヘラを抑えるのか・・・確かにそれができれば、間違いなくセンテージを併合するダメ押しになるな」

「帝国としては、プロトスが挙兵するのが一番厄介な事になると思います。プロトスは陸戦より海戦が得意な将です。ワンウォール諸島と連携されれば、海軍を持たない帝国にとって脅威となります」

「フム・・・名将で知られるプロトスを大将に、センテージとワンウォールの連合艦隊、そして切り札にレイン・ライフィードか・・・戦えば敗北こそあり得んだろうが、苦戦は免れず時間も掛かるだろうな」

「むしろ、新設する帝国海軍の役職を条件に、プロトスを引き入れた方が帝国の利益になるのではないでしょうか?」

「プロトスを懐柔するためのカードに、新設する海軍の軍団長の椅子を用意するのか?」

「もちろん可能であれば、ですが・・・」

「フム・・・・・」

「・・・・」


 しばしの沈黙____。

クラースは少し視線を落として、オーマの提案について考えている。

オーマは、自分では良い感触だったと思っていた。

 だが、クラースが視線をオーマに戻して口にした疑問は、オーマにとって意外なものだった。


「出世を望んでいるのか?オーマ・ロブレム」

「は?・・あ、いえ、申し訳ありません。そのようなつもりはありませんが・・・」

「そうか・・・なに、命じた作戦のことだけでなく、政治や軍事についての提案をずいぶん流暢にして来たのでな。この作戦が成功した暁に、何かしらの役職を望んでいるのかと思ってな」

「と、とんでもありません!そのようなことは!あくまでも作戦を遂行するための提案です」

「____では、出世する気は無いのか?」

「!?」


静かだが、強くはっきりとした口調でクラースは言い放った。


(しまった!)


____明らかに怪しまれた。

帝国の平民軍人で、出世を望まぬ者などいないのだ。

変に謙虚でいるより、多少欲を出して出世を望んだ方が、人間らしく自然だったかもしれない。


(だが、今から認めても余計怪しまれる。クソッ!奴のこんな一言で動揺するなんて!)


 役者が違う____ということなのだろう。

クラースの今の一言も、別に何かを確信して言ったわけではない。

ただ、少し違う角度から疑問を挟み、相手の反応を見ようとしただけだろう。

それだけのことで、こうも動揺してしまった自分を、オーマは不甲斐なく感じた。


(やっぱり苦手だ!コイツ!)


 態度に出さない様に苛立ち、今度こそ怪しまれないよう言葉を選んだ。


「そうですね。正直なところ、あまり出世したいとは思っておりません」

「ほぉ?何故だ?」

「魔族の軍勢と戦うことになるからです。今の立場でもそうでしょうが、勇者を引き入れれば、間違いなく魔王大戦で前線に立つことになるでしょう。勇者と共に戦うことが、生き残れる保障になるわけではありません。ですので、むしろ軍の役職から下りたいのが本心です」


 軍人相手なら失望されるだけだろうが、クラース相手ならこれくらい人間臭い方か良いとオーマは考えた。

クラースは間違いなく、オーマを信用していない。いや、そもそも他人を信用していないように思う。

ゆえに、軍人としては弱気な発言ではあるが、はっきり“死ぬのはごめんだ”と言った方が吉と考えた。


「ずいぶんと弱気な発言だな。だが、まあ、正直だ。では、今回の作戦を完遂した際、君が望む褒美は金銭ということかな?」

「はい、そうして頂けるならば魔王大戦が始まる前に軍を退き、安定して安全な生活を送りたく思います」

「安定した暮らし?裕福な暮らしをしたいとは思わないのか?」

「思うには思いますが、平民出の団長までの私が出世もせず、そんな暮らしを送れば怪しまれます。安全というわけにはいかないでしょう」

「・・・確かにな」


クラースはオーマの目を真っ直ぐ見て返事をした。

その目線に力が込もっていないのを感じ、オーマは胸を撫で下ろす。

恐らく、信用してはいないだろうが、クラースの中で納得するものではあったのだろう。



 「話題が逸れたな。君の報酬については了解した。改めて本題に戻るが、貴君の提案を採用しようと思う」

「本当ですか!?ありがとうございます!」


オーマの本心からの感謝だった。

クラースのことは殺したいほど嫌いだが、それでも実力は認めている。

自分の提案がそのクラースに通ったのは、素直に嬉しかった。


「我々第一貴族の間でも、センテージ攻略は意見が割れていた。海軍を持たない帝国にとって、ラルス地方の一番の憂いはセンテージとワンウォールだったからな。強引に武力でセンテージを落としてもワンウォールとの交易が無くなる。海運業が無ければセンテージに旨みは無いからな」

「プロトスを帝国に加えることができれば、ワンウォールとの交易も上手く事が運ぶでしょう」

「そうだな。下手に帝国で海軍を新設するより、センテージとワンウォールを併合して連合艦隊をそのまま取り込んだ方が結果として、軍備増強の近道かもしれん」

「はい。レインの籠絡はもちろん、プロトスの懐柔も必ずや成功させてみせます!」

「いや、それには及ばない。プロトスの懐柔はこちらで行う」


 クラースの発言に、再びオーマに動揺が走る。

オーマが望む展開から流れが逸れた____。



 プロトスの懐柔は、自分達がやらなくては不味いのだ。

プロトスの懐柔を他に任せるのは、“ろうらく作戦”にとっては問題無いだろうが、肝心の“反乱計画”にとっては都合が悪い。


 プロトスの懐柔は、オーマ達の反乱計画にとって必要なことなのだ。


「あの・・お言葉ですが、それですとレインを通じての懐柔が困難になるのでは無いでしょうか?かといって何の足がかりも無く、プロトスを引き入れるのは難しいのではないかと・・・」

「かの人物の性格からして、そうだな。それが可能なら当の昔に実行して傘下に加わっているだろう」

「そ、それでしたら__」

「だが、それなりの要職で迎える人物に送る使者を、平民にするわけにはいくまい?」

「ッ!・・・はい」

「使者はこちらで相応の人物を用意する。詳しい事は決まり次第、追って連絡する」

「ハッ!かしこまりました。私の様な下々の者の提案に耳を傾けてくださり、感謝いたします」

「構わないとも。下の意見に耳を傾けるのは、上に立つ者として当然のことだ。有意義な話しなら尚更だよ」

「クラース様こそ貴族の鏡にございます。下々の者として、クラース様のような方に尽くせることを誇りに思います」

「うむ、ではよろしく頼む」

「必ずやクラース様のご期待に応えて見せます。失礼します」


オーマは深く頭を下げた後、政務室を出た____。


 クラースはその姿を見送り、オーマが部屋を出た後も、扉を見つめながらオーマの足取りに意識を集中していた____。

コツコツコツと、特に変化の無い音。

以前と違い、落ち込んだり嬉しかったりといった感じは無い・・・・・。


「フン。腹芸も上手くなったか?さすがに三回目だからな。平常心でいられたか・・・だが」


 クラースは、オーマが提案してきた時のことを思い出す。


「声のトーン、口調の滑らかさ、目線、仕草・・・・作り過ぎだ。前回と違いすぎる。そして、揺さぶった時の奴の反応・・・」


やはり裏が有る_____と、クラースは考える。

いや、無かったとしても、今や大陸最強である帝国にとって、魔王と勇者は帝国を揺るがせる唯一の存在。

僅かでも可能性があるなら警戒すべきだと、自身に警報を鳴らす。


「裏があるとして、今回の奴の進言にどんな意味がある?プロトスを懐柔するための使者まで買って出る理由・・・ベルヘラ・・いや、ワンウォールか?あそこはまだ、帝国の勢力が裏も表も伸びていない。帝国はまだ、海軍すら設立してないからな」



 帝国に海軍が無いのは、二つの大きな理由がある。

 一つが、帝国領土がエルス海と面していないことだ。

帝国の周辺に海は、西のエルス海、そして東のエリスト海という海しかない。

エリスト海は帝国領土と面しているが、東の地は前魔王大戦の魔王軍の支配下にあった土地で、魔王大戦が終わった今でも魔族が住処としており、人が住めない不毛の地で、まともに海を利用できないのだ。

 もう一つが、軍事予算の問題だ。

これまで、軍事勢力の拡大は、主に大国と強国の多かった北方を重視していた。

技術研究も最優先は魔法技術で、軍艦の造船技術や操船技術を持つ水兵の育成には、予算をかけられなかった。



「レインを籠絡できれば、プロトスも帝国ではなく奴の仲間にできる。ワンウォールを反乱後の拠点にでもしたいのか?ワンウォール諸島と交友の深いプロトスがいれば可能だろう。フン。やはり手は打っておくべきか。プロトスも懐柔した後、役目を終えたら処分した方が良いか・・・。帝国に僅かでも反乱を起こす可能性が有る人物を生かして置くべきではない。勇者と違って役目が終われば、居なくなっても困らないからな」


 そうブツブツと呟きながら一通り考えた後、クラースも自身の政務室を後にした____。






 オーマが城を出て、いつもの第二区画へと戻ってくると、ヴァリネスがオーマを出迎えてくれた。


「お疲れ~、どうだった?」

「次のターゲットはレインに決まった。そしてプロトスの懐柔も決まった。けど、俺が使者になるのは却下されたよ。クソッ!」


ヴァリネスの顔を見て緊張がほぐれた途端、オーマはクラースに対する苛立ちを吐き捨てた。


「あー、やっぱり。平民風情がでしゃばるなって?」

「まあな。だが、それを言わせる切っ掛けは俺が作ってしまった」

「どういうこと?」

「・・・奴の揺さぶりに動揺して、怪しまれた」

「ウソでしょ!?反乱がバレたってこと!?」

「かもな」

「・・・やばくない?」

「言い訳に聞こえるだろうが今更だ。奴は最初から俺達を信用していない」

「はぁ・・・。そんなに他人を疑う人生の何が楽しいのかしら・・・じゃー、プロトスを抱き込んで、反乱後にワンウォールに拠点を置くのは無理かしら?」

「分からんが難しくはなったな。代案も視野に入れる」

「代案、つってもねぇ・・・海は帝国唯一の弱点といってもいいわ。ワンウォール諸島以上に帝国と渡り合うのに向いている土地ってあるかしら?」

「さあな・・・だがそれよりも、先ずはレインの攻略だ。もしかしたら、俺達がプロトスと接触する機会も有るかもしれん」

「敵対国の人間で、しかも平民が、使者の立場以外でどうやって敵国の領主と面識を持つのよ・・・」

「レインとプロトスの関係が良いという情報に期待だな。それが事実ならレインと友好を築ければ、プロトスに接触する機会が有るかも知れない」

「国を代表して会えない以上、そこに期待するしかないか・・・で、いつ出発するの?」

「使者が決まり次第、向こうから連絡するそうだ。多分数週間は掛かるだろう。それまでは待機だ」

「長いわね」

「使者を第一貴族から立てるなら仕方ない。他国への使者を決めるとなると、貴族達のスケジュール調整、使者がセンテージに行っている間の仕事の引継ぎと、色々やることがあるからな。だが悪い事ばかりじゃない。出発時期がそこまで延びるなら、ジェネリーも軍学校を卒業するから、ベルヘラに連れていける」

「連れて行きたかったの?」

「ああ。他の勇者候補はジェネリーと違い、対立する可能性もあるからな。レインは立場上、敵だし」

「そうね・・・って、ジェネリーと言えば、歓迎会どうするの?延期したままじゃない?」

「ああ、そうだったな。いつかやる予定だったんだ。ジェネリーを待たせちまってるな」

「仕方ないわよ。あの後ジェネリーの魔力の事で、ウーグスに呼び出されてバタついてたんだし」

「む・・・」


 “ウーグス”という単語が出て、オーマはまたも苛立つ。

先の作戦でのジェネリーの強大な魔力は、魔法研究機関ウーグスの所長にして帝国魔法研究の第一人者であるカスミ・ゲツレイも、何かしらの手段で観測していたらしく、オーマとヴァリネスは呼び出しを食らい、ウーグスにジェネリーの魔力についての報告書を書かなければならなくなった。

 不機嫌な表情なって歩いているオーマの前に、ヴァリネスがひょっこり顔を出して、ご機嫌を伺う。


「なーに、怒ってるの?」

「・・・カスミについてだ」

「ああ。結局、報告書を書かされたわねー。しかも、いつもより詳細に!ったく、残業代よこせっての!」

「勇者候補は帝国にとって単純に戦力ってだけじゃなく、最高の研究材料なんだろ」

「うへぇ。ジェネリーかわいそう。それで頭にきてたの?ジェネリーが何されるか分からない、って」

「いや、それは今の所気にしていない。勇者候補は最高戦力でもあるんだ。人体に害が起こるような変な実験はやらないし、できないだろう。それより___」

「それより?」

「奴がどうやって、ジェネリーの魔力を観測したのかと思ってな。ジェネリーの居た場所から研究所はだいぶ離れている。あの距離で観測できるなら、帝都全域を観測できるだろう」

「もしそうなら、こっちの動きが筒抜けってこと?でもそれなら、私達に報告書を書かせる必要ないわよね?」

「カスミの能力を隠すためかもしれないだろ?観測だけじゃなく、分析もできるかもしれない」

「そうかもだけど・・・それを疑い出したら、きりがないわよ?」

「そうだ。だから、ムカつくんだよ」

「あ、な~る」

「まったく、クラースといい、カスミをいい、第一貴族と渡り合うのはしんどいな・・・」


 オーマは心底うんざりといった溜息をついて、背中を丸めてしまう。

こういうとき、オーマを元気づけるのは、いつもヴァリネスだ。


「元気出しなさいって!そんな奴らのことより、さっきの話の続き!」

「え?」

「ジェネリーの歓迎会!今のうちにやりましょう♪」

「ああ・・・そうだった。日にちは多分、卒業後でも大丈夫だろうから、卒業祝いと入団祝いを兼ねてデネファーさんの店でやろう」

「デネファーさんの店って、地下の方?」

「そうだ。新人といっても、勇者候補だ。指揮官候補としてアジト(に勝手にしている場所)を紹介しようと思う。異論は?」

「無いわ。今後の勇者候補の攻略には、あの子の力が必要になるだろうし、口は堅そうだから。だけど、勇者候補の攻略を手伝わせるなら、宰相の籠絡作戦や私達の反乱についても話すの?」

「話せるわけない。その辺りは表向きの言い訳を使う。皆には口裏を合せてもらう」

「何て言って合せる?」

「それに関しては、ウーグスに行ってカスミの意見を聞いて来るまで待ってくれ。一応、今の俺達は表向きカスミの指揮下だからな、一度、彼女と打ち合わせてくる」

「分かった」

「じゃー、すまないが副長、デネファーさんや皆に、歓迎会のことを伝えて日程を決めてくれ。俺はこのままウーグスに寄って、カスミと面会するアポを取ってくる」

「私が幹事ね、了解。日程はジェネリーの卒業後ならいつでもいい?カスミとの面会と被る可能性は?」

「無いと思う。一番忙しくしている貴族だろうが、この作戦は最優先なはず、クラースと同じく2・3日で面通りが叶うはずだ」

「了解。じゃースケジュールの調整から準備まで、歓迎会の方は私に任せて♪」

「ありがとう。よろしく頼む」


 今後の打ち合わせを終えた二人は、その場で別れて、それぞれ別行動をとった____。

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