心と心界
リアルが忙しいので更新が大変。
こちらは不定期投稿になりそうです。
彼は誰かに連れていかれたようだ。
(さっきの話から推測して外でしているのは人体実験か殺し合いってとこかな。)
牢屋の外のことを考えていると彼との話を思い出した。
((お前の心に聞いてみろ))
あれはいったいどういう意味なのか...
俺の心。
何かがあるのかもしれない。
そう思い、俺は心の中でこう叫んだ。
(ここから出たい!)
【了解】
するとその瞬間、視界が真っ白に覆われた。
「な、なんだ...!?」
突然の出来事に困惑していると、
【ご安心ください。あなたは今、心界にいるのです。】
声が聞こえる。
でもなんだろう。なにか心休まるような声だ。
「えっと...誰ですか?ていうか心界?誰かいないんですか?辺り一面真っ白なんですけど...」
【申し遅れました。私はこの世界の管理人いわばあなたの心でございます。そして、ここにはあなた以外の人間は入ることはできません。】
よく分からないがおそらくこれが彼の言っていた心に聞いてみろの答えなのだと思った。
それなら聞くことは一つ。
「あの牢屋からどうすれば出れますか!?」
【私にできることはあなたにこの世界の理を教え、あなたに力のことを説明するということだけでございます。】
今世界の理を教えると言っていた。
とても気になるが、あまり時間はかけられない。
早くしなければ彼が死んでしまう。
【ご安心ください。この世界とあなたのいる世界は別のものです。ですから、この世界でいくら過ごしてもあちらの時は進みませんし、彼が死ぬこともまだありません。】
......心を読まれたみたいだ。
【いったはずですよ。私はあなたの心だと。
心を読むなど容易いことです。】
俺の心か...
しかし、いいことを聞いた。
あそこの時間は進まないらしい。
じゃあゆっくりしていこう。
あまりの展開に頭が追いつかない。
少し頭を休ませよう...
~30分後~
「おーい!」
【もう休憩はよろしいのですか?】
「ああ。もう大丈夫だ。
教えてくれ。この世界の理とやらを。
......あとさっき言ってたな
((彼が死ぬことはまだありません))って。
どういう意味か教えてもらおうか。」
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もう眠いので寝ますね(笑)