第六十四話 日本戦車ルート
毎度、拙作をお読みいただき誠にありがとうございます。
日本戦車ルート突入していますが。
まだ弱戦車であるため続々進化します。
それぞれ思い入れがある戦車であるため、当分サブタイトルだけでは
どの戦車に進化するのかわかりにくくなります。
ごめんしてね。
シナモンの試練だが最終ダンジョンだけあって広い、
丸い鏡の中に飛び込むと違う鏡からでてくる事ができるという。
ワープダンジョンであり、パターン記憶の為にメモを取りつつ移動
する。
敵の種類なのだが。鏡や煙の魔物が多い。幻術系が得意で、
敵に回すと厄介なのが多い。
通常弾というか物理砲弾が効きにくいので、魔道で属性弾を発射
して対処する。
敵の生命力や攻撃力は大した事がないのだが。
滅多にこっちの攻撃が当たらない。
倒すのに時間が掛かる。
兎に角、鏡の間になっているダンジョンの構造がやっかい。
同士討ちの危機が何度も訪れ、精神がすり減る。
そう、丸いワープ用の鏡以外も鏡張り、天井も下も鏡張り、
味方も敵も増殖してみえるので、戦闘のたびにわーきゃー言う
羽目になる。
肉体的、魔道戦車的に余裕があっても搭乗員の精神がやられる。
レバーをひいたり、上り下りの階段をだしたり、
スイッチを押して隠し部屋を開いたり、
ラスボスと思われる部屋にたどり着く頃には皆へとへとに
なっていた。
これは不味いので一旦撤退する。
RPGでもよくある事だよね?
ボス前撤退。
まあ無理していけない事も無いんだろうけども、
ゲームじゃない。現実なんだから、下手に無理して怪我したり、
最悪死んだりしたらアホらしい。
ヤムイやルシアはボス戦に行きたがったがそこは引き止める。
外へ出た時にはそれなりに経験値が溜まっていたらしく、
ユーティリシア機1段階進化。
M-84A4スナイパー戦車に進化。
こいつはM-84AB戦車をユーゴスラビア連邦から分裂した国家の1つ
クロアチア共和国にて改良がくわえられた物。
ドイツ製のパワーパック導入により1100hpまで強化されていて、
DNZC-2車長用昼/夜間サイト、SCS-84安定化砲手用サイト、
DBR-84弾道コンピューター、LIRDレーザー警報システムなどから
構成されている「オメガ84」FCSを導入。
クロアチア陸軍所有のM-84は全てこのM-84A4スナイパー戦車に
更新されている。
ヤムイ機3段階進化。
M48AA1からM48A2そしてM48A3からM48A4まで進化した。
A1からA2に進化した事により、
それまでのパルシング・リレイ式の砲塔制御システムから
油圧式砲塔制御システムに換装。
新型のパワーパックも導入。0.5トン程重量が上がったが、
速力は最高速度時速41キロ強から48キロ強まで上昇している。
続けてA2からA3へ進化。
これはA1E2をA2レベルまで近代化改修したものなので、
あまりA2との差はない。
そのため進化が早く、さらに次も直ぐに進化した。
A3からA4へ進化した事により、
152mmガン・ランチャー装備に変更された、
この152mmガン・ランチャーは、この後進化予定のM60A2や
空挺戦車シェリダン用に作ったのが余った。
そこでA3の車体に乗せてはどうかと言う意見がでてその通り
実現したのがM48A4となる。
ガン・ランチャーとはアメリカが開発した砲発射式対戦車ミサイル
を発射できる砲だが、この後下火になる。
理由は金がかかる割には威力が上がらない。コスパが悪いのだ。
アメリカ軍は大軍であるためか、コストパフォーマンスを重視
する傾向が高い。
APFSDSの登場がそれに拍車をかけて、ガン・ランチャーは廃れた。
下手な対戦車ミサイルよりAPFSDSの方が威力ある。
それなら普通の戦車砲でいいじゃん?となるわな。
エリオット機は1段階進化。
もう2段階進化はしない。
進化に経験値がかかるようになった。
チャレンジャー2主力戦車に進化。
チャレンジャー1は前に言ったが、チーフテンの魔改造であり、
ベースはチーフテンなのだが。今度は1から設計し直し。
チャレンジャー1とは全くの別物なので注意。
箱い、実に箱い見かけで、英国戦車だわあ。と思う。
思わずほっこりしてしまうのはすでに英国面に落ちているのか?
新型チョーバムアーマーを装備。
チョーバムアーマーも世代があるらしく2代目になっている。
熱線映像装置、レーザー測距儀。砲手用の全天候用主サイト。
足回りは、ディジタル自動制御装置採用。
最高速度時速56Kmは現代主力戦車にしては遅い。
装甲はチョーバムアーマー第二世代。
主砲:55口径120mmCHARMライフル砲L30A1
剛志の愛機、剛丸は6段階進化。ヤッホー最高だぜ!と言いたいが、
何てことは無い。弱戦車ゆえに進化が早いだけ。
特に今回の進化には日本の水陸両用車両が入ってきて試作機が
次々登場するため早い速い。
まずはケニA、制式の九八式軽戦車だ。
小転輪、前輪駆動と古いスタイルだが、ケニBより低い車高。
これはエンジンの配置を変更し、それまで日本戦車の常識縦置き
から横置きに変えた結果低い姿勢になったそうだ。
横置きの結果エンジン出力を起動輪に伝えるプロペラシャフトを
中心ではなく、車体左側を通す事が出来るようになり、結果戦闘室を
低く保つことに成功した。結果。ケニBに試験で勝って制式採用
される事となった。
発想の転換とはまさにこの事。横置きすれば確かに車体右か左を
通して動力を伝える事が可能になる。縦置きならどうやっても
中心を通さないと無理。これによって採用試験に合格したのだから、
あっぱれ日野自動車。
次の進化は一寸不思議な戦車。
SR-イ号。
1926年に陸軍が試作した水陸両用車。
タイヤと履帯を組み合わせた半装軌式、所謂ハーフトラックである。
製造は三菱重工製。
次はSR-ロ号でSR-イ号の後を受けて開発された水陸両用車。
ただしこれも没車両。
その後はSR-Ⅱ、SR-Ⅲと進む。
今度は石川島自動車製。
今度はそれなりに成果を残したらしいのだが。陸軍は採用
しなかった。
そして特二式内火艇カミ。
カミという名前は海軍の命名。これは海軍戦車なのだ。
陸軍が興味を示さなくなった水陸両用車だったが。
今度は海軍が興味を示した。
カミという名は上西技師という内火艇開発に尽力した技師から採った
という。
因みに陸軍潜水艦というのもあってだな、何と言うか仲良くやって
くれてればなあ。旧日本海軍と陸軍は全力で内部抗争し、余力で
世界と戦うというジョークがあるほど仲悪い。
所謂水陸両用車で、ソ連もアメリカ合衆国も英国も作っているが、
日本の戦車は一寸違う。水上移動時にはフロートを周りに付けて
移動し、陸上に上がったらフロートを外して戦闘するという
オリジナリティあふれる方式で、思いのほか動作は軽快であったと
言う記録がある。
フロートの再装填には時間が掛かるという弱点はあるが。
戦闘中はフロートなぞ邪魔以外の何物でもないので、戦闘終了後に
あらためてゆっくりと装填する予定だったらしい。
ベースの車体は九五式軽戦車なのだが。
主砲:一式46口径37mm戦車砲。
最大装甲厚12mm
最高速度地上は時速37Km、水上時速9.5Km
取得スキルは、
緊急脱出がLv4からLv5に上昇。
致命的命中がLv5からLv6に上昇。
高速装填がLv5からLv6に上昇。
外に出て町へ戻る。
まあまだ日は出ているものの。精神的疲労が大きいのでここは
戻って休憩取るべきだろう。
宿でゆっくりやすんでまた明日挑戦。
仕掛けの動かし方やルートは分かっているから今日より早く
ボス部屋まで到着できるだろう。
剛志はアイテム(魔道道具)づくりをしようとして、
またもや皆の衆につかまって宴会となった。
まだ日が落ちてないじゃん?昼からっすか?
そんな常識的発言なぞユーティリシア、アムリシアの酒豪コンビ、
コンドル、ファイスのお祭りコンビにはどこ吹く風。
速攻で酒入ってファイスがカラオケで歌うたい始め、
ユーティリシアはみゃーみゃー鳴き始める。
剛志は初め逃げようと試みたがユーティリシアが膝上がっちり
キープ。
アムリシアも剛志の右手をホールドしていて逃げられません。
一見冷静なコンドルも、ファイスの相棒だけあって実はお祭り
好きな男だとわかっております。
メニューの上から下まで頼んでぐびぐび酒を飲み、
がつがつ飯食ってます。
そしてカラオケを歌う。
やめろ、殺す気か?
ファイスは素早く自分専用の耳栓着用。
アムリシアも何時の間にかヘッドギア着用。
早いぞお前ら。
「いや、剛志がおそいんだよ。もうしってるだろ?コンドルは
音痴だ。」
そう、コンドルは酒が入ると歌うたうのですが。
めっちゃ音痴です。
それに対してファイスは結構歌が上手い。
ファイスがまず歌い、興が乗ってきたコンドルが歌いだす
パターン多し。
うあーやめてー。殺す気かー。耳が、耳が痛い。
ユーティリシアは酒飲み過ぎて剛志の膝上で睡眠。
彼女は精神世界へ逃亡しました。
ペース早くね?
わざとか?
う、うごけん。
剛志は動けない。
コンドルの音痴攻撃。
こうかは抜群だ。
翌朝、さあ今度こそボス撃破だ。
「なあ?昨日何があった?途中から記憶がないんだけど。」
などと剛志が聞くと、
「え?わかんない。寝てたし。」
とユーティリシアが答えた。
ダンジョンはさくさくと・・・とは行かない。
やはりこのダンジョンの敵は陰険だ。
だが昨日よりは皆冷静に戦えている。
やはり経験というのは実戦で物を言う。
経験値だけが、レベルだけが戦いの経験じゃないのだ。
昨日と同じでかい扉の前に到着。
何時もの事だが、シナモンのご先祖は本当に迷宮に凝ってる。
扉の装飾も凄い。
この迷宮も空間魔法で本来のサイズより大きくなっている。
試練のダンジョンは全て隠しダンジョンで、特定の場所で呪文
を唱える事で真の迷宮が現れる仕様。
金掛かってる。魔道の極致ともいうべきものをこれでもか
これでもかえい!えい!と突っ込まれている。
当時の王国はとても栄えていたのだろうな。
それが100年足らずで没落。
シナモンは別に後を継いだわけではないし。
今後、王家は消えるのか?それとも盛り返すのかはまだこれから。
だが、栄枯盛衰の悲しみをこの試練から感じてしまうな。
さて、アホな事言っている間に扉を開く。
中に入るが・・・何もない?何でだ?
戸惑っていると、辺りがいきなり暗くなった。
宇宙空間にいるような不思議な感覚と共に光が辺りにさし始める、
星明りの様な淡い光がさしこんで、隣の戦車が見えるように
なってくると、
空の彼方から何かが飛んでくる。
空の彼方?どうやらボス戦は異空間にて行う模様。
星空の大草原がボスステージのようだ。
全員中に入った所で一旦暗転してからの異空間ボス戦。
凝ってる。
宇宙空間(異空間)より飛んでくるのは・・・キング○ドラ?
三つ首の竜。西洋の竜。
キング・・・とちがうのは首それぞれに色が異なる。
赤、青、黄の3種。
属性変えてきたか。
赤は火、青は水だろうが・・・問題なのは黄。
何属性なのか。
胴体は普通のドラゴン。緑色。
4属性か?地水火風か?
黄色は地属性とみて反属性の風属性弾発射を指示。
赤には水属性、青には火属性弾の発射を指示。
だが、これが簡単ではなかった。
ただでさえ縦横無尽に移動するドラゴン。その首もまた前後左右に
動き、さらに連携する。間違った属性弾を受けると体力回復する
らしく、外れた弾が違う首にあたって逆に回復したりする。
さらに問題なのが黄色い首、地属性と予想していたが全く違う。
風属性弾が当たってもダメージが通らず。それどころか地属性弾
が当たっても回復しない。
地属性でも風属性でもないだと?
もしや・・・光属性か雷属性か?
3つ目の属性が光である事に気づくまでひと悶着。
そもそも星明りステージは闇属性じゃないの?
と思ったら違うし、ただ暗いだけかよ。
だがこっちの戦車には赤外線暗視装置付も多いもんね。
このぐらいではどうと言う事は無い。
と思ったらこのドラ公、魔道使ってくる。それも幻覚魔道。
首の数が幻術によって8本9本に見える。
幻覚の首があるように見える訳。
当然砲撃が外れる。
この幻術、熱映像監視装置対応しているらしく赤外線だしよる。
FCSつかっても首が増えて見えるから、魔道戦車の乗員の能力が
物を言う。
弾が外れる。当たっても効果が少ない。これは強敵だぜ?
だが、敵の弱点をついに発見。何てことない。攻撃する際に
弱点がある。
幻覚の首は攻撃してこない。つまり、ドラゴンの強力な武器である
ドラゴンブレスを発射する瞬間こそが最大の弱点なのだ。
黄色の首の属性が光である事もそれで発見。
光のブレスを吐いてくるから光属性じゃね?と気づいた。
まず闇属性弾を集中して使用するように指示する。
闇属性弾なら胴体や他の首に当たっても何てことない。
普通の弾になるだけ。回復されない。
黄色い首は集中砲火を受けて沈黙。
そうなれば楽になってくる。
ドラゴンの鱗は極めて強く。APFSDSでも簡単にダメージがいかない。
だが弱点属性弾だと冗談抜きに十倍は行く。
そもそもドラゴンブレスを撃つその時に口へ撃ちこむのだから、
上手く口内に当たれば鱗がないから当然ダメージが跳ね上がる。
闇属性から火属性に変え、まず青首を落とす。
火力なら赤首が1番だが、青首は水属性で防御や回復してくるので
すんごく邪魔。
先にこっちをやるのは当然だろう。
時々火属性が赤首にも当たって回復してしまうが。
お前は後で殺る。と念じて我慢我慢。
青首を先に落とす。
そしてラスト、赤い首の番だが。
ここで終わらないのが流石最終試練。
あんぎゃーーーーーーー
叫んだと思ったら、全身が真っ赤にそまり、巨大化。
隊長8メートルぐらいだったのが18メートルぐらい。
倍以上になりやがった。
3つ首ドラゴンから巨大レッドドラゴンに変身。
まずい、防御が低い味方が死ぬ。
赤首は火力が高かったのに、さらに巨大化したらとんでもない事に
なるだろう事が容易に想像できる。危険危険。
慌ててスキル「アイドル」を発動。
敵の攻撃を剛丸に受けさせる事にする。
持ってて良かったユニークスキル。
いやこれ反則じゃね?この手の魔獣相手ならほぼ百発百中。
敵の攻撃が全部剛丸に集中する。
まあ、攻撃なんてされない方がいいんだけど。
部下に死なれたら目覚めが悪い。
こっちゃこいや、全部受けてやる。
気分はプロレスラー。
しぶとい敵だったが、10分程でついに陥落。
10分もあったら数百発撃ちこんでいるのだが。
さすがファンタジーの王道、ドラゴン。強ええぇぇぇぇぇぇ。
だが倒した。達成感あるな。
最終試練は伊達じゃなかったか。
まあ苦戦してはいないのだが。手間も暇もかかったラストバトル。
やったぜ!
ぱぱらぱっぱっぱー。
ファンファーレが鳴り響く。
流石シナモンのご先祖様、そつがないぜ。
そして大きな宝箱。
あけろよ。
あければ?
仲間に後押しされて、シナモンがおずおずと進み出て、
宝箱を開く。
ついに最終試練クリア・・・と思ったら。
光が辺りを包み込み、気付いたら外。
あれ?・・・宝箱の中身は?
シナモンは何か手に握っている。
最終試練のご褒美なのだろうが何だろね?
それは宝石だった。黄色く輝いている。
なんだそれ?と剛志は効いてみたが。
わからないとの事だ。
魔道で検査してみたが。
魔道検知を阻害する魔道が掛かっているという。
面白い事するなシナモンのご先祖様。
なんだかわからない宝物を最終試練のご褒美にするとか。
皆は不思議な顔をしたが。
剛志は笑い飛ばした。
宝物というのは、その価値が万人に受けなくてはいけないのか?
本人が、その仲間が認めればそれで良いのではないか?
実にオタク的発想だ。
オタクの求める宝は一般人にはわからない物が多い。
それでも本人が宝と思えばそれは宝だ。たとえ路傍の石だとしても
そんな事は大した問題じゃない。
自分にとってどうなのか?それが大事。
大切にしろよ?とシナモンに声を掛ける。
外に出ているのでちょうどいいのでここで魔道戦車の進化を開始。
ユーティリシア機1段階進化。
M-95ダグマン戦車に進化。
これもまたクロアチア共和国製。なのだが車両価格が高騰して
制式に採用されなかったようで製造元のデューロ・ダコビッツ
製作所は輸出にかけているらしい。
1200hpの新型パワーパックを導入し、最高速度が時速65Kmまで上昇。
フォトナ社製のLIRD-4Bレーザー警報システム、
砲塔・車体の主要部にはERA(爆発反応装甲)が装着。
車体や砲塔の形状が丸い形から平面を多用した四角っぽい形
になっている。
ヤムイ機3段階進化。
まずM48A5戦車、愛称ビッグ・パットン。
主砲が51口径105mmライフル砲M68に換装。
次にM60スーパーパットンに進化。
といっても性能的にM48A5とさほど変わらない。
機動力、火力、防御力全てに大差がない。
M60がしょぼいと言うより、M48A5ビッグ・パットンが魔改造されて
いると考えるのが妥当。
最後はM60A1。
この戦車の開発後、アメリカはドイツと共同でMBT-70の開発に
乗り出していく。
最大装甲厚が254mmまで増加されたが新型パワーパックの威力で
機動力がM60とかわらない。
主砲はかわらず51口径105mmライフル砲M68。
エリオット機1段階進化。
チャレンジャー2E戦車に進化。
パワーパック換装により最高速度が大幅上昇し、
路上とは言え、時速72Kmまででる。
主砲と装甲は変わらないが、
ディジタル情報を交換するためのBMS
(Battlefield Management System:戦場管制システム)や
GPS航法システムが搭載されている。
剛丸は3段階進化。
まずは九七式中戦車改チハで、新砲塔チハと呼ばれるタイプ。
新砲塔も何も始めっから一式48口径47mm戦車砲という短砲身の57mm砲
より貫通力に優れた砲塔を乗せるつもりだったが、間に合わなかった
だけである。ついに間に合った物。もっとも手遅れ感は満載。
実際アメリカ軍との戦いでは、次々に撃破された。
九七式チハはそれなりに活躍の機会もあった。時代が時代なので
あの程度の能力でも役に立った。
だが、九七式改チハはついぞ役には立たなかった。悲しき宿命の戦車
である。
主砲:一式48口径47mm戦車砲
最高速度時速38km
最大装甲厚25mm
次は一式七糎五自走砲ホニⅠ。
チハベースで九○式野砲を乗せた物。
オープントップの戦闘室で、
他国では対戦車自走砲とか駆逐戦車とか呼ばれる代物だが。
日本では砲戦車という名がついている。
アメリカ軍のM4を正面から距離500mで撃破したという証言もあり、
フィリピン、ビルマではそれなりに活躍した。
M4が初期型だったり、当たり所悪ければ正面でも抜けるかもしれない
程度の火力で500mでRHA換算100mm抜けるそうだ。
最大装甲厚50mmで日本戦車にしては厚い。
最高速度はチハと同じ時速38km
主砲はもちろん九〇式38.4口径7.5cm野砲。
工業力、生産力不足の日本。旧型になったチハを何とか戦力化する
ためにこのホニは作られたのだ。
次は一式中戦車チヘ。
最大装甲厚50mm
最高速度時速44Km
主砲:一式48口径47mm戦車砲
チハより強力な戦車として設計され生産されたが。
チハよりは強力だがM4の敵ではない。
M3スチュアートとも戦うのはきついレベル。
一部がフィリピンで戦い。
残りは本土決戦用に残された。
一式の一、チハは九七式その九七は全て皇紀の後ろ2桁になる。
九七は皇紀2597年。一式は皇紀2601年。
皇紀2600年が西暦1941年。ゼロ戦はその年に制式採用された。
つまり何が言いたいかと言うと、WWⅡにて日本陸軍の主力戦車は
本来一式中戦車であり、チハではないと言う事。
だが、工業力不足、生産力不足によってチハは前線に立ち、
そして敗れて行ったのだ。
一式中戦車はフィリピンと本土分しかなかった。数が足りない。
まあ性能も一寸不足だが。
今回の戦闘でそれなりにスキルが自然にレベルアップ。
ジャガーノートがLv5からLv6に上昇。
経験値取得UpがLv5からLv6に上昇。
オンスロートがLv5からLv6に上昇。
クラッチミートがLv5からLv6に上昇。
対空射撃がLv5からLv6に上昇。
取得スキル、
命中率上昇がLv5からLv6に上昇。
隠蔽がLv5からLv6に上昇。
体当たりがLv5からLv6に上昇。
試練が終わったので、昨日も居た宿場町へ帰還。
皆は宴会を開始。
だが・・・剛志は浮かない顔をしていた。
ムールド氏から魔道伝書鳩が届いたのだ。
この世界のハンター達が将門と呼ぶ存在。
新規に国を興して世界に乱を起こす。
高木吉兼が宣戦布告してきたのだ。
剛志のいるこの国に対して。
 




