第六十話 シャーマン・ファイアフライⅠーⅣからY型
皆さま本日も拙作をお読みいただき誠にありがとうございます。
おくばせながら投稿いたします。
「皆準備いいか?」
例によって早朝に宿の前に整列。
点呼を取って出発。
本日はシナモンの試練その3を目指す。
場所は昨日制覇したアンカー家の隠しダンジョンその2の近く。
偶然の一致かと思いきや、どうもシナモンのご先祖様と、
アンカー家のご先祖様にはつながりがあるらしく、
迷宮が作れる立地には限りがあるから便乗したんじゃね?
との事。
もっともどっちがどっちに便乗したのかは分からない。
アンカー家のダンジョンは秘宝を隠す
隠しダンジョン。もっとも剛志が思うにアストラル・ギアと
言うほどの能力は持ってない。
でも沢山あるみたいだから、集めればかなりのもんだろう。
今までのアンカー家の連中は栄華を極めていたころはこの様な
アイテムは必要なかったわけで、ノリノリで隠しダンジョンを
作って、一家の秘宝と称したアイテムを隠した。
日の出の勢いだった頃のアンカー家はそんな事遊び半分でできた
のだ。
そして、日の勢いは衰えて、アンカー家が没落してくると、
今度は、隠しダンジョンに挑もうという奴は居なくなり、
そして今日テニトンが初挑戦?と言う事になるのか?
それともいくつかの迷宮はすでに攻略済みなのか?
そこまで把握しているのはテニトンのお爺様達だけだろう。
いや、本当に把握しているのか?
まあ、こっちは外れでもいいんですがね。
魔道戦車が進化できればそれでいい。
シナモンの試練その3は山の中。
だがこれは実に不思議な所だった。
外見は普通の洞窟。
人の手が入っている事はばればれで、中に入るといきなり
行き止まりになっている。
しかし、またもやシナモンがもにょもにょと呪文を唱えると、
光が走る。いや、光というのは魔道の光、実際の光ではないのだが
これが眩しくて目を瞑ると、そこには黄金の迷宮が。
そう黄金・・・もっともこれも魔道の光らしい。金色に輝くが
実際には石。
偽の黄金とかこの世界の詐欺行為に使われるんじゃ?
と剛志が言ったら、魔道を掛けてある金属は金属としての価値が
下がる。
とシナモンに言われた。
何故?と聞いたら、
1、一度魔道が掛かった金属から魔道を排除するには金属に魔道を
掛けるより技術がいる。
2、魔道を重ねがけするのは難しい。相互干渉が起きないようにする
にはやはり高い技術がいる。
3、以上の事から、有用な魔道が掛かっていない金属は価値が低い。
つまり、中古品あつかいと言う事だな。
普通の金属として使うにはひと手間かかる。
魔道素材として使うには必要な魔道が掛かっているならともかく
不要な魔道が掛かっていたら邪魔でしかない。
そう言う訳で、偽黄金は無い訳じゃないがあまりないとの事。
無い訳じゃないというのは迷彩系魔道で魔道の存在を隠した場合。
だがそれだって、まともな貴金属店なら買い取り前に検査装置に
掛けるから、結局ばれる事多いとの事。
稀にすっごい迷彩かけてだます奴もいるが、そんな事いったら
科学的に偽黄金作る奴だっている訳だし、魔道も科学も変わらんね。
コスト的に結局ペイできないのでだます奴は居ない。
そう言う結論になってしまうのだろう。
さて第三の試練はやはりいろいろ謎があったのだが割愛する。
何故って?剛志は全然わからなかったから。
そう、この世界の歴史やらアップリトン王家の歴史やらが出ても
漂流民達は全くわかりません。
テニトン、シナモン、ヤムイ、ルシア、コンドル、ファイスら
原住民組大活躍の巻。
まあヤムイとルシアは子供だからあまり知識の方は・・・だが。
シナモン、テニトンは英才教育受けてたし、(テニトンは
アンカー家として、シナモンはまあ没落王家とは言えそれなりの
教養があった。)
正直漂流民は付いて行っただけでつまらない。
でもどうせあれだろ?最後ラスボスいるんだろ?
それだけが楽しみです。
ラスボスは黄金の竜だった。それまでに出てきた雑魚敵が皆して
キンキラキンなのでそうかなあとは思ったのだが。
予想通りでキンキラキンの竜。
東洋の竜というより西洋の竜で、蝙蝠みたいな翼のある
でっかいトカゲ。
眩しい。それに光のブレスを吐き、光輝く盲ましを食らわせて
くる。
これは中々の強敵だぞ。アムリシア、ユーティリシア、コンドル、
剛志で防御魔道をどんどんと掛けていくが、圧倒的な筋力で、
ヤムイ機が転がされる。
「大丈夫か?ヤムイ!」
剛志の言葉に、
「すみません。戦線離脱です。」
無念そうな声が帰ってきた。
ほっとしたが。
反面これは気を引き締めねばと改めて、
「シナモン、アムリシア、属性弾を撃て、どの属性を撃ったか
声に出してくれ。」
「ダース、水属性弾発射。」
「風属性弾発射じゃ。」
うむ・・・効いてないな。
風も水も弱点ではないらしい。
「火属性弾発射。」
「地属性弾発射じゃ。」
・・・4属性効かないとはな。
簡単には倒せないようだ。
「闇属性弾発射。」
あら?・・・めっちゃ効いてる。
こいつ光属性?
迷宮のラスボスですよ。
光射さぬ迷宮のラスボスが光属性とか・・・
シナモンのご先祖何考えて・・・まあ人工迷宮なら何でも有か。
「よし闇属性弾を続けて発射だ。」
「ダース。」「了解じゃ。」
その後は時間こそかかったが・・・コンドルも転がされた。
レオパルト2を転がすとか流石ドラゴンめっちゃ強い。
また鱗も硬く、かなり砲弾を弾く。
魔道的な何かによって守られているようで、普通に通じない。
慌てて対抗魔道・・・敵能力を低下させる魔道をこっちも
金色の竜に対して使用し、何とか当たるようにはなった。
この対抗魔道、使いづらい。対象ではなく範囲で効いてしまうので
上手くやらないと味方を巻き込むし、レジスト、抵抗されてしまうと
なんの効果も無い。
だから今まであまり使ってこなかったのだが。
このレベルの敵になるとこういった対策も必要のようだ。
少し戦術を見直す必要があるかもな。
被害はヤムイとコンドルだけで何とか戦闘は終了。
ワイヤー引っかけてヤムイ機とコンドル機を引っ張り起こす。
当然まともにウィンチとかで起こしたわけじゃないので
傷だらけ・・・地味に凹む2人。
いや、でも君らの犠牲で勝ったんだからそんなに凹まないで。
その後はシナモンが3枚目の試練完了証明カードをゲット。
すると魔法陣が起動。床に幾何学模様が魔道の光で描かれると、
一気に全員迷宮の外へと瞬間移動させられた。
凝ってるな。流石シナモンのご先祖様。
さて、魔道戦車の進化タイムと行くか。
安全な場所でじっくり考えて進化させるのがやっぱり一番いい。
進化パターンが数通りある場合に、戦闘中に考えながら進化させる
のはきつい。
1通りしかないならまあそれしかないけど、実の所進化パターンは
大抵いくつか候補があり、その中から1つを選んでいる。
剛志が弱進化や横進化するのはそれを利用している。
シナモン機ついに進化。
ジル・カーボン級マークⅢ。
最新型との事。
白い鮫の様な姿。
背びれ、尾びれ、胸びれがそれぞれ魔道センサーとか。
主砲は口の部分にある。
ルシア機1段階進化。
96式G型。
このG型のGは中国語で「改良」を表す”Gailang”の頭文字を
採ったものである。
複合装甲を99式と同型に変更し、ERA(爆発反応装甲)を取り付けた
姿をしている。
96式戦車を全て99式戦車に変更するのは流石の経済成長著しい
中国にとってもきつく、既存の96式を改修した96式G型を登場させた。
さらに砲手用サイトを大型のものに変える等。夜戦能力も上昇
しているという。
ヤムイ機は3段階進化。
M4中戦車75mm砲搭載型(HVSS型)
後期型M4中戦車はサスペンションがVVSSからHVSSに変更されている
と共に、履帯の幅が広がっていて、不整地踏破能力が上昇している。
また装甲厚も88.9mmから107.95mmまで上昇。
一方で最高速度は落ちていない。履帯幅が広がると、接地圧は
下がるが、機動力は落ちる。
履帯幅が広がっても速度が落ちないのは新型サスペンションの
威力であろう。
戦車の機動力を語る上で、エンジンと同等にサスペンションが重要
である証拠の1つと言えるだろう。
さらに、M4A3E8、通称イージーエイト。
これはHVSS搭載の後期型M4A3の76.2mm砲搭載型の開発名称E8
からEssay8(第8試作品と言う意味。)そしてEasy8と呼ばれるように
なったと言う。
もっともこれは戦後に呼ばれるようになったという説が有力。
続けて、M4中戦車105mm榴弾砲搭載型(HVSS型)
新型サスペンション搭載したM4シャーマンの歩兵支援特化型だ。
開発番号はE9よってM4A3E9となる。
E8とE9は車体が元から大き目に作られているので装甲は元から
107.95mmある。
エリオット機2段階進化。
FV221カーナーヴォン重戦車に進化。
カーナーヴォンとは(Caernarvon:ウェールズ北西部グウィネズ州の州都)の事。
この戦車はWWⅡの戦勝国パレードにて注目を集めたソ連戦車。
IS-3対策として作られた重戦車の1つ。
重戦車のくせに機動力が高く、火力、防御力の高いIS-3は、
西側諸国に強いショックを与えた。アメリカも英国もそれに対抗
すべく新型重戦車を開発したのだが。
60トン越えの重戦車の開発経験がある国なんぞそんなにない。
英国も、本命の重戦車の前にまず試作する事にして、新型の車体
にセンチュリオンの20ポンド砲を乗せた試作車両を製造した。
それがカーナーヴォンである。
カーナーヴォンは後に7両は次に来る新型戦車へと改修される
のだが、この戦車によって英国は重戦車の運用経験を積む事になる、
次の戦車はこのカーナーヴォンの制式化戦車。
FV214コンカラー重戦車マークⅠである。
コンカラー(Conqueror:征服者)は55口径120mmライフル砲L1A2
と新型FCSを積み込んだ強力な戦車だが。
俯仰装置をロックする安全装置の為に、低速で機動しながら目標を
追尾できない。
なんでこんな事になっているかと言うと、この新型砲は大きく
そして重いので、機動時に破損する事を防ぐためだ。
もっともこれはこの戦車運用のドクトリンからすれば大した事では
無くて、センチュリオンが前線で戦い、その後ろからコンカラーが
IS-3を狙撃すると言うのが英国の戦術思想。
つまり、機動しながら撃ったりはしない。
最大装甲厚は203.2mmとIS-3に迫るが、避弾経始は良くなく、
IS-3の方が上である。
英国戦車がダサいと呼ばれてしまう理由の1つがこの見栄えの悪さ。
鉄の箱感が満載で、好きな人からみるとダサかっこいいらしいが。
普通にみたらダサいです。
最高速度も時速34.28Kmを路上で出すのが精いっぱい。
また完成が遅れたため、コンカラーができた頃にはソ連はIS-3を
上回るT-10重戦車を完成させていた。
おまけに、やっぱりコンカラーとセンチュリオンの2種を同時に
生産、運用するのは無駄が多いと言う事で
(やる前に気づかないのか?実に不思議だ。
WWⅡでも巡航戦車と歩兵戦車の2頭立てで失敗したのにな・・・)
両戦車をまとめた次期主力戦車の開発に進んで行く事になる。
ユーティリシア機1段階進化。
T-72M1モデルナ戦車に進化。
今度はスロバキア戦車である。
元々スロバキアはチェコ=スロヴァキア連邦であったが。
チェコとスロヴァキアに分離独立した。
チェコ=スロヴァキアの主力戦車は当初ソ連よりの輸入戦車
T-72であったが。これをベースにチェコはT-72cz M3、M4を作成
したのに対し、スロヴァキアはT-72M1モデルナを作成した。
スロヴァキアのZTS社はT-72のライセンス生産を行っていた企業
であり、そのノウハウを生かして新型戦車を作成した。
複合装甲に加え、オリジナルのERA「ダイナ」システムを搭載。
FCSも新型に変更されている。
主砲:51口径125mm滑腔砲2A46
最高速度時速60Km
複合装甲装備。
剛志の剛丸は3段階進化。
シャーマン・ファイアフライⅠC、
シャーマン・ファイアフライⅡC、
シャーマン・ファイアフライⅢCと進化。
取得スキルは
致命的命中がLv4からLv5へ上昇。
高速戦闘がLv3からLv4へ上昇。
突撃がLv5からLv6へ上昇。
また進化とは別に、
掃射がLv6からLv7に上昇。
砲撃がLv6からLv7に上昇。
超壕力がLv5からLv6に上昇。
エクソダスがLv2からLv3に上昇。
何時もの事だが。迷宮をさくっとクリアしたので時間がある。
まあ昼も過ぎていたので一旦宿場町へ戻り昼飯と共に軽く休憩
した後、さて魔道戦車の進化の為に戦闘・・・なのだが、
今回のシナモンのダンジョンは入ったら途中で出てこられない。
また敵のレベルが平均的に低い。
ラスボスは強かったが、途中の敵はそんなでもなかった。
今から日暮れまでに戦うにはちょっと不向きかな?
と言う事で、昨日行ったゴリラ機械の出るアンカー家の
ダンジョンへゴー。
今回の参加メンバーは、剛志、エリオット、ヤムイにユーティリシア
になった。ルシアが抜けてユーティリシアが参加。
ユーティリシアは昨日のリベンジに燃えている一方で、ルシアは
ゴリラの相手に飽きた様子。ヤムイも飽きてはいるんだろうが。
(子供は物覚えが良いけど、飽きるのも早い。)
戦車の進化の為に参加する見たい。
そこでヤムイとユーティリシアに組んでもらうつもりだったが。
ユーティリシアは経験値がこのメンバーの中では高いから、
ヤムイの御守りしてもらおうかと思ったのだが。
「おらも女の子と組みてえ!」
というエリオットの魂の叫びによって、エリオットとユーティリシア
のコンビ、ヤムイと剛志のコンビとなった。
しかしこれが大失敗。
ヤムイは思ったより筋が良く、上手くゴリ公を跳ばす。
跳んだ所をさくっと剛志が止め。
17ポンド砲を食らえ。
ヤムイは昨日もルシアに振り回された揚句追い込み役をずっと
やらされていたからか、上手く敵を誘導する。
ルシアは自分の方が早くハンターになったもんだからヤムイに
先輩風吹かせるんだよなあ。
問題はエリオットとユーティリシアのコンビ。
リベンジに燃えるユーティリシアと女の子に良い所見せたいと
やる気に燃えるエリオットはもう止まらない。
闘牛状態で突っ込んで、ひらりとゴリ公に躱される。
バカす、あほす。
力入りすぎ、緊張しすぎ、砲の発射タイミングが早すぎて
あらぬ方向へ弾が飛ぶ。
うおっあぶなっ。・・・流れ弾が飛んできて剛丸の装甲で弾く。
アブソープションが起動した。
お前らヤムイが見てるのに、教育に悪い事すんなよな。
時間も無いので説教は後だ。
コンビ解散命令。
エリオットは再び剛志とコンビ結成。
ユーティリシアにはヤムイの成長の為、追い込み役をやるように
頼んだ。
「頼むぜユーティリシア。新人君の為にお姉さんとして良い所
見せてくれよ。」
そう言うと、ユーティリシアは冷静に戻った。
ヤムイ君の動きに注意しながら動くため、かっかしてる場合
じゃないと思ったのかもしれない。
当てなくていいので気楽になったのかもしれない。
上手くゴリ公を跳ばして、ヤムイが仕留める。
105mm榴弾砲は戦車相手にはちょいと不足だが。ゴリ公相手なら
何の問題も無い。
エリオットはしょんぼりしていたが。こいつの場合多少テンション
落ちている方が上手くやるな。
まあ2日続けて同じコンビでやっているんだから上手くなって
くれないと困るんだがな。
18時過ぎに撤収開始。
夜には宿場町へ戻る事が出来た。
ユーティリシア機1段階進化。
T-72M1-A戦車、
タンデム弾頭にも対応した新型ERAのブロックが装着されている
といわれる。
タンデム弾頭とは、対戦車ミサイル用の弾頭。
空間装甲、爆発反応装甲、アクティブ防護システムに対して
効果がある。
ようは弾頭が二重化されていて、
例えば爆発反応装甲相手の場合、一段目が爆発反応を起こし、
二段目が素の装甲を貫通する。
その弾頭に対応すると言う事は、装甲側も二重化したERAを
持っていて、一段目を1枚目。二段目を2枚目が爆発反応して
防御すると言う訳。
完全にいたちごっこだが。これは結構高度な技術がいる。
一段目が当たった瞬間に両方反応したら駄目だ。
全然反応しないで貫かれてもまた意味ない。
ヤムイ3段階進化。
まずT9E1、制式名称M22ロウカスト(Locust:イナゴ)
空輸可能な空挺戦車として作られた軽戦車で、英国にも260両程
送られて試された。
しかし、WWⅡが終わってしまい。
空挺戦車不要論がでてきて直ぐに退役する事になった。
主砲:53.5口径37mm戦車砲M6
最大装甲厚25.4mm
最高速度時速56.33Km
みての通り、スペック上の火力、防御力が不足しているので、
空挺による輸送がなくなれば不要と言う事になる。
続けてM6重戦車に進化。
開発名称はT1重戦車。制式化してM6重戦車。
M5軽戦車の後のM6がふられている。
こいつには愛称が付いてない。つまり英国が使っていないわけで、
ヨーロッパに送られていない。
機械的信頼性が低い、火力が足りないと言った理由で実戦には
投入されなかったのだが。
試験では5600キロ踏破している。
この頃のアメリカは戦車は機動力が胆だと思っていた。
WWⅡ初期のドイツの電撃戦の影響を受けまくっていたのだ。
主砲:50口径3インチ戦車砲M7
最大装甲厚101.6mm
最高速度時速35.41Km
まあ実の所、この重戦車1両運ぶスペースでM4が2両運べるのが
大量生産されなかった最大の理由。
2倍場所とるなら2倍は性能ないとコストパフォーマンス悪い。
しかも当時アメリカはドイツのUボートに悩まされていた。
よって主力にはならなかった。
HVSSサスペンション。主砲のジャイロ式安定化装置。
車体の鋳造工法。
これらの先進的技術は全て今後のアメリカ戦車へと引き継がれて
行くわけで、全く無駄所か技術的にはものすごい評価高い車両で
ある。
最後にM24軽戦車。
こいつは英国軍から愛称「チャーフィー」と呼ばれた。
リーもグラントもシャーマンもスチュアートもチャーフィーも全て
アメリカ軍の昔の将軍から採っている。
こいつは以前紹介したのでスペックは省略。
エリオット機2段階進化。
まずコンカラー重戦車マークⅡ。
実はあまりマークⅠと変わらない。キューボラの数や位置が違う。
カウンターウェイトの位置とか違いは細かく少なく。性能差は無い。
続けて主力戦車チーフテンマークⅠ。
コンカラーとセンチュリオンを1両で統一するという考えの元。
新規設計された。
主砲:55口径120mmライフル砲L11A1
最高速度時速40Km弱。
マークⅠはまだ量産型ではなく、エンジン出力が低く585hp、
この後エンジン換装して機動力が上がっていく。
最大装甲厚は150mm
装甲がコンカラーより薄く見えるが。
避弾経始が・・・え?これが英国戦車?と言いたくなる程良く。
砲塔が丸っこい。
そのため英国戦車好きの中でも好みが分かれる戦車。
鉄の箱感があまりないのだ。
剛志の剛丸も3段階進化。
シャーマン・ファイアフライⅣC。
その次はシャーマン・ファイアフライⅤCYそして、
シャーマン・ファイアフライⅠCY。
取得スキルは、
対戦車砲がLv6からLv7に上昇。
戦車砲がLv6からLv7に上昇。
自動消火がLv5からLv6に上昇。
本日はここまで、晩飯食って、風呂入って寝ます。
ではまた明日!
戦車を調べたおかげで初めてわかった事シリーズ
旧日本軍戦車の防御力軽視はよく言われる。
これは輸送力不足が大きな問題で、火力、機動力を減らさずに
重量をカットしなければならなかったためなのだが。
じゃあアメリカ軍は防御重視してたのか?と言うと全然違う。
単純に日本より工業力、科学力、輸送力で上回っていたので
硬くて強い戦車が太平洋にやってきただけで、
M6あるのにM4の大量生産にこだわったり、コスパ重視。
もっとも人命軽視という訳ではない。湿式弾薬庫。居住性重視の車内。
だけどM4のハッチの数が人数分ないとかあるけど。
緊急脱出時に1人置いてかれる可能性あるとかあるけど。
 




