第五十三話 M3グラントいろいろ
毎度、拙作をお読みいただきまして、誠にありがとうございます。
今話より改訂履歴を前に変更します。
2014/12/13 ヤムイ少年の戦車の進化が書いてなかったので追加。
ミゲーロはつかまり、幽閉処置となった。
流石タージマ監獄ももっているとは。
ミゲーロはそこへ一生幽閉とか。
トーマスは部下へ賞金を配分したり師団長、軍団長から挨拶を受けた
りと忙しかったが。
合間を縫ってムールドチームへも謝礼金を渡してきた。
そして剛志にも約束の品を届けてきた。
「うっくっくっくっく。」
まーた剛志がおかしな笑方してるよ。
と言う顔を部隊の皆はしていた。
「何をもらったの?」
ユーティリシアがそんな剛志に話しかけた。
「魔道関連の資料だよ。アストラル・ギアの眉唾な物語とかさ。」
「眉唾なのに喜んでいるの?」
ユーティリシアの話はごもっともですが。それが剛志です。
変な話も大好物です。
「しかし、やはり食えない奴だなトーマスは・・・」
このアストラル・ギアの資料には例のミイカ市の資料もある。
つまり、ジャッカルはミゲーロに言われてアストラル・ギアを
取りに行ったと仮定するならば。
ミゲーロはトーマスからアストラル・ギアの情報を得たと
考えられる。
最も直接渡したりはしないだろうから、それとなく渡したのだろう
もしかしたらミゲーロ自身で見つけられるように仕向けたのかも
・・・それは邪推かな?
ともかくミゲーロが反乱を企てていたのは明らかで、アストラル・
ギアはそのきっかけを作ってしまったのは確かだ。
数の暴力によってミゲーロ軍もP-1500モンスターもやられてしまった
わけではあるが。
そこまで予測して仕向けたとするとトーマスは腹黒も良い所。
策士だな。
正直敵には回したくない。お友達にもなりたくないけど。
さて、戦後のムールドチームだが、まず大幅な人数増加があった。
敵や味方の傭兵チームから参加申し込みが大量に来たのだ。
先程の戦闘で活躍した?のもあるが。
トーマスやアレクサンドルやマーシャと仲良くしているのが大きい。
タージマの力を見せつけられた皆さんが、タージマと仲良い部隊に
入ろうとするのはまあ自然な流れだろう。
「やっぱりそうしようかなあ・・・」
「そうするのか?」
面接やら手続きやらをムールド氏や我門さんがやっている片隅で、
ユシスと剛志がなにやら話し込んでいた。
「どうしたの?」
ユーティリシアが話しかけると。
「いやね、ユシスがおじいさんの所へ帰りたいというもんだから。」
「ああ、成程。ユシスは元々一人前のハンターになって帰るのが
目的だったもんね。」
そうなのだ。そして今は奴の魔道戦車は超重戦車。ラーテである。
もう一人前と言われればまあそうだなとしか。
当初のインディペンデントとは大きさ、火力、防御力も段違い。
只一人の家族であるおじいちゃんの元に居たい気持ちもよく分かる。
おじいちゃんも歳が歳だし、早く帰ろうとして努力してきた事も
知っているし。
「そうですか。残念ですが仕方がないですね。」
ムールド氏につげるとそう言って、ユシスとの別れを惜しんだが。
引き止めはしなかった。
ムールド氏だって漂流民。1人ボッチの悲しさは良く知っている。
漂流民は大抵1人でやってくる。そして帰る事は出来ない。
時々地域ごとやって来る事もあるようだが。そんなの稀で、
皆世界に1人ボッチになる。
ユシスがマガンタ市へ向かう間。剛志も付いていく事にした。
ムールドチーム内でユシスとは一番長い付き合いなので、
付いていきたいといったら。OKをもらった。
昨日はもう少し稼いで燃費が弾代がと言っていたが。
帰りたい気持ちが抑えられなくなったようだ。
「よし、いくか?」
「はい。」
ところが、
「ちょっと待った。」
「うふふ。」
ユーティリシアとアムリシアが付いてきた。
「一寸、俺達置いてくとか酷くない。」
「ユシス君を見つけたのは俺達ですが。」
コンドルとファイスも付いてきた。
「まあ、元気でね。」
クラさんが何やら土産物をユシスに渡している。
それを見て皆も次々にユシスに餞別を渡していく。
慌てて何か買いに行く人もいる。
急な話だからな。クラさん用意良かったが多分彼女の事だから
予測していたんだろうな。ユシスはおじいちゃんが心配だと
言っていたし。
一杯の餞別を貰って涙ぐむユシス。
剛志達もにこやかに見守っていた。
餞別品を魔道戦車に積み込み、・・・積み込む場所は多い。
さて出発となった。
「おう、元気でな。」
「お元気で。」
「何かあったらまた来いよ。」
みんなから別れの言葉を貰ってまた涙ぐむユシス。
「ほら、おじいちゃんに会いに行くんでしょ。一人前の男が
簡単に泣くんじゃない。」
ユーティリシアに怒られ、励まされ。いよいよ出発。
今回は24時間移動等はしないので、ゆっくりとマガンタ市へ向かう。
移動時間は一日6時間程度で、道中宿に泊まりながら帰還。
「さて、狩りに行くとするか。」
時間が余るので剛志が狩りに行こうとすると。
「あのー僕もいいですか。」
とユシスが参加。
「何で?ゆっくりすれば良いじゃん。」
「いやあ、弾代稼ぎたくて。」
「ふーん成程な。なら主砲と副砲はやめといたほうがいいな。
本当なら対空砲も止めたいが、そこまでやると流石に火力不足か。」
「機関砲だけで対処ですか・・・まあできるんじゃないですかね。」
そうだなあ、なにせ機関砲も航空機用のもの。
この20mm機関砲MG151/20は機械的信頼性が高く。
しかも薄殻榴弾というドイツ製の特殊な炸裂弾を発射できて威力が
高い。
薄殻榴弾はアメリカでさえコピー不可能だったという。
さらにMG151本体もその機構を完全にコピーできず。
動作不良に悩まされたという。
WWⅡ時点でのドイツ工業力の粋を集めた芸術品。
ドイツの科学力は世界一―と叫びたくなる傑作品である。
日本ではマウザー砲と呼ばれていた。(旧日本軍の規格では20mmは
砲となる。機銃でも砲。)
ただ死角が多くなるなあ。まあやり方次第かな。
さて行こうかなとした所。
「やっぱりまた狩りに行くんだね?」
「お前の考えは御見通しだ。」
「準備OKです。」
「さあ、行こうか。」
皆居る。・・・行動読まれ過ぎだろ剛志。
まあ、急ぎの旅では無いし、楽しく狩りでもしましょうか。
そう思ってまあ日暮れまで適当にその辺を巡って魔物と戦った。
ハイドラ周辺とは魔物の生態が異なるものがいて、結構楽しかった。
日暮れになったので狩りは終了。
そこそこ稼げただろうな。
因みにドラゴンワゴンちゃんは剛志が運転して元気に働いて
居ります。
戦場付近まで持って行って隠蔽しておき、戦闘後に獲物を運ぶのに
大活躍です。
はー。こいつを買ったのは大正解だったね。
ハンターは何故戦うか。ズバリ生活の為です。
ただ楽しいだけじゃだめだとです。
5日程掛けて狩りをしながらマガンタ市へ到着。
いくらぬるい狩りとは言え結構な戦闘回数を重ねたのでそれなりに
進化。
まずユーティリシア機が1段階進化。
T-80B戦車になった。
レーザー測距儀付照準機1G42搭載。対戦車誘導ミサイル用の
照準誘導システム1A33を搭載。カセートカ自動装填装置搭載。
コーブラ対戦車ミサイルを砲発射式で搭載。
当時1979年代のソ連最新技術をふんだんに盛り込んだ最強戦車。
なのだが。その結果コストが跳ね上がり、T-72が2両以上買える値段
でようやく1両買える。高すぎてT-72を全部交換できない。
そのためT-72と並行生産し、ハイ・ローミックスとなってしまった。
剛丸は3段階進化。WWⅡ戦車であること経験値取得UPのスキルが効き
がんがん上がります。
M3グラントⅤ、Ⅵ、Ⅶと進化。
ⅤはM3A1のディーゼルエンジン搭載型。
ⅥはM3A2のディーゼルエンジン搭載型。
ⅦはM3A3のディーゼルエンジン搭載型。
無印に比べ、M3A1は車体上部を鋳造一体型にしたもの。
M3A2は車体全体を溶接接合に変更したもの。
M3A3はGM社製のディーゼルエンジン搭載型。
グラントはまだ続く。
取得スキルは、
新規スキルとして
高速戦闘Lv1・・・戦闘速度がLvによって上昇する。
車体旋回速度上昇がLv4からLv5に上昇。
貫通力上昇がLv4からLv5に上昇。
コンドルとファイスの魔道戦車も仲良く進化。
レオパルト2PSO
こいつは市街戦を意識した作りと言われている。
増加装甲を上部、側面、サイドスカートに装着し、
火炎瓶対策に機関室周辺にメッシュ装甲が付いている。
車体前面にはドーザ―ブレードが付き、瓦礫等除去するのに役立つ。
サーチライトが砲手用補助サイトの左側に付いているが。
これもユーゴスラビア内戦におけるPKO活動にて役だったという。
これは夜戦における照準の為だけでなく、
市街戦において敵歩兵や敵対的な群衆に対して効果が高い。
強力な光を浴びせられると、反射的に人間は身を守ろうとする。
そうすると攻撃出来なくなってしまう。
無力化に役立つ。
また、主砲が長砲身の55口径ではなく、44口径にしてあるのも、
市街地での取り回しを考えての事と言われている。
マガンタ市の喧騒の中
ラーテはなんとか大通りから駐車場までは持って行った。
でかすぎて大通り以外の道がまともに通れない。
幅が14mはデカすぎる。
駐車場もよく入ったもんだ。奇跡だね。
もっともこの世界は魔道戦車が走り回っている以上。
普通の道でも現実世界の地球より広い。
狭い道を無理やり通られたら家が壊れちゃうからね。
道幅を広めにとってある。
それでもラーテはデカすぎるが。
ユシスは剛丸の上にタンクデサント。
そしてユシスの実家に着いた。
「おじいちゃーん。」
ユシスはそう言って笑顔で手を振りながらおじいちゃんに走り寄り、
ボクンッ。
ぶん殴られました。
「・・・おじいちゃん。痛いよ。」
ユシス涙目。
「こら!逃げ戻ってきたらあかんゆうたやろ!」
あー、そういう誤解ですね。
まあなあ、まだ出て行って数か月もたってないし。
逃げ帰ったかと思われてもしゃあない。
第一手紙とかで前もって連絡しとけばよかった。
連絡なしで戻ったらなそら誤解しますわ。
「御止めしないでもよろしいのですか?」
そうだねアムリシア。一寸意表を突かれてびっくりしちゃった。
「えーすみません。ユシスのおじいさん。私ユシス君の部隊長の
高地剛志と申します。」
まあ、理解してもらうのに時間かかったね。
最後にはユーティリシアが百聞は一見にしかずと言って、
おじいさんをラーテの所に連れて行って納得してもらった。
280mm連装砲は言葉より雄弁だったね。
ついにユシスとはお別れ。と言っても死ぬわけじゃなし。
またこいよと言って別れる。
ハンター自体は続けるみたいだ。ただおじいちゃんの傍でやるという
だけ。
マガンタ市は以前来た時にはソ連戦車派とドイツ戦車派が一触即発
の状態だったと思ったが。
今はそんな事もないようだ。
やはり今回のタージマ内戦によって傭兵として参加したり、
余所へ行ってしまったりしたせいで、派閥が維持できなくなった
ようだ。
これならユシスも安心してハンターが出来るだろう。
何かあったら連絡しろよなと言ってからユシスと分かれてマガンタ市
を出ていく。
「なんか寂しいね。」
ユーティリシアはそう言っている。
「出会いあれば別れありか。」
そうだね少し寂しいね。
「2人共なにしんみりしてるの。会いたければ何時でもあえるし。」
ファイスがそう言って慰めてきた。
それもそうだ。
「よし、じゃあハイドラ市に戻るか。」
道中も狩りをしながら進んじゃ休み、また狩りをし、
のんびり戻って行った。
しかし、すんなり戻らない。戻れないのが剛志の宿命か?
ある宿場町での事だ。
ほっくほくでにこにこしながら町のハンターギルドで換金して
いると・・・まーたイベントに遭遇。
というかなんか虐められている子を発見しました。
「へへーん。あんなブリキ缶なんぞに負けるかよ。」
「そんな事は無い。俺の戦車は進化型なんだ。必ず強くなる。」
「へっへっへ、今は弱いってこったろうがブリキ缶。」
「約束は守れよな。」
「そうだ、でていけー。」
「町からでていけー。」
うーん。虐めではあるんだろうが。約束とか言ってるしなんだろう。
「こらこら、何を揉めているんだい?」
「うっせえ、おっさんだまってろよ。」
ピキ
「誰がおっさんじゃこら。」
大乱闘、コンドルとファイスが慌てて止めに入ったが。
相手が子供なのが悪かった。
町の警備隊につかまってこってりとしぼられる羽目になって
しまった。
「あー酷い目にあった。」
「何言ってるんだよ。剛志は暴れただけましでしょ。
こっちはただ止めに入っただけなのに。」
ファイスに怒られた。
「もー、相手は子供よ。本当にレベル低い事しないでよ。」
ユーティリシアにも怒られた。
アムリシアとユーティリシアが必死に弁護してくれたので、
警備隊の皆さんも「もうやるなよ。」と言って許してくれた。
美女の威力は凄い。
「さて、坊主。お前はどうしたんだ?」
コンドルがさっきの虐められてた?子供に話を聞いている。
他の子はさっさと帰ってしまったが。
この子はまだここにいた。
「俺、俺もう行く所が無いんだ。」
どういう事なのか話を聞いてみた。
この手の宿場町にありがちだが、捨て子というのがある。
ようは行きずりの男女がまあいい仲になってできちゃったのは
良いのだが。始末に困って捨てていくというわけだ。
非情な話だが、宿場町では結構ある。
この子もまたさっきの子らも皆、捨て子。
ただ捨て子同士だからと言って仲がいいわけではない。
売り言葉に買い言葉で喧嘩して、賭けに負けて町を出ていく事に
なったと言う。
「そんなの一々守らなくてもいいんじゃないの?」
「・・・いや、あいつらは嫌いだがだからと言って約束した以上
守らないといけないと思う。」
頑固者だなこの子。
それにしてもブリキ缶と呼ばれていたが何の事だ?
「うん、実はさあ。」
捨て子軍団は孤児である。しかも孤児院等に入っていない。
子供達だけで暮らしている共同生活。
「それは大変ですね。」
子供好きなアムリシアはとても同情している。
金を稼ぐためにハンターになる奴もいた中で、
やはりハンターするなら魔道戦車を手に入れようとなった。
「当然の流れだな。まあ魔道戦車なくてもハンター出来るけど
あった方が断然稼ぎがいい。」
剛志はうんうん頷いている。
しかし先立つ金が無い。
何とか借金までして金を工面したものの。
良い戦車は手に入らない。
「当たり前ね。」
今度はユーティリシアがうんうん頷いている。
だが何とか手に入れた戦車。
しかし・・・
「そんなブリキ缶役に立つのかって言われて。」
売り言葉に買い言葉。勝負する事に。
「勝負って何の?」
ハンターとしての獲物売上勝負だったらしい。
そして見事に少年は敗れ去ったわけだ。
「何で負けた?」
相手の子達も魔道戦車を使ったからだそうだ。
「ええ?金ないのにどうやって?」
それは分からないそうだ。そりゃそうだ。自分は魔道戦車1両
買うので精一杯。他の子の事等知らん。
だが剛志はいくつか想像できた。
この周囲はハイドラ市が近い。
ジャッカルやらミゲーロやらタージマ内戦でがんがん戦車が
潰れたが。
中にはまだ動くものがあったりしただろう。
人がいないのに魔道戦車だけぽつんとあったりしただろう。
それを取ったのかもしれない。だとするとあいつらハンターとして
は中々の才能だな。
人の物盗むのは泥棒だが。この場合泥棒になるのか?
まあ、才能はともかく人間的には感心しないがな。
仲が悪いとは言え、捨て子仲間を追い出すとは。
もっとも本気じゃなかったという事もありうる。
しかしこの少年の気質を考えればやはり出ていくと思って
しかるべきだろう。
「じゃあ少年・・・いや、名前はなんだ?俺は剛志という。」
「おれはコンドル。」
「ファイスだよ。」
「ユーティリシア。」
「アムリシアと言います。」
「俺はヤムイという。姓は無い。」
そして彼のブリキ缶にご対面。
「T1カニンガムかよ。」
T1カニンガム。
アメリカのカニンガム社が設計開発した戦車で、確かに丸く頭が
ひらべったい砲塔はブリキ缶を思わせる。
外見はホイペットに似ている。参考にしたのかもしれない。
もっとも以前述べた通り、この頃この形状の戦車は皆ホイペット
と呼ばれていた。ルノーFTもホイペット。
試作車両のみで、量産はされなかったが。その後アメリカ戦車の
母体となった。
こいつはT1E2、武装は37mmM5/L50、最大装甲厚は6mm強。
最高速度は時速29.29Km。
速度以外には見るべきものが無いが。
1922年頃の戦車としては火力装甲ともにこんなもんだと思われる。
それより流石自動車大国アメリカ。V8のガソリンエンジン積んで
時速30Km弱がでる。
「お前、ついてくるか?」
「・・・いいのか?」
「かまわないさ。」
いなくなる奴もいれば、入ってくる奴もいる。
そんなもんさ。
ハイドラ市に戻った頃には狩りによっていくつか魔道戦車が進化
するに至った。
狩りしまくり。
流石剛志。
コンドルとファイスは進化せず。流石に経験値が不足している。
ユーティリシアは1段階進化。
オブイェークト476に進化。
T-80はガス・タービンエンジン。
アメリカ合衆国のM1エイブラムスがそうなのでそれに合わせて開発
された結果こうなった訳だが。不安もあった。
そこでT-64シリーズのディーゼルエンジンを発展させたものを
T-80に乗せる研究もされていた。
それがオブイェークト476で、試作機なので車体はT-64のまま
エンジンを新型の水平対向の6気筒ディーゼルエンジンにしてある。
ただ、それまでのソ連ディーゼルエンジンはV型で、水平対向は
初めてだったためか、機械的信頼性が今一であったので制式採用は
されなかった。
剛丸は2段階進化。
M3グラントⅧ、Ⅸと進化。
ⅧはM3A4、ⅨはM3A5と同じ。
A4はバス用の直列6気筒のガソリンエンジン。
A3とA4は当初の予定エンジンである航空機用の空冷9気筒星形
エンジンが数足りないと思われていたので、エンジンを別の物も用意
したというもの。
A5はA3と同じディーゼルエンジン搭載型で、工場の溶接技術不足から
溶接からリベット留めに戻っている。
このように初期の溶接技術不足から1時的に元のリベットに戻る
という例は結構ある。リベットの方がまだましというわけ。
溶接技術が不足していると砲弾を受けた際に溶接部分が割れて、
装甲がバラバラになる事がある。
リベット留めの場合。砲撃を受けてリベットが外れて車内を飛び回り
、乗務員を殺傷する事がある。
リベット留めが悪いのは知っているが。装甲がバラバラになるよりは
まだましと言う訳。
取得スキルは
戦車Lv3からLv4に上昇。
突撃Lv4からLv5に上昇。
ヤムイ少年のT1E2も3段階進化。
まずT1E4に進化。
武装が37mmセミオートマM1924に換装。
続けてT2E1
T1戦闘車ベースにサスペンションが垂直渦巻スプリング方式に
変更されている。
最後にM2A1軽戦車。T2E1が制式採用されてM2軽戦車となり、
M2A1となった。
ブローニングM2を主砲、7.62mm機銃を同軸に装備している。
装甲は最大で15.88mmまで上昇し、エンジン出力も上がって
最高速度時速72.42Kmという高速戦車となった。
やってもうた。レンドリースはM2軽戦車からやんけ。
M2A4軽戦車から英国にレンドリースされてる。
まあでもいいか。こいつもM2スチュアートって呼ばれてました。
M2A4からM5A1までの軽戦車はみんな同じ戦車の派生だと英国軍は思っていた
みたいです。




