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タンク・ワールド  作者: 米 三昧
52/65

第五十二話 レンドリース兵器 スチュアート軽戦車からM3グラント

毎度、お世話になっております。拙作をお読みいただき感謝感激。

遅くなった上に短めですが話の切が良いのでここまでで投稿します。


2012/12/19 誤字修正

 ・・・もう何回目になるか。

 撃っても打っても吹っ飛ばしてもすぐ回復。

 P-1500がまさにモンスター状態。

 PRPGゲームのボスというか・・・。

 回復魔法で全快しやがる。

 待ったく手ごたえ無し。


 「こりゃあ化け物だなあ。」


 源さんもあきれている。


 「後詰部隊と交代しましょう。」


 ムールド氏はこうなったら順番で交代しながら戦闘しようと

 他のグループに話しかけたようだ。


 その辺抜かりないなムールド氏。


 剛志はどうやったら自分で倒せるかを優先する。

 ムールド氏はもっと包括的に考える。自分で倒す必要はないなら

 皆で倒す。

 タージマ家は集団戦のタージマと言われるだけあり、直ぐに

 ムールド案を採用。

 順繰りに攻撃し、後ろに下がって補給したり休んだり。


 夜になっても戦闘は続き、剛志達は睡眠中。


 朝になっても戦闘は続く。


 さらに援軍がやってきて撃ちまくる。

 この世界を覆うスモッグの存在がミゲーロに味方している。

 同士討ちが怖いので有視界戦闘しかできない。

 そうなると一度に戦える人数に限界ができてしまう。


 一方ミゲーロの方はドーラ砲ならどこに撃っても敵に当たる。

 完全に包囲しているからね。

 もっとも至近距離でドーラを撃つと自分にもダメージがいくのだが、

ミゲーロはそんなのお構いなし。

 動かなくなったら青く光って全快と来たもんだ。


 次々とやられた戦車が後ろに下がっていく。

 そして次々に修理されていく。

 そして再度戦場に戻る。


 最早一般的な戦闘のイメージとはかけ離れてしまった。


 戦車は主砲を撃って撃って撃ちまくり、的がでかいから滅多に

外れない。弾がなくなったり、稀にMG151やドーラにやられて後退。


 後方ではまるで修理工場の体をなしていて、がりがりごりごり

修理されている。

 タージマの凄さだな。ほとんどごみ屑同然の戦車でもどんどん修理

 というか最早新造と言っていいのでは?


 「剛志。」


 「何だいユーティリシア。」


 「こんな戦闘なら何時やってもいいね。」


 「そうだねえ。」


 後方に下がった俺達は風呂に入り、優雅に晩飯を食べ、

 ベッドで寝る。メイドさん付である。

 タージマの凄さが本当に感じられる。敵じゃなくて本当に良かった。

 後方部隊がマジ凄い。

 修理の能力、早さ。その人数。また補給部隊も速い物資が多い。

 物量が圧倒的。後方部隊の人数も圧倒的。

 これは勝てん。とうか敵に回したくない。味方でいたい。


 「今回の戦闘は勉強になりました。」


 等とムールド氏も言っている。

 後方部隊の重要性を感じたようだ。


 「ううむ後方部隊がこれほど重要だとは。」


 世界征服に向けて新しい事を知ったシナモン。


 「僕は知識として知ってはいましたが。」


 テニトンも実地で勉強できたようだ。


 「美味いっすねこれ。」

 「凄いなあタージマって。」


 他の連中。孝道やユシス等はそんな事を言っている。

 朝食のフレンチトーストを食べながら。


 「なんか悪い気すらするだよ。」


 エリオットはそんな事言っている。


 まあなあ。ミゲーロはちゃんと飯食ってるのか?


 戦闘しながら飯を食うのか。

 トイレはゆっくりはできんよな。

 つかタフだなミゲーロ。


 早朝からムールドチームも戦闘に参加。

 ガンガン撃ちまくり、下がって補給。

 無限と思われる程次々と弾が運ばれてくる。


 トーマスもアレクサンドルもマーシャも戦線に参加。


 「3か月ぐらいは戦えるぐらいは用意したつもりなんですがね。」


 とトーマスは言う。


 げえっ。タージマと持久戦とか無理だわ。

 湯水のように弾薬を使いまくり、それでも3か月は戦えると言う。

 どんだけだよ本当に。


 戦闘を終えて交代する事になりまた後方へ戻るムールドチーム。


 本日の昼食もそれぞれいろんなメニューを頼んで食べている。

 ぜいたく過ぎ。戦場じゃないよこんなの。


 さらに夜になり、朝になり。何と3日も戦ったのだが。

 P-1500の動きがだんだん悪くなってきた。

 だろうなあ。

 3日もひたすら戦闘漬け。これはきつい。しかも休む暇ない。

 ずっと敵に砲撃し、射撃し、車体を動かし続けていなければ

ならないし、やられてきたらアストラル・ギアを作動させて回復

させないといけない。


 ミゲーロだってタージマの凄さは良く分かっていたはずで、

 ゆえにアストラル・ギアで超回復するP-1500モンスターなんぞ

 作ってきたわけだが。


 何故初めからこいつを使わなかったのか。

 そこが奴の小物感を出す所。


 最初の戦闘でP-1500使ったら大量にやられていただろう。

 ドーラ砲は装填が滅茶苦茶遅い。80cmもある。80mmじゃなくて

 80cm、砲弾が残っているので写真で見た事があるが。

 人間より弾がでかいのだ。


 あんなん3発/時間というものになるわけだ。

 毎分ではない。毎時間3発。


 それをアストラル・ギアの能力で魔道戦車のスキル底上げし、

 毎分1発撃てるようになっている。


 そんなの初めから使ってればどれだけ脅威だったか。


 だが、奴はそれを隠した。

 通常戦力でも勝てるだろうと出し惜しみしたのだ。


 その結果がこれだ。

 象にたかる蟻の群れのごとく。しかも蟻は後方に下がって補給

したり休憩したりしてリフレッシュして帰ってくるときた。


 これは勝ち目が無い。

 ミゲーロは最初から全力で当たるべきだったのだ。

 獅子はウサギを狩るのにも全力を尽くすという。

 奴は最初から本気だすべきだったのだ。


 3日目の夜になると最早歴然。P-1500モンスターの動きは鈍り、

 次々と着弾され破壊され、どんどん回復してはいるが。

 トーマス軍は勢いづいて、俺達の出番で終わらせてやらーと

 叫ぶ奴多数。


 負傷者も多数いるし、死人だって出ている。

 だが、それでも戦意が衰えない。タージマ家の戦士達。


 トーマスが剛志達ムールドチームに戦闘参加させた理由は

ひょっとしてこれかも。と勘ぐってしまう。

 タージマの真の実力。強さを見せて、味方になった方が良いんじゃね

?と思わせるつもりなのかも。

 嫌、それは下種の勘繰りかな?


 ミゲーロが一流の戦士であった事は認める。トーマスより戦士として

は上なのかもしれない。

 4日目の朝まで奴は戦った。その戦意は認める。よく頑張った。


 だが、指揮官としてはトーマスより下だな。


 ついに奴は疲れがピークに達したのだろう。


 そこを見逃すトーマスではなかった。


 「・・・そろそろですかね。」


 と言うと、合図を送った。


 何をするのかと思えば。

 P-1500モンスターに特殊部隊の皆さんが取りついて中に入り込んで

 行くではないか。


 P-1500モンスターは無限に戦い続けられるのかもしれない。

 だが、中に入りこまれたらどうしようもない。

 奴はでかすぎるのだ。取りつかれた人間を振り落す事ができない。


 ほどなくP-1500モンスターは動きを止めた。


 わーわーともの凄い歓声があがる。


 P-1500モンスターの中から憔悴したミゲーロが連れ出された。


 「タージマ万歳。トーマス万歳。我らの勝利だ!」


 皆万歳連呼。

 寝ていた連中や食事中の奴らも後方からやってきて万歳万歳と

 唱和している。


 戦闘が終了したので経験値が入る。


 シナモンはついにギナ・ランガー級を卒業。

 マークⅩⅩⅩⅨを超えて、

 タイモス・ロンド級と言っている。

 何か見た目が提灯アンコウ見たい。

 でっかい口から強力な魔道砲が撃てるらしい。

 提灯部分はセンサーと言っている。

 あんなに目立ったら狙われない?と言ったら。

 内部にもセンサーはある。と言っていた。

 そろそろ進化も打ち止めじゃなあ。とシナモンは言っている。

 きっとまだマークⅡとかにいくのだろうな。


 ユーティリシア機も3段階進化。

 まずT-72BMに進化。

 T-72Bに大きなブロック型のERA(爆発反応装甲)を装備したもの。


 続けてオブイェークト219sp1

 sp1はまだ足回りのほとんどがT-64Aと同じである。


 最後にオブイェークト219sp2

 これがベースになってT-80戦車ができる。その試作車両。

 足回りも新規に設計され、ゴム縁付き鋳造製転輪。

 エンジンがGTD-1000Tガスタービンエンジン。

 アメリカ合衆国のM1エイブラムスを露骨に意識した作りで、

 M1エイブラムスを撃破する事が目標として作られている。

 主砲:51口径125mm滑腔砲2A46

 複合装甲装備。

 最高速度時速70Km。

 ただ、ガスタービンエンジンは整備に手間がかかり、稼働率は

あんまりよろしくないらしい。

 また、燃費が悪く高価になってしまった。


 次はエリオット機。


 こっちも進化激しく6段階。

 センチュリオンマーク3、Ⅳ、5/1、5/2、6/1、6/2まで進化。

 センチュリオンもまたバリエーションが多い。

 まだまだ続く。

 マーク3は当初マークⅢだったが。ローマ数字を途中から辞めた

そうだ。ま、どっちでも意味は変わらんので制式かそうじゃないかの

違いだけなんだが。

 最多生産型で、50口径77mm戦車砲を20ポンド砲に換装。

 新型FCSも搭載。

 マークⅣは試作のみ、榴弾砲を乗せたのだが。20ポンド砲で十分

 じゃね?と分かったので試作だけで終了。

 マーク5/1は機関銃をブローニングM1919A4に換装。追加装甲を

付けた。

 マーク5/2は主砲を51口径105mm戦車砲L7A1という傑作砲に換装。

 西側で売れまくったライフル砲だ。

 マーク6/1は射撃・操縦用のアクティブ赤外線暗視装置を追加。

 夜間戦闘能力が大幅アップ。

 マーク6/2は主砲照準用の12.7mm標定銃L21A1を新設した。

 標定銃とは主砲とほぼ同じ弾道を描く機銃を使って、曳光弾を撃ち、

 主砲の命中率を上げると言うもの。

 曳光弾が当たる所に主砲を撃てば砲弾が当たるというもの。

 同軸機銃がよく曳光弾を撃って主砲の命中率を上げるのに使われた

が、それをより専用に作ったものと考えると良い。

 同軸機銃は敵を薙ぎ払うのにも使うから、威力やらなんやらで、

 正確には主砲の弾道とは異なるのだが。

 こいつは主砲の狙いのための専用銃である。

 後にレーザー測距儀にとってかわられる。

 レーザー測距儀の方が曳光弾より遠くまで射程が届くためだ。

 曳光弾は途中で燃え尽きてしまうのでそれより遠くには狙えない。

 結果主砲の性能より有効射程距離が短くなってしまう。

 レーザーならそれはないというわけだ。


 剛志の剛丸だが。

 こっちもがんがん進化。何と10段階。

 P-1500モンスターとミゲーロの腕、そしてアストラル・ギアの存在。

 されには戦争イベントとその勝利によって経験値が跳ね上がった結果

凄い事になった訳だ。

 ユーティリシアもWWⅡ後戦車なのに3段階も上がった訳だし。

 経験値取得率UPも効いて最早なんと言ったらいいのか。

 インフレ?


 さて、じゃあ日本戦車かと言ったらそうしないのが剛志。

 次はレンドリース戦車シリーズに入る訳だ。


 レンドリースとはWWⅡにてアメリカ合衆国が制定したレンドリース法

の事であり、連合国各国に送られた物資は航空機、弾薬、食料、

車両、鉄道等多岐にわたる。

 以前言ったがソ連のT-34がなんであんなに多いのか。レンドリース

のせいである。

 ソ連は輸送を鉄道メインだったが。その鉄道のほとんどがアメリカ製

と来たもんだ。

 結果ソ連はその物資のほとんどを兵器生産に当てる事が出来た。

 さらに軽戦車も多くがアメリカ製。よって中、重戦車に集中できる。

 航空機も10%以上アメリカ製、トラックも沢山貰った。

 本来これは借用なので後で金を払わないといけないのだが。

 ソ連は後でぽっけないないした。ようは踏み倒した。


 さてレンドリース兵器第1弾は

 M3スチュアート。

 スチュアートというのは例によって制式名称ではない。

 英国軍が付けた愛称。

 アメリカ軍ではM3軽戦車が制式。

 アメリカとは異なる区分を英国はM3に与えていて、

 ガソリンエンジン搭載型がM3スチュアートⅠ。

 ディーゼルエンジン搭載型がM3スチュアートⅡ。

 M3A1のガソリンエンジン搭載型がスチュアートⅢ。

 ディーゼルエンジン搭載型がスチュアートⅣ。

 M3A3がスチュアートⅤとなる。

 ご存じの通り、当初の英国巡航戦車はカビタンナー、クルセイダーと

 欠陥品だらけで、そのためM3に対して北アフリカの現場では

 「ハニー」(すばらしいものと言う意味。)と呼んでいた。

 またビルマ戦線では英国軍は対日本戦でも使い、大活躍。

 アメリカ製の装甲は当時最高性能だから日本戦車の砲弾を弾き

まくった。

 ただし、緒戦に置いては兵力優勢な日本軍に押され、ラグーン撤退

という敗北を喫している。


 5段階M3を経た後はM5に入る。

 アメリカ軍の制式名称はM5軽戦車。

 英国軍はこいつをM3の派生と考えていたらしくこいつもスチュアート

と呼んでいる。

 英国軍の制式ではスチュアートⅥである。

 M4ではない理由はM4中戦車との混同を避けるため。

 M3中戦車とM3軽戦車が同時にある事で困った事があったのだろう。

 失敗したと思ったらすぐ直す。それがアメリカ軍の良い所。


 太平洋では日本軍相手に善戦したM5だが。ヨーロッパではドイツ相手

にするには一寸力不足で、M4に代わって行った。


 M5は無印とM5A1があるのだが。レンドリースシリーズでは、

 スチュアートⅥで統一されちゃっているのでここで終わり。


 次はM3グラント中戦車。

 M3リーじゃないのか?と思われる人もいるだろうが。

 M3リーはアメリカ軍が使用しているもの。

 英国仕様はグラントと呼んだ。

 そう実は砲塔がアメリカ製と英国製の違いがあって、厳密に言うと

 この2つは異なる戦車なのだ。

 英国での生産が追い付かなくなった時にはアメリカ仕様のリーを

 英国陸軍がそのまま使用したりしている。


 アメリカは、戦車砲の威力が37mmでは不足している事に気づき。

 後々の事を考えて余裕を持たせた75mm戦車砲を開発した。

 が、これを乗せる戦車がない。これを乗せる旋回式砲塔が新規開発

となったのだが。

 すでにドイツ軍は快進撃を続けている以上、一刻も早く戦車を戦場へ

送り込まなければならない。

 そこで砲塔を開発しつつ、車体は同じで限定旋回式に75mmを乗せた

戦車を開発した。それがM3中戦車。


 グラントⅠからグラントⅣまで進化した。

 グラントⅠはM3ガソリンエンジン搭載型。

 グラントⅡはM3A1ガソリンエンジン搭載型。

 グラントⅢはM3A2ガソリンエンジン搭載型。

 グラントⅣはM3ディーゼルエンジン搭載型。


 M3は主砲の威力は良いのだが、限定旋回式なので側面に周られると

弱い。また車高が高くて遠くから発見されやすい。

 ドイツ軍は直ぐに気付いて側面に周りこむようになったと言う。

 しかし、主砲の威力は当時のⅣ号戦車を撃破するのに十分。

 M4中戦車がでてくるまでの繋ぎを十分に果たした。


 なんと英国軍はアメリカ軍よりM3中戦車が好きだったが。その理由が

面白い。対戦車用の徹甲弾と対歩兵用の榴弾を同時に撃てるためだと

言う。


 車高の高さというとアメリカ戦車は他国と比べると大部分の戦車が

車高が高い。M3スチュアートも高いと言われていたし、M4だって低い

訳ではない。

 車高の高さよりも戦闘室の容量を大きくする事、生産性等を優先する

お国柄のようだ。


 スペックは以下。

 最高速度時速38.62Km

 主砲:37.5口径75mm戦車砲M3

 副砲:53.5口径37mm戦車砲M6

 最大装甲厚50.8mm


 グラントはもう少し続く。その後はシャーマンだ。


 取得スキルは以下。


 戦車がLv1からLv3に上昇。

 消火がLv4からLv6に上昇。

 ダメージ上昇がLv5からLv6に上昇。

 防御力上昇がLv4からLv5に上昇。

 掃射がLv5からLv6に上昇。

 脱出がLv4からLv5に上昇。

 冷却能力がLv4からLv5に上昇。

 修理がLv4からLv5に上昇。


 ユシス機が遂に最終進化を遂げた。


 超戦車P-1000ラーテである。

 P-1500モンスターばりのデカさ。

 重量は1000トンなのでかなり軽いって比較対象がおかしい。


 全長39m

 全幅14m

 全高11m

 デカい。とにかくデカい。

 最高速度時速40Km

 主砲:280mm54.5SKC/34戦車砲を連装。

 副武装:128mmKwK44 L/55戦車砲を1門。

     20mmFlak38対空砲を8門。

     15mmMG151/15機関砲を2門。

 最大装甲厚は360mm。

 乗員が20名とか40名とか言われている。


 因みにこいつは当然現実の地球では企画倒れなので、

 他にも色々な武装パターンがある。

 なにせ構想のみなので自由度が高い。妄想は無限だ。


 分類は重戦車ではなく陸上巡洋艦。Landkreuzerというドイツ語を

訳すとそうなる。


 「ユシスよう・・お前どうすんの?」


 「弾代、燃費が馬鹿にならないのでもう少し稼がないと。」


 「・・・まあなあ。」

アメリカ戦車とソ連戦車の対比も面白いですね。


 アメリカ戦車は基本的に車高が高いです。待ち伏せに向いてないですが。

ドクトリンを考えれば当然。対戦車戦考えてないんだから他の機能。

例えば生産性を優先するのは当たり前。

広い戦闘室でのびのび戦争するのがアメリカ戦車。


 それに対してソ連戦車は乗務員の事ちっとも考えてません。

回しにくい砲塔。見にくい視界。特に光学系は最悪といわれます。

 例えばある戦闘にてドイツ兵の記録によると、T-34が突っ込んできて

俺死んだと思ったら横をそのまま走り抜けて行ったという事実があります。

 色んな説があって、視界が悪くて見えてなかった説、弾が無かった説。

 ギアが入んなかった説、横に曲がれなかった説等。


 レンドリースでソ連に入ったM4の評価は「壊れない戦車」。

ソ連では戦車は勝手に壊れるものなんですね。まさにロシアンマジック。

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