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タンク・ワールド  作者: 米 三昧
42/65

第四十二話 タシュ戦車

毎度、拙作をお読みいただき誠にありがとうございます。

奴の戦車なににしようか悩み。結果遅れてしまいました。

前もって考えとけって話ですね。すみません。


2014/12/19 誤字修正

 翌日になり、剛志達は再びタージマのテント村?

 へやってきた。


 「皆さん。よく来てくださった。さ、どうぞ中へ。」

 アレクサンドルに案内されて1つのテントへ入っていくと、

 中には既に源さんが待っていた。


 「よう。」


 「流石源さん。速いですね。」


 「なんか寝付けなくてな。早く起きちまった。」


 源さんも何か不安を感じたのだろうか。


 「皆さんお集まりいただけましたので、対策会議を開催します。」


 アレクサンドルの合図で会議は始まった。


 まずはタージマ家からの報告から。


 ジャッカルの行方は不明。ジャッカルと共に?いなくなった人の

 行方も分からないという。

 これはハイドラ市付近にはいないな。


 「ジャッカルの元部下達への聞き込みは続けていますが。・・・」

 マーシャも残念そう。奴の足取りは全くつかめていないと言う事か。


 そこで剛志が提案した。

 「実は奴が行きそうなところを俺はいくつか考えてみた。

 昨日いった例の暗号を解いてみて、探した地点が5つ。

 ・・・だがそれぞれ遠いので、時間が掛かりすぎる。」


 剛志はポケットから殴り書きした紙を1枚取り出した。


 「それは・・・その地点を教えていただけますか?タージマで探し

 てみます。」


 「実は初めからそうしてもらうつもりだったり。」


 苦笑いを浮かべながら、剛志はアレクサンドルへ紙を渡す。


 「ほう・・・確かに全部探したら時間かかりますね。

 お任せください。タージマの総力を挙げて探します。」


 「いや、総力は困る。相手に気取られたら逃げられるかも。」


 「おおう、そうですね。分かりました。偵察部隊を出します。

 ジャッカルはタージマの特殊部隊の存在を知ってはいても。

 どんな連中で、どんなやり方をするかは知りません。上手くいくで

 しょう。」


 「だと、いいけどね。」


 「なんだ?坊主。何か懸念があるのか?」

 源さんが話しかけてくる。


 「ジャッカルの行動に推測はいろいろつくんだよ。でも確証が何にも

 無いんだよ。何か気分悪い。」


 「ははは、坊主は慎重だからな。・・・憶測、推測だけで作った

 予測は1つ間違えば全部間違いになる。全てパーだな。

 だから嫌な気分になるんだろう。だが今はその推測が必要だ。

 ジャッカルはなんで反乱した?・・・剛志。お前の推測は?」


 「・・・それこそわからないさ。だが奴がログレス大佐の妄執の虜

 になっているんではないかと思う。アストラル・ギアの影響を

 受けているんだろう。」


 「ジャッカルの意思ではないのか?」


 「そこが分からない所。ジャッカルはジャッカルのままなのか。

 それとも最早アストラル・ギアそのものなのか。

 ・・・まあアレクサンドルに渡したリストのどっかにはいるとは

 思うんだけど。確証はないよ。」


 「いや、今はどんな手がかりでもほしい。協力感謝する。」

 アレクサンドルは剛志に頭を下げた。

 しっかりとした礼儀のなっている人だと思う。


 「マーシャさんに聞きたい事があるんだけど。いいかな?」


 「はい?何でしょうか剛志さん。」


 「ジャッカルは貴方に告白した事とかあります?」


 「えっ・・・何でそれを?」

 マーシャさんは顔をちょっと赤らめた。


 「やっぱり、前回逃走した際にマーシャさんを人質にしたで

 しょう?あれ、なんでかって思ったらそれかなって。」

 剛志はそう言った。

 大体だな。美人の人質取っておいて何もしないなんて

 ・・・ゲフンゲフン。まあ惚れてるのかなとか思うわ。


 「そうなのか?マーシャ。」

 アレクサンドルがマーシャに尋ねた。


 「ええ、実は。でもちゃんとお断りいたしました。

 私には婚約者が居りますので。」


 おっと。初耳。


 「ジャッカルはマーシャさんに悪さをしなかったし。まあ本気

 だったんでしょうね。・・・しかし今回はマーシャさんを連れ

 出していない。ジャッカル本人の意思が飲み込まれつつあるのか

 もしれない。」


 「坊主。そうなると。・・・前と比べて強くなっていると思うか?」

 ちょっと深刻そうに源さんが言った。


 「源さん。俺は強くなってると思いますよ。まあ、ジャッカルの

 意思がどうなってるかは実の所はわからない。でも前よりは強く

 なっているでしょう。こっちもそれなりに用意しないと

 いけません。」


 「ふん。武者修行でもするか?」


 源さんがちょっとおどけて見せたので、

 会議室に笑いがこぼれた。


 「まあ、それはともかく。腕を上げておいた方がいいでしょうね。

 情報収集はタージマさんにお任せするとして。こっちも備えをして

 おかないとね。」


 皆神妙な顔をして頷いた。


 会議はそれでお開きとなり、剛志達はアレクサンドルに見送られて

 テントを出てハイドラ市へ向かった。


 「源さんちょっといいかい?」


 「なんだ坊主。」


 「さっき言わなかったが。タージマ内部にジャッカルを手引きした

 奴が絶対いいる。そうじゃなきゃアルフレッドを刺して逃走なんて

 絶対にできない。多分そいつは前回の逃走時にも手を貸してると

 思うよ。」


 「おいおい、なんでさっき言わなかったんだ?」


 「俺はタージマの内部に詳しくない。誰が敵で味方かわからない。

 源さんなら何とかできるだろ?」


 「ちょっと。そんな重荷をこっちにもってくんな。

 ・・・わかった。何とか調べてみるとしよう。やれやれ、最後に

 とんでもない置き土産をくれやがって。」


 「まあ、信頼してるからね。こっちはこっちでアストラル・ギア

 対策を練っておくよ。」


 「おう、そっちは期待してんぞ。」


 それから源さんとも別れてハイドラ市の宿まで戻った。


 「さてユーティリシア、クラさん。どうすっかね?」


 「どうするかって?」

 はてな?という表情のユーティリシア。


 「そうね。まずはムールド隊長が帰ってからでしょ。

 それまではそれこそ武者修行でもするしかないんじゃない?」


 クラさんは分かったようだ。

 今回の事件に対して誰をどのように出撃させるか。

 全員で行くのか。厳選するのか。

 この問題に対して彼女の意見は、

 ムールドチーム全体で考えるべきだと言う事か。


 「そうだな。だが本隊が帰ってくるのは明日か明後日辺りだろ。

 それまで何するかなあ。」


 「それこそ皆に聞けばいいわ。新人達も集めましょう。

 新人教育って任務もあるのよ?」


 「成程。そうでした。」


 とは言ったものの。

 暗号解読も全部終わった訳じゃないし。

 そんなに遠出もできない。

 現状狩りしかないわけだ。


 よし、囮を使ってがっつりと稼ぐかね。


 「中島あ!」


 「イエスサー。」


 素直に返事する中島。うーん最近従順だな。何故だ?


 「・・・あんだけしごいといて何言ってるんだろうねこの人は。」


 「ん?ユシス何か言ったか?」


 「何も言っておりませんサー。」


 「???。ま、いいや。中島よ。喜べ、お前にも魔道戦車を与え

 ようと思う。」


 「・・・え?まじですか。やったー。」

 喜びを隠せない中島。

 周りの新人達もよかったなと祝福している。


 「今回の遠征は実は真っ黒黒字だ。その金で買う。源さんの戦車屋

 へ行くから付いてこい。他の者も付いてこい。その後、集団での

 狩りを行う。」


 おー。と声が上がる。


--- 3時間後昼過ぎのマテロ町の源さんの戦車屋 ---


 「つーわけでさっきの今ですが源さんちーっす。」


 「おう、戦車買うって?良かったな新人。」


 「ういーっす。よろしくお願いしまーす。」


 若干緊張気味の中島。


 「さて、どれにする?」


 「なんかお勧めはあります?」


 「うーん。実の所お前ら漂流民用戦車集めたの俺なんだよね。

 ま、残り物には福がある・・・といいな。」


 「なんじゃそりゃあ。まあでも改造型のいいのならありそう。

 探すぞ中島。」


 「うぃーっす。」


 結局中島はM3ブラッドレー騎兵戦闘車にした。


 まあ、はっきり言って強い戦車もうないし。

 進化型も無いし。

 となると改造型でそこそこいけてるやつとなるんだが。

 まあこいつかなと。

 厳密に言えばこいつは戦車じゃないけどね。


 因みにM2ブラッドレー歩兵戦闘車は同じものです。

 ええ、元は全く同じものです。

 機甲部隊所属か機械化歩兵部隊所属かの違いです。


 ただ所属部隊が違うと使いかたが違うため

 若干の変化がでます。

 ガン・ポートというまあ車内から外を撃てる銃眼があるんですが。

 M3はそれがふさがれてます。ガン・ポートに付いていた

 ペリ・スコープも廃止されています。

 理由:装甲強化したらガン・ポートじゃまだから廃止ね。

 M3は機甲師団所属なので軽戦車的使い方。

 兵員輸送が目的じゃないので偵察員2名と車長、砲手、操縦手の

 5名が乗員。

 M2は車長、砲手、操縦手の他完全装備の1個分隊(6名)の歩兵を収容

 できるようになっています。

 M3は兵員輸送しないので、空いたスペースには各種弾薬類や、

 偵察・連絡用のオフロード・バイク等を収めているそうです。


 第2次世界大戦でアメリカ第1軍司令官を務めたオゥマール・

 ブラッドレー将軍からブラッドレーの名をいただいた戦闘車で、

 この歩兵戦闘車というのはアメリカが1965年から新たなカテゴリ

 として採用したもので、ベトナム戦争でのソ連BMP歩兵戦闘車の

 有用性に気づき、新規開発して採用となったものです。



 戦略ゲームじゃないけれど、戦争は結局最後に歩兵が敵地を占領

 しないと勝利にならない。歩兵を安全に前線に運ぶ・・・何か矛盾

 した表現ですが。

 そのために兵員輸送車を装甲車にする案はWWⅠからありましたが。

 その輸送車に高機動力と火力を持たせたものが歩兵戦闘車。


 アルミ合金の溶接構造で、水上浮航能力ももつ水陸両用。


 主砲:25mm機関砲M242

 副武装: 7.62mm機関銃M240×1、TOW対戦車ミサイル連装発射機×1。

 最高速度時速65.98Km (浮航時時速7.24Km)


 M2/M3ブラッドレーはその後も改良が続けられていて。

 今後の改造発展が見込めるのでこれがいいかなと。


 さて、中島の戦車も選んだ事だし早速狩りへ向かうとしよう。


 部隊の中で脚の速いやつら、スコーピオンの小此木、

 TAMのリーン、TH301のアネッタに囮をさせ、他のメンバーは

 伏撃するため隠れて待つ。


 囮のやり方?例の罠。超音波トラップを車体にくっつけて、

 一定のルートを移動してもらう。もちろん終着点は伏撃地点。


 普通の超音波トラップでは、超音波発生器に気づかない機械系魔物

 がでてきてしまう。そこで広域にわたって敵を引き付け。

 一か所におびき寄せて殺る。


 この作戦においては、囮役の腕がまあデカいな。

 付かず離れずをキープできないと一網打尽とは行かない。

 結果危険になる。


 まあ、初めから全て上手くいくとは思っちゃいない。

 尻拭いはするさ。


 号令一発。3両の戦車がスタートする。

 因みに作戦は命を大事に。

 失敗しても次があるんだから。危ないと思ったら全力で逃げろ。

 超音波トラップを外しても構わないと言ってある。


--- 30分後 ---


 伏撃地点に敵が近づいてきた。

 ・・・大量大量。地平線の端から端まで機械系の魔物で埋まって

 いる。


 「壮観だなあ。」

 「そうねえ。」

 剛志とクラさんの会話。


 「まだ?まだ?」

 こっちはユーティリシア。わくわくという効果音が出そう。


 「お前ら指示があるまで撃つなよ。」

 ユシスが他の3人(シナモン、テニトン、中島大輝)

 に指示を出す。

 神妙に頷く3人。いや咽頭マイクで拾えるけど。


 「声を出して返事するように。」

 「すみません。」

 「イエスサー。」

 「了解です。」


 ユーティリシア配下の3人(残りは囮部隊。)

 にも一斉射撃する旨指示を出す。


 「さあ、狩りのお時間です。」


--- さらに30分後 ---


 「大漁ー大漁ー。」

 「ふう、こんなもんかしら。」

 「中島、ドラゴンワゴン引いてこい。」

 「トラップ止めろ。もういいぞ。」


 いやあ、ほくほく。大漁旗でも立てたろうか。

 もうかりまっか?うはうはでんな。


 さて車両の進化ですが。


 ユシス機は進化せず。経験値がまだ足りないらしい。

 かなり次の進化には時間が掛かると思われる。


 シナモン機は例のギナ・ランガーがⅩⅤまで進化。

 2段階進化。

 色が白くなってきた。冬季迷彩?と聞いたら違うそうだ。

 わからん。


 ユーティリシア機も2段階進化。


 まずはT-64AMに進化。

 発煙弾発射機902B「トゥーチャ」(黒雲)が砲塔前面に装備され、

 1979年以降に追加され始めた鋼メッシュ入り強化ゴム製の

 サイドスカートも標準化され、さらに出力1,000hpの

 6TD 水平対向6気筒液冷ターボチャージド・ディーゼル・エンジン

 を搭載した。


 続けてT-64B戦車(オブイェークト447A)に進化。


 T-64戦車は先進的機能を取り入れたハイテク戦車だったが。

 整備しづらく、使い辛い。現場の評判は悪かった。

 また、高コストというのも問題だった。

 以前述べたがソ連戦車は数が多い。高いと更新に時間が掛かる。

 よって、T-64の設計をしていたハリコフ機械製造設計局

 (元第60設計局)

 のライバルである第520設計局に新型戦車の開発依頼をソ連機甲局は

 行った。

 これに危機感を抱いたハリコフ機械製造設計局はT-64をさらに

 改造して、強力な戦車にしようと試みた。


 T-64A戦車に無線式半自動誘導対戦車ミサイル9M112「コーブラ」

 (コブラ)を搭載する事にした。

 これにより有効射程距離が4000mまで伸びる。

 「コーブラ」対戦車誘導ミサイルの導入に伴い、レーザー測遠機等

 からのデータもリンクした弾道コンピューターをも組み込んだ

 総合FCS 1A33 を導入。

 また、このコーブラは限定的ながら対戦車ヘリに対する対空兵器と

 しても利用可能であった。

 コーブラの有効射程距離は100mから4000m。

 それまでの125mm戦車砲の場合。有効射程距離が2250m程度。

 倍近く伸びたことになる。

 その他にも、個別車両用航法装置GPK-59も装備された。

 装甲の厚さもまして重量が若干増加した。

 盛り込まれた機能と性能面でいうなら出現した1976年当時、

 世界最強のMBTといっても良いものだった。


 だが、ここがどうもソ連の限界点だったのではという論評もある。

 WWⅡ後も戦時体制のまま軍事偏重できた経済は限界点を迎えて

 いた。


 ソ連の戦車の弱点その3は上記の砲の能力をみると分かる。

 125mm砲の有効射程距離が2250mしかない。

 西側諸国の105mmライフルより短い。120mm滑腔砲とは比べ物に

 ならない。

 砲の精度が低い理由は工業力にある。

 設計力は高く。先進的だが。それを実現する技術力が無い。

 ロシアンマジックという言葉をご存知か?

 ロシア製のラジオは2階から地面へ投げても壊れず動く。

 しかし、何もしなくてもある日突然動かなくなるという。

 T-34の凄さはこのいい意味での大胆さ。悪く言えば大雑把な

 ロシア人の性格を熟知していて、製品にかなりの誤差があっても

 問題なく動くという設計にある。

 しかし、ハイテクになればなるほど細かい技術力。繊細さが

 求められるようになる。そうなると・・・苦手分野になってしまう。


 工業力不足による機械的信頼性の低さがソ連戦車の弱点3。

 M4シャーマンがWWⅡ時レンドリースでソ連に入ってきた時。

 ソ連兵の評価は「壊れない戦車」である。

 つまりソ連の戦車は普通に動かしている最中に壊れるのである。


 砲の有効射程が短い理由はもう一つあるのだが。

 それはまた別の機会に。


 剛志の剛丸はじゃじゃーんと4段階進化。


 まずは、40/43MズリーニィⅡ突撃砲に進化。

 最高速度時速43Km

 最大装甲厚75mm

 主砲:20口径105mm榴弾砲40/43M

 主砲を榴弾砲に変更した。

 因みにスリーニィⅡの方が実はスリーニィⅠより先に開発生産

 されていたりする。

 混乱を招くかなあと思っていⅠからⅡの順序にしたが。

 本来はⅡからⅠに進化するのが正しかったりする。

 榴弾砲は歩兵の援護としては最高だが。貫徹力が低く。

 T-34に対抗できなかったようだ。

 そこで対戦車砲を積んだものがスリーニィⅠとして・・・

 何故だ。何故Ⅰが後なんだ。


 続けて43MトゥラーンⅢ重戦車タイプⅠに進化。

 まあ例によって重戦車といっても中戦車並みの重量。23.3トン。

 主砲:43口径75mm戦車砲43M-75/43

 最大装甲厚90mm

 最高速度時速40Km

 エンジンを変えずに装甲増やしたので機動力が下がっている。

 しかし、完成していればIV号中戦車長砲身型に匹敵する車両だった

 が。量産には至らず・・・残念。


 そして43MトゥラーンⅢ重戦車タイプⅡに進化。

 こっちは小型化により重量は若干軽くなったにも関わらず。

 装甲が最大95mmになっている。


 この小型化により強力化する事が戦車ではよくある。

 IS戦車がそうで、ドイツのティーガーより軽いのに装甲が厚く。

 攻撃力も高く。機動力もある程度備える。


 現代でも同じ事をした例がある。90式戦車と10式戦車だ。

 10式戦車は90より軽い。しかし、サイズを見れば一目瞭然。

 10式の方がぎっしり詰まっている事が分かる。

 体積に対して重量が大きいのだ。

 これにより単純に同じ装甲を使っているとしても90式より10式の方が

 防御力があるんだろうな。と想像がつく。


 ただし、小型化にはデメリットもある。

 1例として、小さいと居住空間が狭くなる。

 旧ソ連の戦車兵には身長制限があったとか言われるぐらいだ。


 さらに44Mタシュ重戦車(試作車)へ進化。


 こいつもハンガリー製幻の戦車。

 マンフレート社が開発していたのだが。完成前にアメリカ軍の空爆

 によって破壊されてしまった。

 避弾経始に優れた120mmの装甲。

 ヴァイス・マンフレート製V-8Hエンジンを2基搭載して機動力を

 確保。

 主砲:43口径75mm戦車砲43M-75/43

 量産車ではドイツ製7.5cm KwK 42を搭載予定だった。

 (パンターの主砲と同じ。)

 最高速度時速45Km


 取得スキル。

 自動消火Lv3からLv4に上昇。

 消火Lv3からLv4に上昇。

 火炎耐性Lv2からLv3に上昇。

 爆風Lv3からLv4に上昇。


 宿に戻ると、女将さんから連絡があった。

 ムールド隊が明日帰ってくるそうだ。


 明日の事を考えつつも。

 剛志は自室に戻って暗号解読に励むのだった。

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